延原謙のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの帰還
    はああおかえりホームズ!犯人は二人、その邦題がたまらなく素敵です・・・(直訳だと恐喝王ミルヴァートン)ワトスンくんが肘掛け椅子に掛けていないのだけが物足りなかったっていう台詞、しみじみ好き
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    瀕死の探偵と悪魔の足、とどめの最後の挨拶に完全にやられましたね・・・地味にウィステリア荘のワトスンくんにしかわからないホームズの微妙な変化っていう描写もいいなと思いました
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    シャーロックホームズシリーズ短編四冊目であります。
    本作ではまず、薬品や細菌による化学的な殺人が多いことに気付きます。『瀕死の探偵』『悪魔の足』はその内ですが、『フランシス・カーファクス姫の失踪』においても、仮死状態を作り出したのはクロロフォルム。クロロフォルムはさらに『最後の挨拶』にも登場します。...続きを読む
  • 恐怖の谷
    シャーロックホームズ、シリーズ最後の長編であります。やっとここまで来たという感慨もあったり。
    本作はシリーズで初めて、本格推理を感じました。後出しが全くない訳でもないんですが、それでも読者が推理をたてられるような流れになっています。暗号のVVVについて何も思い付けなかったのが悔しい(苦笑)
    『緋色の...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの帰還
    テレビドラマのシャーロックホームズを見ていて、無性に読みたくなった。たぶん、昔読んだと思うのだけれど、久々に手にすると、心が躍る。
    そして、読んでいても露口茂の口調が頭の中で響き渡る。
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    活動圏内の書店にシャーロック・ホームズシリーズの続きの在庫がなかったため、手に入れるのに時間がかかりました。
    自分の買ったところに補充がされていないとなんとなく寂しくなります。

    ホームズが自身で筆を執った形式で書かれた一編。親しくしていた軍友の行方が知れなくなり、家を訪ねていった先で真っ白い顔を窓...続きを読む
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    気分転換に読書はうってつけですね。
    通勤のお供には短編集がさらにうれしいです。

    「自分を招待した友人とその家人たちが、翌朝目覚めてみると全員姿を消していた」
    依頼人からそんな不思議な話を聞いていたホームズたちのもとに、友人その人が殺害された旨の報告が届く。『ウィステリア荘』
    ハドソン婦人の報告を受...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    読みおわりました。面白かったのはソア橋とライオンのたてがみ 三人ガリデブです。最初は前置きが長いですが、だんだん話に引き込まれて行くのがすばらしい。短編集ですがどれもトリックというよりホームズが人間分析して解決していくので古典ですが今も人気あるのはわかります 。
  • ドイル傑作集(III)―恐怖編―
    どこか、なにか、読んだことがある?みたことがある??
    って感じたのは、逆で、こちらがモトネタで、ここから生まれた作品を
    みてたのかも・・・

    「大空の恐怖」 ・・・ 未知なる高度の上空で遭遇するものとは
    「革の漏斗」 ・・・ 高貴な人の頭文字が残る古い漏斗 その使い方とは
    「サノクス令夫人」 ← や...続きを読む
  • 恐怖の谷
    SherlockHolmesシリーズの最後の長編がこの「恐怖の谷」。
    今作も第一部、二部と分けて物語が構成されています。ホームズやワトソンが活躍する第一部では、ホームズの一風変わった推理が健在で、読んでいて思わず「それのなにが事件と関係ある?」と思ってしまうようなホームズの着眼点が見事に事件を解決へ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの帰還
    Sherlock Holmesの醍醐味は事件の複雑さや犯人の意外性ではなく、ホームズの奇想天外な事件の解決の仕方である。本作"Return of SherlockHolmes"でもホームズの推理過程の奇抜さは健在で、他の短編シリーズ同様に楽しめる。しかし、せっかくのホームズの推理過程が書かれない作品...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの叡智
    新潮文庫版のホームズ全集は、
    紙幅の都合上、各短編集から数編ずつ割愛されており、
    そのカットされた話を集めたものがこの「叡智」である。
    「冒険」から2編、「思い出」から1編、「帰還」から3編、
    そして「事件簿」から2編、計8編収録。

    親指を切断された技師の体験の謎を解く「技師の親指」、 ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    ホームズの第4短編集。
    シリーズ中の時系列では一番最後に起こった事件とされる
    「最後の挨拶」を含む8編を収録。

    猟奇的な小包の謎をあざやかに解き明かす「ボール箱」、
    国家機密の設計図盗難事件に挑む「ブルース・パティントン設計書」、
    ホームズが病の床で死の危険に瀕する「瀕死の探偵」。

    ...続きを読む
  • 四つの署名
    The Sign of Four(1890年)。
    ホームズ・シリーズ、長編。

    後のワトソン夫人が依頼人として登場。インドで将校だった父親の謎の失踪と、彼女への遺産譲渡を示唆する匿名の手紙…。謎はやがて、インド王室の秘宝を巡る物語へと発展する。

    なんだか怪奇的な出来事は「東洋の神秘」で片付けられて...続きを読む
  • 恐怖の谷
    The Valley of Fear(1914-1915年、英)。
    ホームズ・シリーズ、長編。

    ホームズの元に、事件を警告する暗号の手紙が届けられた。ほどなく警告どおりの殺人が起きるが、事件は、ある男のアメリカでの奇妙な冒険譚に関係していた…。

    「緋色の研究」と同様の形式で、後半はほとんど別の小...続きを読む
  • バスカヴィル家の犬
    The Hound of Baskervills(1902年、英)。
    ホームズ・シリーズ、長編。

    名家バスカヴィル家の当主が急死した。代々伝わる伝説によると、先祖の悪業のために、当主は呪われた魔の犬によって殺される運命にあるという…。ワトソンが伝説の謎に挑む。

    ワトソン主体で物語が進行する、少し...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの帰還
    The Return of Sherlock Holmes(1905年、英)
    ホームズ・シリーズ、短編集。シリーズ復活の第1作「空き家の冒険」、ポーの「黄金虫」の流れをくむ暗号解読もの「踊る人形」、傑作と名高い「六つのナポレオン」「金縁の鼻眼鏡」など。
  • シャーロック・ホームズの思い出
    Memoirs of Sherlock Holmes(1894年、英)
    ホームズ・シリーズ、短編集。ホームズが初めて扱った事件「グロリア・スコット号」、旧家の家宝をめぐる陰惨な悲劇「マスグレーヴ家の儀式」、宿敵モリアティ教授との対決「最後の事件」など。
  • シャーロック・ホームズの叡智
    ホームズ・シリーズ、短編集。この巻は新潮文庫のオリジナルで、ドイルの原作にはない。頁数の関係で本来の巻に入りきらず、割愛された短編をまとめて掲載したもの。タイトルは訳者の命名。
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    Case-Book of Sherlock Holmes(1927年、英)。
    ホームズ・シリーズ、短編集。ポーの代表作を彷彿とさせる「ライオンのたてがみ」など。