延原謙のレビュー一覧

  • 緋色の研究

    Posted by ブクログ

    昔読んだ時はピンと来なかったのだが、イギリスに暮らす今では街の地理的な距離感や雰囲気も何となくわかるし、臨場感のある物語として楽しめた。

    これからホームズのシリーズを読んでいきたいと思うが、その過程で本作-緋色の研究に対する感想も変わるのかもしれないなと思う。

    0
    2024年09月06日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    タイトルにも書きましたが今作『恐怖の谷』はシャーロック・ホームズシリーズの中で私が最も好きな作品です。

    この本の巻末解説に「一般にはドイルの代表作と見なされている『バスカヴィル家の犬』よりも、この作のほうに愛着をもつ評者もあるらしいのである」と書かれていましたが、まさに私もその一人です。

    たしかに知名度や人気では『バスカヴィル家の犬』の方が上でしょう。かく言う私も『恐怖の谷』を読むまではホームズといえば『バスカヴィル』と思っていました。

    ですが『恐怖の谷』を読んでからはすっかりこの作品の面白さに夢中になってしまい、それこそ何度も何度も読み返しています。

    0
    2024年08月22日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    今から100年以上も前に書かれた『バスカヴィル家の犬』ですが、この作品は今なお多くのファンに愛され続け、ホームズの長編小説において最も高く評価されている作品でもあります。

    まず、そもそも本のタイトルがいいですよね。『バスカヴィル家の犬』という何ともミステリアスでキャッチーなフレーズ。

    そして話の冒頭から謎が謎を呼び、ホームズですら苦戦する厳しい展開。敵はあのホームズを煙に巻くほどの相当な手練れです。

    また、物語の舞台もこれまた秀逸です。いかにも何か起きそうな不気味な空間。自然環境と人為が絡み合った恐ろしい舞台装置は読者を常にハラハラさせます。

    これは読んで間違いなしの名作です。

    0
    2024年08月22日
  • 緋色の研究

    Posted by ブクログ

    ミステリーの古典。小学生の頃読んだなりだったので、再読です。すっかり内容は忘れてた。
    アメリカの話は、謎解きの部分としてしか描かれてないけど、砂漠で生き残った父娘がその後何を思って暮らしてきたか、娘のことをどれだけ大切に思ってるかなどを勝手に想像して読んでしまった。面白かったです。
    並行して高殿円さんのシャーリーホームズを読んでいたので、どんなパロディになってるかもすごくよく分かり、お得に楽しめました。

    0
    2024年08月20日
  • シャーロック・ホームズの思い出

    Posted by ブクログ

    長編には書いてなかったモリアティ教授との対決はこの短編集に載っている。ホームズ兄も登場するし解説も好き

    0
    2024年07月16日
  • シャーロック・ホームズの叡智

    Posted by ブクログ

    終わってしまうのが寂しい
    もうワトソン博士やホームズに会えないのが寂しい
    シリーズ全てが面白く好きだった
    海外推理小説を知れて良かった
    外典もあるようだが、コナン作でシャーロックホームズシリーズは終わりにしようと思う

    0
    2024年05月29日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

    Posted by ブクログ

    白画の兵士では、ホームズが語り手として書かれており、より興味を引いたサプライズだった
    覆面の下宿人のラスト好き

    遂に、次の『シャーロックホームズの叡智』でシリーズ作を読み終わってしまう
    コナン作の他作を読むのか、何を読んだらいいのか、、、

    0
    2024年05月22日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    良き
    第二部の終盤は、次々と展開が早く特に面白かった
    恐怖の谷や人物、街並みが頭の中でイメージできた
    次作も楽しみ

    0
    2024年05月11日
  • シャーロック・ホームズの帰還

    Posted by ブクログ

    『アベ農園』が1番よかった
    『第二の汚点』にもあるように、法的正義と道徳的正義の天秤にかけるホームズの考えが良かった

    0
    2024年05月08日
  • シャーロック・ホームズの思い出

    Posted by ブクログ

    小学生の頃に読んだ「黄色い顔」。当時は、当時の時代背景・差別などを理解できず、あまりにも単純なオチでシャーロックホームズ離れになってしまった。シャーロックホームズはオチや犯人は単純ではあるが、推理の過程や状況の説明の上手さ。ようやく理解できるようになってきた。
    「最後の事件」は、唐突感はあるが、シャーロックホームズらしい作品のひとつ。

    0
    2024年04月03日
  • シャーロック・ホームズの冒険

    Posted by ブクログ

    ミステリーにハマったきっかけ。
    誰もが知る名探偵シャーロック・ホームズはやっぱり面白い。有名な短編も含まれていて初めて手に取る方にもおすすめ◎

    0
    2024年03月23日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    久々に面白い長編でした!
    第二部でまさかの展開!
    驚いたし意外だったしそしてするすると読めた!
    それよりも怖いモリアーティ教授はどんだけ恐ろしいんでしょう
    対峙しているホームズもすごい人なんだろうなと思いました

    0
    2024年03月14日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

     ホームズ最後の長編。『緋色の研究』のように二部構成なので、後半はホームズを読んでいることを忘れてしまう。第一部はDNA鑑定が確立していない時代であることを忘れていたので、純粋に驚いてしまった。続く二部で登場する法も秩序もない犯罪者集団が蔓延る町は、今でこそ現実味がないものの当時はエンタメとして面白かったのかなと思いきや、実際に存在した秘密結社をモデルにしているらしいと知りびっくり。結末は些か残念。教授の魔の手が迫っていることはわかっていたので、彼を匿い命を救う手立ては他にあったように思う。

    0
    2024年02月07日
  • シャーロック・ホームズの思い出

    Posted by ブクログ

    どんなことになろうとも、不安な疑惑よりも事実の方がましです。

    再読というのもあるが、展開がなんとなくパターン化している印象。とはいえ面白いのはホームズらの人物像に魅力があることと、短編ゆえのライトな設定とテンポのよさ。後は少し古いロンドンの描写。白銀号事件や入院患者が好み。マスグレーブや海軍条約文書事件はザホームズ

    0
    2024年01月08日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「シャーロック・ホームズ」シリーズ第四短編集。『瀕死の探偵』『最後の挨拶』が特に印象深い。どちらもシャーロック・ホームズの演技に騙された。また、『悪魔の足』では、ホームズの化学者としての一面がより顕著で、トリックが解明されたときのカタルシスが大きかった。

    0
    2023年11月13日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

    Posted by ブクログ

    「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の短編集。「シャーロック・ホームズ」シリーズは推理だけでなく、冒険小説の要素もある。『マザリンの宝石』は、シャーロック・ホームズが巧みなトリックを用いて犯人を捕まえる。推理力だけでなく、犯人を騙す演技力も光った。

    0
    2023年11月13日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかく沼地の陰鬱とした感じと、村人から恐れられる魔犬の存在が恐ろしげな雰囲気を醸し出していて良い。
    ホームズの犯人を追い詰めるやり方は奇抜だし、凄いとは思うけど、結構運に助けられてる所もあるのでヒヤヒヤさせられる。

    0
    2023年07月27日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長編四作のなかで唯一の二部構成ではない作品。
    ホームズの登場の仕方がある程度読めてしまったけれど、いつワトスンは気づくのだろう?とソワソワしながら読む楽しさがありました。ワトスンが振り回されてて不憫な気もするけれど本人はムッとしながらも許してるのでいいことに。
    意外と魔の犬がちゃんと登場するのが終盤。
    最後盛りに盛り上がって終結があっという間。伏線もスッキリしたので面白かったです。

    0
    2023年05月15日
  • シャーロック・ホームズの思い出

    Posted by ブクログ

    ワトスン先生の気持ちを思えば思うほどに切ない。シャーロックシリーズの見どころの部分でもある。ベネディクトカンバーバッチのドラマシリーズを観た後なのもよかった。時系列がとんでる?他のシリーズも読んで穴埋めしたい。後半分!

    0
    2023年04月09日
  • シャーロック・ホームズの叡智

    Posted by ブクログ

    のどかな片田舎を想像しながら。
    ワトソンの身軽さが羨ましい。再読でも結末を覚えていないことも多いが、次はもう覚えてしまっているかも知れない。でも頭に浮かぶ風景や、軽妙かつ回りくどい会話を含めた世界観に浸りたくてまた読むと思う。
    恐怖の谷などの長編を再読するよりは、こうした短編を再読してしまうと思う。

    0
    2023年02月19日