延原謙のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズの思い出

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    小学生の頃に読んだ「黄色い顔」。当時は、当時の時代背景・差別などを理解できず、あまりにも単純なオチでシャーロックホームズ離れになってしまった。シャーロックホームズはオチや犯人は単純ではあるが、推理の過程や状況の説明の上手さ。ようやく理解できるようになってきた。
    「最後の事件」は、唐突感はあるが、シャーロックホームズらしい作品のひとつ。

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    2024年04月03日
  • 恐怖の谷

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    久々に面白い長編でした!
    第二部でまさかの展開!
    驚いたし意外だったしそしてするすると読めた!
    それよりも怖いモリアーティ教授はどんだけ恐ろしいんでしょう
    対峙しているホームズもすごい人なんだろうなと思いました

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    2024年03月14日
  • 恐怖の谷

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     ホームズ最後の長編。『緋色の研究』のように二部構成なので、後半はホームズを読んでいることを忘れてしまう。第一部はDNA鑑定が確立していない時代であることを忘れていたので、純粋に驚いてしまった。続く二部で登場する法も秩序もない犯罪者集団が蔓延る町は、今でこそ現実味がないものの当時はエンタメとして面白かったのかなと思いきや、実際に存在した秘密結社をモデルにしているらしいと知りびっくり。結末は些か残念。教授の魔の手が迫っていることはわかっていたので、彼を匿い命を救う手立ては他にあったように思う。

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    2024年02月07日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    どんなことになろうとも、不安な疑惑よりも事実の方がましです。

    再読というのもあるが、展開がなんとなくパターン化している印象。とはいえ面白いのはホームズらの人物像に魅力があることと、短編ゆえのライトな設定とテンポのよさ。後は少し古いロンドンの描写。白銀号事件や入院患者が好み。マスグレーブや海軍条約文書事件はザホームズ

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    2024年01月08日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ワトスン先生の気持ちを思えば思うほどに切ない。シャーロックシリーズの見どころの部分でもある。ベネディクトカンバーバッチのドラマシリーズを観た後なのもよかった。時系列がとんでる?他のシリーズも読んで穴埋めしたい。後半分!

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    2023年04月09日
  • シャーロック・ホームズの叡智

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    のどかな片田舎を想像しながら。
    ワトソンの身軽さが羨ましい。再読でも結末を覚えていないことも多いが、次はもう覚えてしまっているかも知れない。でも頭に浮かぶ風景や、軽妙かつ回りくどい会話を含めた世界観に浸りたくてまた読むと思う。
    恐怖の谷などの長編を再読するよりは、こうした短編を再読してしまうと思う。

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    2023年02月19日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    新潮文庫の編纂したシャーロックホームズシリーズの、最後から2冊目にあたる。
    これまではワトスン博士の視点で描かれていたが、本作はホームズや第三者視点で描かれて事件があり、風変わりで面白く感じた。
    また、過去の事件と似たトリックの事件が描かれているが、トリックの被りが面白くないという訳ではなく、むしろホームズの活躍した社会に生きる人間の人間味を引き立たせており、シャーロックホームズをより一層リアリなものへと感じさせるエピソードだと感じた。
    次の1冊でシャーロックホームズを読み終えるのが非常にもったいなく感じる。
    100年が経ってもなお魅了される探偵小説を読めて幸運だと感じる。

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    2022年10月31日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    危険を分かち合うのは初めてじゃないぜ。これが最後だなんてことにはならないように祈るがね。
    ソア橋 ホームズと依頼人の最初の掛け合いがおしゃれ

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    2022年08月06日
  • 恐怖の谷

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    長編4作品の中で一番面白かった。

    ミステリーとしての謎はともかく、前編の事件と後編の動機の物語の構成とバランスが良い。
    どちらも面白くてまとまりが良かった。

    後半に動機の物語を濃く語る構成って、いいな。こういうスタイルのミステリー他にもあるかな?ちょっと探してみよう。
    犯人の語る動機の薄っぺらさに飽きがきてるので、こういうのが新鮮に感じる。読んで良かった。古典もたまには読むべきだな。

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    2022年06月30日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    巻を追うごとに読みやすく、さらにおもしろくなっているように思う。ホームズとワトスンそれぞれのキャラクターがより出てきているし、事件自体もより作り上げられた感じがする。ホームズが暗闇でも目が見えるように訓練をしていたというのは、初めて知った情報だった笑

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    2021年09月21日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    これまでのシリーズは「ワトソンが書いた」という体裁で書かれていましたが、この『事件簿』にはシャーロック・ホームズ自身が記録した事件が2つありました(「白面の騎士」「ライオンのたてがみ」)。推理を組みたてていくシャーロック・ホームズの考えそのものが読めるのでオススメです。
    また、『事件簿』では明確な殺人事件や強盗事件よりも、誰もが「奇妙だ」と感じる出来事が物語の発端になっています。犯罪事件が起こらなくても、推理が展開されていく流れが面白かったです。
    一番のお気に入りは「マザリンの宝石」でした。非常にドラマティックな話です。

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    2021年04月19日
  • 恐怖の谷

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    前後2部作になっている長編であり、1部がホームズの活躍する場面ですが、2部だけでもミステリーとして非常に魅力的な作品だと思います。
    殺人事件があり、怪しい人物が何人かいて…、という展開なので、自分でも誰が犯人なのか考えながら読みました。しかし、やっぱりホームズの推理はそれを遥かに超えており、他の作品と同様に驚かされました。

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    2021年03月06日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    『帰還』とある通り、ホームズが帰ってきます!そうわかっていても、実際に帰ってくるシーンを読んだ時は本当に驚きました。
    上記は「空き家の冒険」のことですが、他の短編では、主にワトソンがホームズの述べる事実に驚くシーンが度々あります。「犯人は背が高くて男で…」というように、ホームズには最初から事件の全容がありありと見えているようです。それを、ワトソンと一緒になって「どうしてわかるんだ!?」と驚くのが楽しかったです。

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    2021年02月22日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

     ホームズを完全に終わらせるつもりでいたドイルがどうやってホームズを復活させるのか、後付け要素満載で強引に復活させてしまうのではないかと心配だったが、大した違和感もなく、見事に華麗にホームズを復帰させていた。空家の冒険は推理・ミステリーというカテゴリーに入るかどうかは怪しいが、ひとつの物語として素晴らしい出来栄えだった。何より僕たちのホームズを再び甦らせたことをドイルに感謝したい。
     名作として名高い踊る人形はやはり面白かった。多様されるアルファベットのeと登場頻度の多い人形をeと結びつけるところからはじまり、次々にホームズが人形の謎を推理し、解読していく様は推理小説の真骨頂だと感じた。「なぜ人形の謎を知らないはずのお前に人形の秘密が分かったのか?」と犯人に問われ「人間が発明したものなら人間に解けないはずがありません」と言い返したホームズという男のかっこよさは痛快!!
     プライオリ学校は伸び代があり、それなりの冒険をした点や登場人物の多さからももう少し練れば良い長編になったのでは?と感じた。ただ、プライオリ学校・金縁の鼻眼鏡・第二の汚点などのように、依頼人(あるいは依頼人の側近)が既に犯人が誰だか分かっているというパターンが少し多く感じた。これだけ多くの作品を出せばマンネル化というものは避けられない故にしょうがないことだが。
    魅力的な悪役としてミルヴァートンの登場が印象深い。とにかく抜け目のない男。相当頭の切れる人物でありながらも、あっさり短編一話で死去してしまうのが少々残念なところ。ミルヴァートンとホームズの対決を再び見てみたいところだった。

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    2020年12月29日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    やっと来た、という感じの満足感が得られた。物語作家ドイルの面目躍如たる一作。
    私は世評高い『バスカーヴィル家の犬』よりも本作を推す。今回はドイルがここまで書けるのかと感嘆させられた。

    物語の構成はエピローグを加えると大きく分けて3部になる。
    1部は通常のホームズ譚―依頼人が来て、事件の概要を話し、ホームズが現地に乗り出し、事件発生後、証拠を捜索して驚嘆の事実を暴露する―で読者に提示された真実も結局被害者とされていた人物が実は加害者で、被害者は当人とは別人だったという現在から見れば定型の1つである。
    しかし、今回白眉なのは第2部、つまり事件の背景となる加害者側のストーリーなのだ。
    これが実にいい!!
    この構成は先に出てきた『バスカヴィル~』以外の長編、『緋色の研究』、『四つの署名』と同じなのだが、『緋色の研究』の時にも感嘆させられたが今回は更に作家としての円熟味が増したせいか、ものすごく芳醇な味わいがあるのだ。
    なんとハード・ボイルドなのである!!!
    ハメットすら唸らせるかのようなその臨場感はまるでスペクタクル映画を観ているよう!
    しかもそのサイド・ストーリーにも驚きの仕掛―これは今考えるとほとんどサスペンスの常套手段なのだが私には全く予想つかなかった―が施されている辺りにも正にぬかりなしといった感じ。
    ドイルはやはりドイルなのだと感じ入った次第。思うに本来ドイルはこのような小説を書きたかったのではないだろうか。

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    2020年03月28日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    シャーロックホームズの素晴らしさはトリックだとかどんでん返しにあるのではない。
    ワトスンの語りから垣間見えるホームズという人間、ワトスンとの関係、魅力的な依頼人と犯人にあると思う。
    基本的に人物の心情について細かに書いてあることは少なく、事実が多い。だからこそシリーズを読み進める過程でホームズの人間像が少しずつ自分の中で厚みを帯びてきて気がついたらお気に入りの人になっている。
    まるで本当に事件を通して友達になったみたいに!
    きっと世界中、たくさんの時代の人がホームズに夢中になってホームズを作り上げてきたんだと思う。だからこそ映画化、ドラマ化が絶えなくて。
    「最後の挨拶」は今までの短編とは雰囲気が違う。三人称で引退後のホームズ。ワトスンも初老。時が作り出すものはなんだか少し悲しい。それと同時に愛しくもある。ワトスンとホームズの友情も気づけば何十年積み重ねたものなんだなあって思った。ワトスンはまた戦争に行くみたいだ。もうホームズと会えないかもしれない。東風の話をするホームズとのんびり答えるワトスンに胸が締め付けられた。小説の中の主人公はやろうと思えば歳をとらないこともできる。それでもやはり沢山の事件を通して歳を重ねたワトスンとホームズがわたしは大好きだ。
    シャーロックホームズシリーズは紛れもなく2人の男の人生の断片を描いていると思う。
    忘れ去られることが死ぬということなら、シャーロックホームズはたとえ現実にいなかったとしても、数え切れない数の人の中に命を宿した紛れも無いヴィクトリア朝時代のイギリスに生きた探偵だ。

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    2018年07月10日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    今更ながらにホームズを読破してみようと思い立って「緋色の研究」から読み始めたのだが、ついに読み終えてしまった。
    舞台はもう1900年代。電話が登場しているし、ロンドンの雰囲気は「緋色の研究」の頃から比べてだいぶ変わった。ホームズも隠退してしまうし。でも彼の頭脳は衰えを見せず、まるで年をとったという感じがしない。同居をやめてあまり会わなくなったとはいえ、ワトスンとの友情も変わらず強固でなんだか嬉しい。「三人ガリデブ」の一幕は胸が熱くなる。
    でも、あんなに仕事が大好きだったホームズが何故隠退を夢見ていたのかよくわからない。ドイルがホームズから引退したがっていたことが反映されているのか?笑

    この巻で印象に残ったのは「高名な依頼人」。ホームズVS手強い女性の話は面白い。いつもと違って翻弄されるホームズが見れるから。ちょっとアイリーンを思い出した。
    悪い意味で印象に残ったのは「這う男」。これはもうファンタジーでは。

    ホームズとお別れするのは寂しい。ドイルにホームズを書き続けてくれと懇願したシャーロキアンの気持ち、今ならわかる。

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    2018年06月07日
  • 恐怖の谷

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    ネタバレ

    ホームズシリーズの最後の長編。
    短編も含めて、個人的に一番好きな物語だった。今までで一番トリック部分に驚かされたから。

    前半より後半が面白かった。ギャング物語として普通に楽しめて、勿論ミステリとしても楽しめるので一挙両得。やっぱりホームズの長編って二部構成の方が好きだなあ。

    というかワトスンの健忘症……なんでここまで書いといてモリアティ忘れてんの? 笑ってしまった。いくら「最後の事件」執筆から二十年以上経っているから仕方ないと言えば仕方ないけど、なんで作者も出版社も誰一人矛盾に気づかないんだろう。この時代のイギリスって、編集者っていなかったんだろうか。
    このあたりのことを書いたあとがきに「ワトソニアン」なる言葉がでてきてびっくりした。シャーロキアンは知っていたけど、ワトソニアンなる派もいたのか。気になって検索したが出てこなかった。日本のワトソニアンはネットからは距離をとっているのかもしれない。

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    2018年03月30日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    やっぱりシャーロックホームズは面白い!

    ちょっと堅物なホームズだけど結局ワトスン君のことが
    大好きな感じが堪らない..❤︎
    20年経ってもなお、相変わらずの友情!

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    2018年03月01日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    ネタバレ

    冒頭の高名な依頼人、
    正義のためなら手段を選ばず、というのはホームズシリーズを読んでると結構でてきて、やたらと不法侵入してたりする。まあ、私はホームズのそーゆーとこ結構好きだが。
    でも「マントの下にさも大事そうにもっていた小さな包みがあんなものだとはどうして気がつこう?」にはほんとか~っと少々の疑いあり。それが何かさえ分かってしまうのがホームズでは??分かってて放っておいたのでは?というのは穿ちすぎか?

    這う男、以外は殆ど初読みの感。
    ドラマでもみたことないような・・・。

    ライオンのたてがみはホームズが語り手役。
    若干、ワトソン語りよりは淡々としているか?でもちゃんとおもしろかった。

    なんだがいろんな読み応えがある短編がつまっていて楽しい一冊。

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    2018年01月21日