延原謙のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「緋色の研究」コナン•ドイル
A study in scarlet 1887
第一部はワトソンの回想。
描かれるのは、ホームズとの出会いと共同生活、そして連続殺人事件。ホームズ•シリーズの短編と変わらない。
第二部は過去の因縁。
アメリカ、ユタ州のモルモンにまつわる物語。
モルモンは、一夫多妻制で犯罪に関与するカルトとして、オウム真理教の如くに扱われている。
描かれるのは、モルモン教の創設者の一人であるブリガム•ヤング(1801-1877)に率いられたモルモン開拓団に救われた親子のストーリー。
本書を初めて読んだ小学生時代、第二部の歴史因縁話に惹かれた。
それから20年後、モルモンの首都ソ -
Posted by ブクログ
「恐怖の谷」コナン•ドイル
The valley of fear 1914-15
内容と構成から言って、「緋色の研究」に引き続いて書かれたと思っていたが、そうではなかった。
ホームズがデビューする「緋色の研究」が書かれたのは1887年。
「恐怖の谷」はそれから4半世紀後、第一次世界大戦の直前に書かれている。
思い込みは恐ろしい。
ホームズのヒット(「冒険」)は1892年。
早くも1893年にはドイルはホームズを殺してしまう。
ドイルは気の短い「殺人者」だ。
母親がドイルを「人非人!」と非難したのも尤もだ。
1901年に久々に「バスカヴィル家の犬」でホームズを登場させ、ようやく1903年に -
Posted by ブクログ
ホームズ長編2作目。
……なのですが、約200ページと薄い本のわりに、かなり読むのに時間がかかってしまいました。仕事が繁忙期なのもあるのですが、回想が……長い!笑
本来は手が止まらなくなる推理小説の終盤のはずなのに、何度も寝落ちしかけました。。
しかし今作の目玉はなんといっても、ワトスン君の結婚ではないでしょうか!
登場2作目にして伴侶を見つけるとは、どこぞのヘイスティングスと同じ。ワトスン君が惚れるのはいいのですが、モースタン嬢もそれでいいのか?!と思わずツッコんでしまいました笑
それから、時代がくだった作品によく出てくる”未開の現地人の毒矢”が出てきて謎に感動。しかしこれは読者は推理でき -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺人を手助けしてまで財宝を手にした一方で、自分たちを出し抜いた相手は殺したいほど恨みを持ち、だけど子供にまでは手を出すつもりはない。
そして署名をした4人の仲間には律儀さがあり、犯人には犯人の正義があるのかなと思いました。
1作目はホームズの変人さが際立ってましたか、この2作目はシリーズを読む前に抱いていたホームズのイメージで博識さや多才さが散りばめられていて、今後のシリーズに期待が膨らみました。
モースタン嬢の落ち着いた感じとさりげない有能さも良かったです。
しかし4日でプロポーズは早すぎる!
コカインについては豆知識的なもので薄らとした記憶だったのでちょっと衝撃がありました。当時の日常なの -
Posted by ブクログ
『シャーロック・ホームズの冒険』に続き、記念すべきデビュー作を。
正直、第二部が始まった時点で「え、今までの事件はこれで終わり??」と混乱したのですが、見知った人名が出てきて納得。ただ、動機としてここまでの肉付けが必要なのか、と疑問に感じてしまいました。
また、『緋色の研究』というタイトルから血まみれの事件を想起してしまったのですが、この意味については63ページに(さらっと読み飛ばした自分へのメモ)。
「あのホームズシリーズの一作目!」と期待しすぎると肩透かしをくらう方もいるかもしれませんが、やはりホームズとワトスンの出会いを知ることができる点で一読の価値アリと感じました。自分の興味関心以外 -
Posted by ブクログ
実は、ほぼ初めて読むシャーロック・ホームズ。
私の世代としてはやはり『名探偵コナン』の影響がとても大きく、「ベーカー街の亡霊」が公開された頃に”シャーロキアン”に憧れて図書室にあったホームズに触れたりしました。
しかし、子供向けならまだしも原作は当時の私にはなかなか難しく……あれはハードカバーだった記憶があるのですが、どこの出版社だったのかなぁ。この『シャーロック・ホームズの冒険』も借りたものの、ほとんど読めず返却した少々苦い思い出があります( ˊᵕˋ ;)
今回はしっかり読破でき、なんだか感慨深いものがありました。
短編といえど読み応えのあるお話が十編収録。
はっきり結末を覚えていたのは