シャーロック・ホームズの事件簿

シャーロック・ホームズの事件簿

693円 (税込)

3pt

端正で知的な顔の背後に地獄の残忍性を忍ばせた恐るべき犯罪貴族グルーナー男爵との対決を描く「高名な依頼人」。等身大の精巧な人形を用いて犯人の心理を攪乱させ、みごと、盗まれた王冠ダイヤを取戻す「マザリンの宝石」。収集狂の孤独な老人がその風変りな姓ゆえに巻込まれた奇妙な遺産相続事件のからくりを解く「三人ガリデブ」。ますます円熟した筆で描く最後の短編集である。

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シャーロック・ホームズの事件簿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月13日

    「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の短編集。「シャーロック・ホームズ」シリーズは推理だけでなく、冒険小説の要素もある。『マザリンの宝石』は、シャーロック・ホームズが巧みなトリックを用いて犯人を捕まえる。推理力だけでなく、犯人を騙す演技力も光った。

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    Posted by ブクログ 2022年10月31日

    新潮文庫の編纂したシャーロックホームズシリーズの、最後から2冊目にあたる。
    これまではワトスン博士の視点で描かれていたが、本作はホームズや第三者視点で描かれて事件があり、風変わりで面白く感じた。
    また、過去の事件と似たトリックの事件が描かれているが、トリックの被りが面白くないという訳ではなく、むしろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月06日

    危険を分かち合うのは初めてじゃないぜ。これが最後だなんてことにはならないように祈るがね。
    ソア橋 ホームズと依頼人の最初の掛け合いがおしゃれ

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    Posted by ブクログ 2021年04月19日

    これまでのシリーズは「ワトソンが書いた」という体裁で書かれていましたが、この『事件簿』にはシャーロック・ホームズ自身が記録した事件が2つありました(「白面の騎士」「ライオンのたてがみ」)。推理を組みたてていくシャーロック・ホームズの考えそのものが読めるのでオススメです。
    また、『事件簿』では明確な殺...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月07日

    今更ながらにホームズを読破してみようと思い立って「緋色の研究」から読み始めたのだが、ついに読み終えてしまった。
    舞台はもう1900年代。電話が登場しているし、ロンドンの雰囲気は「緋色の研究」の頃から比べてだいぶ変わった。ホームズも隠退してしまうし。でも彼の頭脳は衰えを見せず、まるで年をとったという感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月16日

    この本を読んで驚いたのは、ワトソンの語り口ではなく、ホームズが書いたものが2点、第3者の視点で書かれたものが1点あるということ。正直、どちらもしっくりこない。ワトソンがいかに名著述者かということがわかる。
    この作品では、最初は、なんだそれは?というような奇妙な話が最後はまあ科学的に説明されて落ちると...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

     読みたかった短編(『ソア橋』『サセックスの吸血鬼』)が収録されている本書。この2篇はもちろん、『這う男』や『ライオンのたてがみ』が面白かった。ポーの某作品のように、現代のミステリー小説の感覚でいると騙されてしまう。怖いなぁ、こんなのいるんだ。ホームズが語り手となる珍しい短編もあるが、少し物足りない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月15日

    高明な依頼人
    白面の兵士
    マザリンの宝石
    三破風館
    サセックスの吸血鬼
    三人ガリデブ
    ソア橋
    這う男
    ライオンのたてがみ
    覆面の下宿人

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    Posted by ブクログ 2020年06月24日

    初めてシャーロックホームズを読みましたが、短編集になっており読みやすかったです。
    物語の前半で概要説明や伏線を張り、後半で一気に回収するため、最後までドキドキしながら読み進められました。

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    Posted by ブクログ 2020年05月03日

    Macでマザリンと打ち込むと「マザリンの宝石」が変換候補に出るくらいシャーロック・ホームズシリーズは欧米人にとっては身近な物語なんだな〜。犯人から宝石を取り上げるシーンは、喜劇のようだった。「ライオンのたてがみ」は、一線から退いたホームズの、隠退先での事件である。そろそろホームズを引退させてあげて…...続きを読む

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