延原謙のレビュー一覧
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ネタバレ『大空の恐怖』
高度2万フィートの上空で続く事件。首をもがれた操縦士。発見されたジョイス・アームストロングの手記。手記に書かれた大空の怪物。海月のような怪物との戦い。
『革の漏斗』
友人リンネル・ダクルの家で見せられた革でできた漏斗。漏斗の中に書かれた謎のイニシャル。その日から夢に現れるようになった美しい女性。ルイ14世の時代に起きた事件との関係。
『新しい地下墳墓』
友人の研究者と共に新しく発見した地下墳墓の調査に向かった男に仕掛けられた罠。
『サノクス令夫人』
生涯ベールを取らないと1千減した令夫人と夜中に呼び出された医師に仕掛けられた罠。
『青の洞窟の怪』
ドクター・ジェイムズ・ -
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ネタバレ【注意】※※犬が死にます※※しかもホームズが殺します(安楽死?)
このシリーズはおもしろくて好きなのですが、今回は犯人の動機についての説明(過去回想)がとても長く、しかも可哀想な理由で、私は犯人が可哀想なパターンの推理小説が苦手なので星3つです。
せっかく難事件を推理して捕まえるなら、絶対に捕まえてやりたい!と思えるような犯人の方が良いのです(笑)
なので犯人の方に味方したくなるような話だとスッキリしません。
ホームズとワトソンの出会いの話なので、2人がどんどん仲良くなっていく描写など微笑ましいですし、このシリーズを好きなら読んでおくべき話だとは思います(私は気になったタイトルから読むので -
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ネタバレ面白かったけど、思ってたのと違う
ホームズ作品読んだことなかったので、読み始めたけど想像と違った
コナンみたいな感じでトリックとか推理100%で、犯人見つけてちゃんちゃんみたいなやつだと思ってたのに、半分以上回想シーンだった。
犯人捕まえた後、別の話始まってこの本短編集だったの?ってなった
ホームズの推理シーンはシンプルカッコよくて良い。周りとの推理力の差ありすぎて、なろう系みたいになってた。
回想のやばい村から夜中に逃げだすけど最終的に捕まるみたいなシーン、めちゃくちゃ砂の女だったな。
今後ホームズシリーズ制覇予定なので、ホームズとワトスンの基本情報が詰め込まれた本作序盤は何回か読み直 -
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ネタバレホームズもので有名な長編をチョイス。それにしても、新潮文庫の統一された表紙はいいですね〜。色合いもオシャレだし、浮き彫りされたモチーフも凝っています。
もう一つ余談で、昔のコナン映画で『バスカヴィル家の犬』を元太くんが「バス噛じる犬」と聞き間違えるシーンがありましたよね?それ以来、タイトルが印象に残っていた作品です(どんな覚え方)。
ホームズものの長編を読むのは『緋色の研究』『四つの署名』に続いて三冊目になりますが、二部構成だった前作と異なり、こちらの方が読みやすい印象を受けました。
特に今作はワトスン君の大活躍が描かれるわけですが、お人好しで勇気溢れる人柄にはニッコリしてしまいました。それ -
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「緋色の研究」コナン•ドイル
A study in scarlet 1887
第一部はワトソンの回想。
描かれるのは、ホームズとの出会いと共同生活、そして連続殺人事件。ホームズ•シリーズの短編と変わらない。
第二部は過去の因縁。
アメリカ、ユタ州のモルモンにまつわる物語。
モルモンは、一夫多妻制で犯罪に関与するカルトとして、オウム真理教の如くに扱われている。
描かれるのは、モルモン教の創設者の一人であるブリガム•ヤング(1801-1877)に率いられたモルモン開拓団に救われた親子のストーリー。
本書を初めて読んだ小学生時代、第二部の歴史因縁話に惹かれた。
それから20年後、モルモンの首都ソ -
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「恐怖の谷」コナン•ドイル
The valley of fear 1914-15
内容と構成から言って、「緋色の研究」に引き続いて書かれたと思っていたが、そうではなかった。
ホームズがデビューする「緋色の研究」が書かれたのは1887年。
「恐怖の谷」はそれから4半世紀後、第一次世界大戦の直前に書かれている。
思い込みは恐ろしい。
ホームズのヒット(「冒険」)は1892年。
早くも1893年にはドイルはホームズを殺してしまう。
ドイルは気の短い「殺人者」だ。
母親がドイルを「人非人!」と非難したのも尤もだ。
1901年に久々に「バスカヴィル家の犬」でホームズを登場させ、ようやく1903年に -
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ホームズ長編2作目。
……なのですが、約200ページと薄い本のわりに、かなり読むのに時間がかかってしまいました。仕事が繁忙期なのもあるのですが、回想が……長い!笑
本来は手が止まらなくなる推理小説の終盤のはずなのに、何度も寝落ちしかけました。。
しかし今作の目玉はなんといっても、ワトスン君の結婚ではないでしょうか!
登場2作目にして伴侶を見つけるとは、どこぞのヘイスティングスと同じ。ワトスン君が惚れるのはいいのですが、モースタン嬢もそれでいいのか?!と思わずツッコんでしまいました笑
それから、時代がくだった作品によく出てくる”未開の現地人の毒矢”が出てきて謎に感動。しかしこれは読者は推理でき -
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ネタバレ殺人を手助けしてまで財宝を手にした一方で、自分たちを出し抜いた相手は殺したいほど恨みを持ち、だけど子供にまでは手を出すつもりはない。
そして署名をした4人の仲間には律儀さがあり、犯人には犯人の正義があるのかなと思いました。
1作目はホームズの変人さが際立ってましたか、この2作目はシリーズを読む前に抱いていたホームズのイメージで博識さや多才さが散りばめられていて、今後のシリーズに期待が膨らみました。
モースタン嬢の落ち着いた感じとさりげない有能さも良かったです。
しかし4日でプロポーズは早すぎる!
コカインについては豆知識的なもので薄らとした記憶だったのでちょっと衝撃がありました。当時の日常なの