延原謙のレビュー一覧
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巷間に流布しているホームズ譚の短編集は『~冒険』、『~帰還』、『~思い出』、『~最後の挨拶』、『~事件簿』の5冊が通例だが、新潮文庫版においては各短編から1、2編ほど欠落しており、それらを集めて本書を編んでいる。従って衰えの見え始めた後期の短編集よりも実は内容的には充実しており、ドイル面目躍如という印象をもってホームズ譚を終える事になろうとは計算の上だったか定かではない。
本作においては冒頭の「技師の親指」など結構読ませる短編が揃っており、個人的には「スリー・クォーターの失踪」がお気に入り。
最後の「隠居絵具屋」はチャンドラー、ロスマク系統の人捜しの様相を呈した一風変わった発端から始まるが最 -
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メモ程度に。
「高名な依頼人」
恋は盲目。ワトソン先生危機一髪。
「白面の兵士」
「死人が出ない話」的な安心感のある読後感。こういうお話は素敵。
「マザリンの宝石」
心理戦
「三破風館」
やり手だからこそ恐ろしいのはゴシップ。
「サセックスの吸血鬼」
美しい後妻、後妻の赤ん坊、前妻の息子、前妻の息子を溺愛する父というお膳たての揃った愛憎劇。
なんだか息子君とパパの関係にドキドキしてしまったよ……
「三人ガリデブ」
ガリデブおじいちゃんかわいそう過ぎでしょう。
ワトソン君の負傷に動揺するホームズという珍しいものが見れて満腹です。
「ソア橋」
南の激しい血ってよく出てくるけれど、それが当時のイギ -
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ミステリーが少しでも好きであれば、必ず目を通しておかなければならないシリーズだと思い、読み始めました。1つ30頁前後の短編集なので、空いた時間に非常にテンポよく読むことが出来ました。トリックに関しては、かなり古い作品であるということもあり、単純なものであったり、すこし非現実的なものであることが多く、最近のミステリーのような大きなショックのようなものはあまり感じられませんでした。しかし、人物の様子や情景の描写が非常に巧みで、文学作品として十分に楽しむことが出来ると思いました。これからは、短編集を常に持ち歩き、少しの空き時間に読み進めていこうと思います。
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本書でシャーロック・ホームズシリーズは最後となります。
惜しみつつも楽しく読ませていただきましょう。
早朝叩き起こされてワトスンが診察したのは、片手の親指が根元からちぎれた急患だった。彼が語った世にも恐ろしい体験とは。…『技師の親指』
あまりに騒々しい来訪に目を丸くしたホームズとワトスン。やってきた青年は今まさに殺人の容疑を掛けられ発狂寸前だったが、人殺しなどまったく身に覚えのない話だという。彼と死んだ男との間でなされた直前のやりとりに違和感を覚えたホームズは…『ノーウッドの建築士』
他全8編。
この本だけは、原作から文庫本に組み直す際にこれまで割愛されたものをまとめて掲載しています。(他 -