延原謙のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの冒険

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    多分十数年ぶりくらいに読み返した。
    当時(中学生だっただろうか)なんですんなり面白いとハマれたんだと不思議に思うくらいには表現や言葉が古風なところがあったが、やはり面白い。
    当時理解できてなかったであろう固有名詞、地名などの知識が増え、より解像度は上がったような気がする。同シリーズの他の作品も、いずれ読み返したいと思った。

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    2025年08月03日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    今回はホームズの裁量で裁かれたり、ちょっとブラックなホームズを感じるお話が多かったです。
    『青いガーネット』がクリスマスの出来事で特別許されたのかと思っていたのがそうではなかったんだなというのと、140年近く前の話でシリーズを読む前の神格化されたホームズ像がだんだん崩れた今回だから法に背いたり、ブラックなのも受け入れやすかったかなと思いました。
    『踊る人形』『犯人は二人』『六つのナポレオン』『金縁の鼻眼鏡』『第二の汚点』と気に入った作品も多く、垣間見えるホームズとワトスンの信頼関係や日常も良かったです。

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    2025年07月26日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    船でチェイスするシーン映像で見たいなって思った。前作よりちと登場人物の名前覚えづらかったけど、メアリとか主要人物はわかる、レストレード警部は毎回出てくるわけじゃないのね。意外と後半の犯人パートが面白く読めたりする。次も楽しみ!

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    2025年07月24日
  • バスカヴィル家の犬

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    ホームズシリーズ、久しぶりに読んだー!

    展開としてはなんとなく読めていたし、トリックもラストの10ページくらいで解決という流れだったけど満足感があった。

    と、いうのもホラー小説としての読み応えがすごかった。情景描写から、登場人物のおびえる表情が手に取るように分かる、となると普通にこわくね???とビビってしまう。

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    2025年07月21日
  • 四つの署名

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    緋色の研究に続いて、長編2作目。
    どこが面白かったか振り返ると、わりあい冗長に感じる犯人の懐古フェーズが、話に深みを産んでいることに気がついた。
    これは1作目も同じだったかな、ちと「なげーなー」と感じる部分が意外と重要だったりする。
    話はとある隠し財産が盗まれ、持ち主が殺害されたのを発見するところからはじまる。
    展開、流れも今となってはオーソドックスなんだけど、そんなオーソドックスなカーチェイスシーンにドキドキして手が止まらなくなる。
    あれ、感想も普通だ。コナンくんみたいな安定感、いや逆か。世界で愛される安定感、他の翻訳版も読んでみたい。しかし普通だな、、
    読むべし

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    2025年06月18日
  • 四つの署名

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    ネタバレ

    •やっぱり読みにくい、、人物がカタカナだとこうもわからなくなるのか、、
    •シャーロックホームズがコカインをやってるのは驚いた!
    •最後の終わり方好き!
    •ワトソンが結婚するのも驚き!

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    2025年06月04日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    有名シリーズの(時系列順で)3つ目の作品にして、
    1つ目の短編集。シリーズ入門編との声も。

    100年以上も昔のミステリーで、若干の古さは否めず、謎解きというよりも主要人物らのキャラクターや物語を楽しむ目線で読んだ方が、より楽しめるかもしれません。

    GW中に少しずつ読みましたが、いずれの短編も読み応えたっぷりで、いずれ時間を置いて再読したい1作でした。

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    2025年06月01日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ホームズものは長編より短編の方が面白いと感じる派なのですが、これは以前読んだ『シャーロック・ホームズの冒険』よりさらにスラスラ読めました。ほぼ事前情報ゼロだったのもあり、新鮮に楽しめましたね〜。
    余談ですが、この前に古い版の角川文庫を読んでいたせいもあり、新しく出版された新潮文庫が読みやすいのなんの!
    文字の大きさ、紙の色・手触りといい、最も目に優しい出版社だと感じます。

    さて、特に印象に残ったのは「黄いろい顔」「マスグレーヴ家の儀式」。
    また、兄のマイクロフトがいることもワトスン博士と同じく知らなかったので、「ギリシャ語通訳」も面白かった!この兄弟を生んだご両親は一体どんな方だったのでしょ

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    2025年05月17日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    最後の事件は期待していたので、抽象的な説明だけで逃走劇が始まり、最後のやり取りもわからず終わるのが残念でした。モリアーティ教授やその組織、ホームズとの関係の概要は魅力的に感じるので、説得力のある具体的なエピソードが欲しかったです。
    シリーズを終わらせたいという気持ちはひしひしと伝わってくる気がしました。
    他の短編はどれも楽しめました。冒険と比べて平和な話が少なかったのもあってか、黄いろい顔が印象に残り好きでした。
    普段は活動的でないのにピンチには手を貸してくれる兄のマイクロフトのキャラクターも好きでした。

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    2025年05月14日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    今読んでも全く古びないシャーロックホームズ短編集の第二弾。下手なミステリー読むより面白い。新潮文庫の訳もいい意味で時代性を感じていい。

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    2025年05月09日
  • シャーロック・ホームズの冒険

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    ネタバレ

    発表順に読みたいので途中叡智の作品を挟みつつ読みました。
    ボヘミアの醜聞のアイリーンの去り際の鮮やかさ、最後の挨拶がヒントとチャンスになっているのがやられっぱなしでは終わらないプライドとホームズは悔しさ倍増だなと感じました。
    好きなのはオレンジの種五つでした。どうして一人で帰らせちゃうんだとは思いましたが、現実の組織が登場したり、余韻の残る終わり方が好きでした。
    青いガーネットは先を見通して寛容になるというのはよかったのですが、共犯者の小間使いはどうなり、配管工はどう説明し解放されるのか気になりました。
    ホームズとワトスンの信頼関係が垣間見える部分や、四つの署名で感じたワトスンの奥さんの有能さ

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    2025年05月06日
  • 緋色の研究

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    謎解きイベントに行く前の予習。シャーロックホームズが愛される理由がよくわかる。現代のドラマは脚色だらけなのかと思いきや、充分にドラマ的な要素が原作に含まれている。いつもの短編より、犯人の人物像まで深掘りされていて、1本の映画を見ているようだった。

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    2025年05月05日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    モリアティ教授の仲間(手下?)の一人から得た情報である富豪が狙われていると知るホームズ。同じくして警視庁のマクドナルド警部からすでに該当の人物は殺害されているという情報を聞き富豪の館へ。
    話の途中で事件自体は解決。
    まだ半分残ってるんだけどどうなるんだと思ったら殺された富豪(ダグラスさん)の過去の話へ。
    長編になるとこの手法になる気がする。
    ダグラスさん悪い人じゃんとモヤモヤしながら読んでました。最後でなるほどとなりました。
    最終的に夫婦そろって行方不明になってしまうのが残念でした。モリアティ教授怖い。
    長編で一番好きかも。

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    2025年04月01日
  • 緋色の研究

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    人生のどこかでは読みたい、と思っていた本を読めた。トリックがすごいというより、ホームズの推理の鮮やかさが印象的。ファンが多いのもわかるー

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    2025年03月15日
  • バスカヴィル家の犬

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    魔の犬の伝説やはまったら抜け出せない沼のある荒野など、おどろおどろしい雰囲気の中で、ワトソンが(事件解決への貢献度はともかく)大活躍するのがおもしろい。ワトソンが書いているという設定なのに自分をここまで三枚目に書けるのは、人の良さの表れという気がする。
    ほかの長編は二部構成で、それはそれでおもしろいものの中編×2というふうになってしまうのに対して、この作品は一続きの物語で長く楽しめるおもしろさがあった。

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    2025年03月11日
  • バスカヴィル家の犬

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     シャーロック・ホームズシリーズの長編で名家バスカヴィル家の前当主の変死事件、その土地に伝わる魔犬伝説、その背後に隠された恐るべき犯罪計画、ホームズと真犯人の対決など古典でありながら全く古さを感じさせない面白さだった。

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    2025年03月08日
  • バスカヴィル家の犬

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    とてもシンプルでこれぞ推理小説!犯人を予想するのはそこまで難しくはありませんでしたが、ワトソンがかなり活躍していて、ホームズシリーズの中でもかなり面白かったです。事件が起こる舞台の情景描写も魅力的!

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    2025年03月02日
  • 緋色の研究

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    偏屈なホームズと実直なワトソンの出会いのシーンは、何度読んでも最高です。前半と後半で違う話が展開する入れ子構造のため、個人的にはこの作品よりも「シャーロック・ホームズの冒険」等の短編から入った方が、ホームズの世界をサクッと楽しめるかなと

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    2025年02月28日
  • 恐怖の谷

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    シリーズでいえば8作目。
    田舎町の館で顔面が潰された主人の遺体が見つかる。
    それだけでも怪しいのに更に犯人が逃走した形跡などの痕跡が次々と見つかる。
    今回はみんなホームズの小出しヒントにブチギレる。
    そりゃそうだよね(笑)
    書き方としてはワトソンが書いているという設定なので、章の始めや終わりなど、彼の語り口で描かれことが多いのだが、その描写が秀逸。
    2部構成で、どちらも単独の物語として読めるのも面白い。
    2部の方が本来ドイル氏がやりたかったことなのかなぁとしみじみ。
    面白かったです。

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    2025年02月28日
  • 緋色の研究

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    シャーロックホームズをしっかり読むのはバスカヴィル家の犬以来。こちらがホームズ一作目ということでワクワクしながら読み進めた。二部構成になっており、一部が現代編、二部が過去編となっている。正直二部になったときに別の話が始まったと驚きながら読み進めていたが、そうかこれは犯人側の動機を丁寧に描くためなんだなと納得。
    ただミステリーというよりはやはり冒険もの、シャーロックホームズという人を楽しむのが大切かなと思う。ワトスンの立場になって、特に推理することなくホームズの語りに耳を傾けて読み進めるのが良いと思う。

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    2025年02月24日