延原謙のレビュー一覧
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(再読)
ホームズシリーズ正典。ホームズからワトスンへの迷言「都合が良かったら早く来い、悪くても来い。S.H.」や、通常はワトスンが記録するところ、諸事情によりホームズ自身が記録せざるを得なかった物語が楽しめます。面白い!
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ホームズが語り手だったり、探偵業を隠退していたり、ワトスン君による記録を非難したかと思えば、逆に彼の不在を嘆いたり。彼の新しい一面を沢山発見できる魅力的な短編集。
『3人ガリデブ』でワトソン君を撃った犯人にブチギレるホームズが最高なので、是非見てください。
登場人物たちが「貴方があのホームズさんですか!?もちろん存じております!お話、読んでますので!」と表明するシーンが大好きです。 -
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「ホームズ」の名前は、子どもの頃の夏休みに祖父の家で見たアニメ「名探偵ホームズ」で知りました。犬の姿をしたホームズたちが協力して事件を解決する話……だったかな?昔のことで記憶があやふやですが、可愛くて格好いい彼らの活躍が大好きでした。
小説はこの作品から。短編集なので読みやすい!
同じ話でも翻訳次第で作品のイメージは変わるので、最初にどの訳で読むかはとても大事だと思っています。古風な文体も、慣れれば趣きと味があって、口語的な翻訳からは得られない良さがあります。一生推せる、一生狂える、大好きなシリーズです。
ホームズシリーズで特に好きなのは、ホームズが事件を「完全」には解決しないところ。
あの「名探偵」ホームズですら、時には犯人に逃げられることも、相談者を救えないこともある。麻薬を嗜んだり、ワトスン君と違法行為に手を染めたり、他の大きな目的のため犯人側に忖度したりすることさえある。登場人物たちも事件のために用意された数合わせではなく、個性豊かで本当に存在しているかのよう。
魅力的な人物たちと、最後までどうなるかわからないストーリーの面白さ。何度読んでも最高です。 -
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ネタバレ・白銀号事件
犯人がまさかの馬。原因は殺された本人なので仕方がない。
白銀号を保護してた調教師を大目に見てあげるホームズ好き。
・黄色い顔
珍しいホームズの失敗談。
自信満々に事件を解決したかと思いきや真相は違っていて夜寝る前に反省してるの可愛い。
ワトソンが『ノーバリ』とホームズに囁く時はあるのだろうか。
・株式仲買店員
なんか赤毛組合と似た系統。
・グロリア・スコット号
ホームズが大学在籍中に手掛けた最初の事件。探偵を職業とするきっかけになった物語ともありなんだか特別感あって良き。
足を犬に噛まれるホームズの絵が気になる。
お父さんの告白の手紙堅苦しすぎて分かりにくかった。
・マスグレーヴ家の儀式
これもまた初期の事件。
ホームズとおなじ大学で学んでいたレジナルドが持ってきた。
・背の曲がった男
ダビデとデヴィッドまでは流石に予測できない。
・入院患者
捕まらなかった犯人たち難波しがち。
・ギリシャ語通訳
ついにシャーロック・ホームズの兄であるマイクロフトが登場。ホームズより観察眼が凄いってやばい。
案の定捕まって死にかけた通訳さん可哀想。
・海軍条約文書事件
・最後の事件
ついにジェームズ・モリアーティの名が。
ライヘンバッハの滝からの死。まぁファンの声があってここから復活するのだけれどコナン・ドイルの思い切りが凄い。 -
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タイトルにも書きましたが今作『恐怖の谷』はシャーロック・ホームズシリーズの中で私が最も好きな作品です。
この本の巻末解説に「一般にはドイルの代表作と見なされている『バスカヴィル家の犬』よりも、この作のほうに愛着をもつ評者もあるらしいのである」と書かれていましたが、まさに私もその一人です。
たしかに知名度や人気では『バスカヴィル家の犬』の方が上でしょう。かく言う私も『恐怖の谷』を読むまではホームズといえば『バスカヴィル』と思っていました。
ですが『恐怖の谷』を読んでからはすっかりこの作品の面白さに夢中になってしまい、それこそ何度も何度も読み返しています。 -
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今から100年以上も前に書かれた『バスカヴィル家の犬』ですが、この作品は今なお多くのファンに愛され続け、ホームズの長編小説において最も高く評価されている作品でもあります。
まず、そもそも本のタイトルがいいですよね。『バスカヴィル家の犬』という何ともミステリアスでキャッチーなフレーズ。
そして話の冒頭から謎が謎を呼び、ホームズですら苦戦する厳しい展開。敵はあのホームズを煙に巻くほどの相当な手練れです。
また、物語の舞台もこれまた秀逸です。いかにも何か起きそうな不気味な空間。自然環境と人為が絡み合った恐ろしい舞台装置は読者を常にハラハラさせます。
これは読んで間違いなしの名作です。