延原謙のレビュー一覧

  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    難解な事件がなく退屈してコカインを嗜むホームズとそれを嫌悪するワトスンから始まる

    そこにモースタン嬢(後のワトスンの妻)が現れて今回の四つの署名のストーリーがはじまっていく

    もともと4人で山分けする予定の宝物にまつわる殺人

    最後の解説にワトスンの戦傷が前作までは肩だったけど今作以降脚に変わってるとか、ワトスンは今作の結婚のあと2回の合計結婚することとかホームズのコカインの使用は今作のみらしいこととかコナンドイルがシャーロックホームズのシリーズを書き始めたキッカケとか面白い豆知識的なのがいろいろ書かれていて楽しかった

    0
    2023年11月09日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    面白かった!一つの大きな事件だけでなく相棒ワトソンの恋というサブストーリーを兼ねているのが良かった。

    ただ個人的にシャーロックホームズは短編の方があっさりしてて読みやすく、より面白いかなという気持ちが強まった気がする。

    犯人の動機なんかを詳しく書いてくれるのはありがたいけど、その時にはもうホームズ一行の冒険は一旦終わってしまっているので、自分の中でも完結してしまっているというか(笑)あんまり話が入ってこないというのが個人的な感想

    0
    2023年11月02日
  • 四つの署名

    Posted by ブクログ

    緋色の研究より少し短く、2時間ほどもあれば読み切れた。

    緋色の研究と異なり、一貫してホームズの推理力が遺憾無く発揮されており、ワクワクしながら読むことが出来た。

    最初に依頼人が訪ねてきて、行く先で事件が起こり、その犯人をおっていくという至ってシンプルな構成だが、臨場感があり楽しめた。

    私は緋色の研究よりもこちらの方が好きだと感じた。

    0
    2025年01月05日
  • 緋色の研究

    Posted by ブクログ

    シャーロック・ホームズシリーズは子供の頃に軽く読んで以来だった。
    まず第一に、訳があまり好きではなかった。
    ホームズの口調が私の中で構築されたホームズのイメージとはかけ離れている場面がいくつか散見されたためである。

    構成としては、事件の発生から逮捕までを一度書いておき、その後で犯人の生い立ちに移る。
    最初は、急にホームズが登場しなくなり、知らない人物だけの物語が永遠続いたので意味がわからなかったが、最後で畳み掛けるように事件を解決していった。
    ホームズが答えに辿り着くまでを説明するシーンは最も良かった。確かに納得させられる推理と説明であった。
    ユーモアある締めくくりもシャーロック・ホームズシ

    0
    2025年01月05日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    シリーズの長編のうちで未読だった作品。シャーロック・ホームズは読書のきっかけの1つとなった作品集でもあります。
    ベーカー街に行ってみたいと思っていた頃を、夢中になっていた少年時代を懐かしく思いながら読み終えました。

    0
    2023年09月06日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    これまでの短編に比べて、色々と手法を変えて飽きさせない工夫は見受けられるが、そこまでインパクトのある話は少なかった。その中でも時系列的に最後のエピソードと思われる最後の一遍はなかなか味わい深い作品だった。

    0
    2023年08月29日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半のホームズが登場する事件発生〜解決までの部分は、いつも通りテンポ良く読めた。
    今回は館ものの密室殺人事件という、当時はどうか知らないけど、今ではミステリ定番の状況で、ホームズが鮮やかに答えを導くのがワクワクした。

    後半部分は「緋色の研究」みたいに事件の前日譚が語られるのかなと思いきや、最後に驚きがあって面白かった。まさか後半部分も「探偵小説」になっているとは!!

    前半の最後の

    「諸君が過去のそのミステリーを解決しえたら、私たちはふたたびベーカー街のこの部屋に落ちあって、これまでの多くの不思議な事件とおなじように、そこで話の結末をつけるとしよう」

    という一文が、ここまでホームズの物語

    0
    2023年07月31日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    大逆転裁判2のプレイ中に予備知識として読みました。
    情景描写が多く、ワトソンの単独行動が大半を占めることから読みながら推理するというよりは物語の中に身を置いた気持ちで読んでいました。
    後半の盛り上がりに対して、オチは割とあっけない印象を受けました。

    0
    2023年06月13日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    薄気味悪い沼沢地の雰囲気が伝わってきました。
    事件の真相については、突飛すぎて、意外さを通り越した感じもありました。
    ワトソンの一人の行動も多く、中盤はホームズが出てこないのも印象的です。だからこそ、後半に現れるホームズが余計に魅力的に感じられます。

    0
    2023年05月21日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    漫画の「憂国のモリアーティ」を読んでから読んだので少しオチに拍子抜けしてしまった感があります。
    トリックが割と平凡です。

    0
    2023年05月14日
  • バスカヴィル家の犬

    Posted by ブクログ

    ホームズが現れたときの安心感と高揚感を味わえる。長編なだけに大きな謎がいくつもあるが最後には全部答えが出てスカッとする。どんなに不思議なことも秩序立てて考えればなんてことないということがこの物語全体を通してよくわかった気がする。とにかくワトソンがよく頑張ってる。

    0
    2023年05月13日
  • シャーロック・ホームズの思い出

    Posted by ブクログ

    ホロヴィッツの『モリアーティ』を読む前に取り急ぎ「最後の事件」を。

    何度となくドラマなどでシャーロックホームズのあれそれは知っていたものの、原作でのライヘンバッハは初めて読みました。
    悲しみに打ちひしがれるワトソンの記述が痛々しく、他話での2人のやり取りなんかを知っているだけに読んでいて辛くなるほどでした。
    地面の描写なんかがとってもリアル。
    しかし今回の目的はモリアーティなのでごめんね。
    いつかまた収録の他話もじっくり読んでみようと思います。

    0
    2022年09月27日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    回想が長い。。
    シャーロックホームズたちの活躍を読みたい人にとっては半分以上退屈に感じてしまうかもしれない。
    読み終わったあとも、晴々しい感じではないため、読むのにも、読み終わった後にも体力の消耗を感じる1冊

    0
    2022年06月08日
  • シャーロック・ホームズの帰還

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはりどうしても「そんなこと書いてあったか?」とかフェアじゃないだろ、とか思ってしまうのだが、本書が書かれた時代にフェアだアンフェアだなんていう概念が存在しないのは言うまでもない。

    それでも、やはりこのホームズシリーズが近代探偵小説や、探偵像の基礎を作り上げたのは間違いないだろう。

    〈収録作〉
    空家の冒険
    踊る人形
    美しき自転車乗り
    プライオリ学校
    黒ピーター
    犯人は二人
    六つのナポレオン
    金縁の鼻眼鏡
    アベ農園
    第二の汚点

    特に良かったのは、『金縁の鼻眼鏡』
    ただの鼻眼鏡からそれの持ち主の人物像を暴きあげるのも見事だし、「近眼で視力が極めて悪い人物が、鼻眼鏡なしに草の上だけを上手く歩い

    0
    2021年09月01日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

    Posted by ブクログ

    這う男、サセックスの吸血鬼が特に好き!ホームズの語りもあり、独特な雰囲気が好き。どれも伏線回収は圧巻です。

    0
    2021年03月28日
  • ドイル傑作集(III)―恐怖編―

    Posted by ブクログ

    傑作集は三冊ともおもしろかった。最後は恐怖編。「大空の恐怖」。ライト兄弟が有人飛行に成功したのが1903年だから、1910年頃に木製の単葉機で12,000m上空を飛ぶのは空想の産物なのだろう。他、「新しい地下墓地」「ブラジル猫」が良かった。少年向けに発行してもいける。2020.8.3

    0
    2020年08月03日
  • ドイル傑作集(II)―海洋奇談編―

    Posted by ブクログ

    「J・ハバクク・ジェフスンの遺書」「あの四角い小箱」が良かった。が、途中で結末がなんとなく予想がついた。と、いうことは過去に読んだことがあるのかもしれない。2020.7.9

    0
    2020年07月09日
  • シャーロック・ホームズの叡智

    Posted by ブクログ

    巷間に流布しているホームズ譚の短編集は『~冒険』、『~帰還』、『~思い出』、『~最後の挨拶』、『~事件簿』の5冊が通例だが、新潮文庫版においては各短編から1、2編ほど欠落しており、それらを集めて本書を編んでいる。従って衰えの見え始めた後期の短編集よりも実は内容的には充実しており、ドイル面目躍如という印象をもってホームズ譚を終える事になろうとは計算の上だったか定かではない。

    本作においては冒頭の「技師の親指」など結構読ませる短編が揃っており、個人的には「スリー・クォーターの失踪」がお気に入り。
    最後の「隠居絵具屋」はチャンドラー、ロスマク系統の人捜しの様相を呈した一風変わった発端から始まるが最

    0
    2020年06月10日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    1部はよく有りがちなイギリスの金持ちの怨恨による殺人事件。そして2部は『緋色の研究』と同様に事件の関係者による回想。やはり閉ざされた社会の中で起こる悲劇が描かれている。

    1部にも2部にもそれぞれどんでん返しがあるのだが、ミステリー読みなれてる人には容易にわかってしまうレベル。それでも今みたいな世界じゅうが不安に苛まれている時には、こういったエンタメ系を読むほうが気が紛れていいと思う。

    特に2部は西部劇を見ているように楽しめました。

    0
    2020年04月18日
  • シャーロック・ホームズの叡智

    Posted by ブクログ

    文庫として最後のホームズシリーズ。訳者によるとボリュームから、これまでのシリーズから抜粋してまとめたとのこと。他の短編同様おもしろく楽しめる。2019.2.28

    0
    2019年02月28日