延原謙のレビュー一覧

  • 緋色の研究
    シャーロック・ホームズ1作目。

    犯人が分かったあとに急に昔の回想みたいなものが出てきて間違った物語を印刷してしまったのかなって焦ったけど普通に犯人であるホープ関連の物語だった。

    ホームズの観察力からの職業当てや推理がやっぱり面白い。

    古い作品だけあって翻訳文が読みにくい。
    子供向けだったりより...続きを読む
  • 緋色の研究
    BBCのドラマ、シャーロックを観て面白かったので、原作もまた読んでみたいなと思い読み始めた。昔読んだのでなんとなくストーリーは分かってはいたけど、犯人とか動機はすっかり忘れていたから、新鮮な気持ちで読み進めることができた。
    ただ正直、この翻訳はちょっと好きじゃないな。本来、漢字で表記しても良いところ...続きを読む
  • 四つの署名
    緋色の研究より少し短く、2時間ほどもあれば読み切れた。

    緋色の研究と異なり、一貫してホームズの推理力が遺憾無く発揮されており、ワクワクしながら読むことが出来た。

    最初に依頼人が訪ねてきて、行く先で事件が起こり、その犯人をおっていくという至ってシンプルな構成だが、臨場感があり楽しめた。

    私は緋色...続きを読む
  • バスカヴィル家の犬
    犬なんか!本当に犬なんか!
    ロンドンにいる間はなんとも不可解でスリリングだった。やっぱりかりそめでもホームズがいて、余裕ぶったり当惑したり、なんかやりそうなところがこのシリーズの面白いとこなんだと思った。
  • シャーロック・ホームズの冒険
    短編集 10編収録
    翻訳が素晴らしいと思う、直訳すぎると各格下文で読みにくくなるし、超翻訳だと誇張し過ぎに感じるから、この翻訳は素晴らしい。

    おそらくかなりの人が、中学生ころに読む作品で、自分も十代はじめ頃にほとんど読んだはずである。

    改めて読むと実に面白いし、100年以上前に書かれた小説が今読...続きを読む
  • 緋色の研究
    シャーロック・ホームズシリーズは子供の頃に軽く読んで以来だった。
    まず第一に、訳があまり好きではなかった。
    ホームズの口調が私の中で構築されたホームズのイメージとはかけ離れている場面がいくつか散見されたためである。

    構成としては、事件の発生から逮捕までを一度書いておき、その後で犯人の生い立ちに移る...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの叡智
    ホームズシリーズを読み終わってしまった〜…

    訳者あとがきの「これで『全集』は完成されたわけで、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物語はこれ以外にない」という一文に、本当に終わりなんだと感じて寂しくなった。
    こんな大好きな小説になると思わなかったので、またいつか読みたい。その時も絶対に楽しめると...続きを読む
  • 四つの署名
    ホームズ長編シリーズ2作目。
    ワトソン運命の出会い。
    前作同様復讐劇で、周りに回ってその子どもたちに迷惑が被る。
    謎の部族というものは、情報がない時代にとっては恐怖でしかなかったのだろうな。
    激しいボートチェイス。
    これまた悪人成敗し、捕まっても後悔ないですパターン。
    物悲しげなホームズ。
    ワクワク...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    楽しかった〜。
    ホームズ視点の物語が新鮮だった。

    個人的には、100分で名著でとりあげられる「サセックスの吸血鬼」と大逆転裁判というゲームで登場した、変な苗字の「三人ガリデブ」を楽しみにしていたけど、想像通りの楽しさだった。

    これが世に出たホームズ最後の短編集なのか、と考えて当時の読者の気持ちを...続きを読む
  • 緋色の研究
    ホームズとワトソンの出会いからスタートして、謎のアメリカ人殺人事件へ。
    最初から信頼関係があったわけではなく、ワトソンのホームズへの疑い具合が半端ない。
    そこから様々な実例を経て、関係が深まっていく。
    犯人が捕まって、第二部へ。
    過去に遡り、この事件が起こるに至る根源へ。
    一部と二部で作風がガラリと...続きを読む
  • 四つの署名
     前作より冒険色が強くミステリ要素も薄いが、私が想像するホームズのイメージそのものの話。テムズ川の追跡劇あり、インドの財宝あり、ワトスンのロマンスありと盛りだくさんの内容。『四つの署名』というタイトルから想像していた真相とはまったく別物だったが。意外とホームズとの共同生活が長くなかったことにびっくり...続きを読む
  • バスカヴィル家の犬
    小学生の頃に読んで以来の再読。途中から止まらなくなった、やはり名作。
    初読が小学生の頃で記憶はあまりないとはいえ、トリックの一部やらは最近のミステリでも見るようなものなので1周まわって新鮮味はそこまで。ただホームズ&ワトスンのコンビのバランスには舌を巻く。ホームズものの面白さは、トリックや緻密な構成...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの冒険
    シャーロック・ホームズシリーズ1作目。
    10の短編からなる古典ミステリー。
    殺人などは少なく、身の回りで起きた奇怪な出来事の裏にある真相を解くっていう感じ。
    依頼人にとってどうでも良いことでも解決に繋がることもある。
    探偵像や事件の見せ方など現代ミステリーに通ずるものがあり、やはりホームズってキャラ...続きを読む
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    これまでの短編とは同じにならないように、著者が工夫を凝らして書いたんだろうなと想像できる、楽しい短編集だった!

    一番好きな話は「瀕死の探偵」かな〜
    ホームズの性格とサプライズがあって印象的だった。
    でも今回はどれをとっても事件の発端がこれまでとは違って不気味な感じがして、ミステリっぽい!と思った。...続きを読む
  • 緋色の研究
    シャーロックホームズを読んだぞ!って実績が出来て良かった。
    正直、めちゃくちゃ面白い!って訳ではない。犯行方法は至って単純。そこに至るまでのストーリと前編とのギャップが凄い。まさかイギリスの話から、怪しげなモルモン教のストーリーにまで飛ぶとは思わなかった。
    指輪が落ちてた→恋人の指輪だ!→あいつは必...続きを読む
  • 緋色の研究
    コナン・ドイルの第一作とのこと。二部構成が効果的だと思います。

    不思議なのは、復讐に生きた男が、最後の詰めで、運に任せるようなことをすること。自分の行うことが大いなるものに認められることを願ってのことでしょうか。復讐に成功しようと失敗しようと、その後には空虚な人生が広がることを予見し、そのような願...続きを読む
  • シャーロック・ホームズの帰還
    相変わらず面白い。
    作者がホームズを殺して終わらせようとしたのに、読者から批判が殺到したとかで今回ついに復活!
    いかにしてシャーロック・ホームズが生きていたか詳細に語られるものの、少々苦しいなとも思った。笑
    ホームズを目の当たりにして、ワトスンが気を失ってしまうシーンが好き。
  • シャーロック・ホームズの思い出
    どれも面白い事件がいっぱいでワクワク楽しめました。作者はシリーズを終わらせるつもりだったらしく、最後の作品でシャーロック・ホームズが退場してしまうのは衝撃的だった。
  • 四つの署名
    それまで勝手に思い描いていたシャーロック・ホームズの人物像の見方が変わった。
    ボクシングに長けており、コカインをやっているというのがなかなか衝撃的だった。
    物語的には1作目よりもホームズとワトスンが協力して事件を解決して行くという趣きが強いのは歓迎すべき点で、冒険物としても楽しめる。
  • 緋色の研究
    ホームズとワトスンの出会い。そして描かれる壮大な事件。ホームズとワトスンの人物像がとにかく魅力的。物語の構成上ホームズの出番が少ないのが欠点だが、それでも十分な輝きを見せている。記念碑的作品。