延原謙のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    ネタバレ

    これまでの短編とは同じにならないように、著者が工夫を凝らして書いたんだろうなと想像できる、楽しい短編集だった!

    一番好きな話は「瀕死の探偵」かな〜
    ホームズの性格とサプライズがあって印象的だった。
    でも今回はどれをとっても事件の発端がこれまでとは違って不気味な感じがして、ミステリっぽい!と思った。

    「最後の挨拶」は、第一次世界大戦の影が色濃く出ていて、今までホームズを読んでいてこんなことは初めてだったので、戦争の与えた影響の大きさをぼんやりと感じた。

    0
    2023年08月27日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。
    作者がホームズを殺して終わらせようとしたのに、読者から批判が殺到したとかで今回ついに復活!
    いかにしてシャーロック・ホームズが生きていたか詳細に語られるものの、少々苦しいなとも思った。笑
    ホームズを目の当たりにして、ワトスンが気を失ってしまうシーンが好き。

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    2023年07月31日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    どれも面白い事件がいっぱいでワクワク楽しめました。作者はシリーズを終わらせるつもりだったらしく、最後の作品でシャーロック・ホームズが退場してしまうのは衝撃的だった。

    0
    2023年07月27日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    シャーロック・ホームズの思い出
    久しぶりに読みたくなったので手に取る。以前読んだ筈だが、記憶が曖昧だ。
     白銀号事件
     厩舎からいなくなった馬「白銀号」とその調教師が殺害された事件。怪しい来訪者が前日に訪れており、単純な事件と思われたが進展しない。
     ホームズ作品では動物が・・・という構図はよくあり、今回もそれが一因。解決してみれば何の事は無い事件だが、ホームズが見つけたマッチや足跡、蹄跡からの組み立ては彼らしいやり方だ。
     黄いろい顔
     留守の際に久しぶりの依頼人が忘れていったパイプから人間像を推理するホームズ。パイプ観察だけで得た情報をさももの凄い事の様にワトソンに披露する。そこに依頼人が

    0
    2023年07月15日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    ホームズの鮮やかすぎる帰還のシーンは、ドキドキとワクワクが止まらなかった…これでこそホームズ!という感じでたまらない!!
    あと、ホームズが生き残った理由に日本の柔術を心得てたから、というのがあって少し嬉しかった。

    だいぶホームズシリーズも読み慣れてきたのもあると思うけど、とても読みやすい文章でテンポよく展開していくから飽きないな…

    0
    2023年06月29日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    『黄いろい顔』が優しい話でほっこり。愛に溢れてて心温まりました。
    『株式仲買店員』は展開が予想外すぎてどんどん読み進めてしまった。パイクロフトさん...勝手に名前使われて本当にただの被害者。
    ホームズ兄の登場する『ギリシャ語通訳』ではなんだかホームズが二人いるみたいでワクワクしました。
    『最後の事件』ホームズがワトスンへどんな事があったのか話してるだけなのに、ドアの前にモリアティ教授が立ってたと聞いた瞬間ドキリと私も怖くなった。モリアティ教授がどんどん迫ってくるスリルさもあり、結末が有名で先を読み進めたいような読みたくないようななんとも言えない葛藤に苛まらながら読みました。こんなピンチに頼るの

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    2023年05月07日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    今回もめちゃくちゃ面白かった。
    冒険に続いての短編集で、ちょっと展開に飽きるかなとか思ってたけど、全然そんなことなかった。面白かった。

    「グロリア・スコット号事件」や「マクスレーヴ家の儀式」はあとがきで触れられているけど、ホームズのキャラクターが魅力的すぎて大好きなので、若かりし頃のホームズの話はとてもありがたく面白く読ませてもらった。

    あと印象に残ったのはマイクロフトが出てくる話と、「海軍条約文書事件」。
    ホームズ兄弟がその辺にいる男性について日常会話の流れで推理していくところが楽しかった。
    後者の話は、ホームズの話を読んでいたら「この人怪しいぞ」っていう勘が働いてきて、案の定その人が犯

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    2023年04月22日
  • シャーロック・ホームズ シリーズ全10巻 合本版

    47

    ネタバレ 購入済み

     懐かしい

    だいぶ前に文庫本を買い揃えたけど、持ち歩きやすい電子版でも購入。
    ちょっと独特な文体も懐かしい。
    残念と言うか疑問なのが、ライヘンバッハよりも空家の冒険が先に掲載されているのはどうしてだろう。
    意図が分からない。
    時系列で読みたいので、ページを行ったり来たりしてる。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年04月10日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    100年以上も前(!!)の作品
    でも面白い!

    ミステリというジャンルで読む以上、真相や状況にどうしたって時代による違和感(または国による感性の違い)というものはあるんだけど、それを含めてまた面白い

    ホームズを読むのは『冒険』以来の二冊目なんだけど、読む以前から情報として知っていた「ホームズは奇人変人」という印象とだいぶ違うなぁと
    確かに銃を乱射して女王陛下の名前を壁に刻んだり、薬物摂取したりはしているんだけど、ホームズというキャラの懐の深さがそれすらも包み込んでいる感じ
    紳士的でスマートなナイスガイですやん!!と

    収録作でのお気に入りは『黄いろい顔』
    上の方で、時代や国による感性の違いが

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    2023年03月23日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    最後の事件面白かったな、これを読んで見るタイトル名、響く、、、
    大事なことは兄に頼るってホームズめちゃくちゃいいなと思った、

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    2023年03月06日
  • シャーロック・ホームズの叡智

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    必ずも鮮やかなで爽快な結末があるとは限らない。だがそれもまた面白いと感じることができた。これにてシャーロックホームズならびに相棒のワトスン博士の活躍を全て読んだわけだが、すっかり虜にされた。コナン・ドイル没後100年を企画して様々なイベントがあることであろう。その時を心待ちにし彼の作品に親しみを持ってもう一度読みたいと思う。

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    2022年11月28日
  • シャーロック・ホームズの叡智

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    ネタバレ

    牧師の親指
    緑柱石の宝冠
    ライゲートの大地主
    ノーウッドの建築士
    三人の学生
    スリー・クォーターの失踪
    ショスコム荘
    隠居絵具屋

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    2022年11月18日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    高明な依頼人
    白面の兵士
    マザリンの宝石
    三破風館
    サセックスの吸血鬼
    三人ガリデブ
    ソア橋
    這う男
    ライオンのたてがみ
    覆面の下宿人

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    2022年11月15日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    ネタバレ

    空家の冒険
    ホームズ復活、ライヘンバッハ、モリアーティ配下モーラン大佐、狙撃手

    踊る人形
    3つの弾丸、夫死亡、妻重体

    美しき自転車乗り
    ストーカー、求婚、結婚強制

    プライオリ学校
    息子行方不明、懸賞金、自転車の跡、牛の足跡(偽装)、もう一人の息子

    黒ピーター

    犯人は二人

    六つのナポレオン

    金縁の鼻眼鏡

    アベ農園

    第二の汚点

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    2022年10月28日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    ネタバレ

    白金号事件
    馬逃走、調教師死亡、競馬

    黄いろい顔
    こっそり近所の家を訪問する妻、窓から覗く黄いろい顔の男、先夫との娘、黒人、仮面、推理失敗、ノーバリ

    株式仲買店員
    転職、ヘッドハンティング、金歯、なりすまし、強盗

    グロリア・スコット号
    ホームズ最初の事件、ホームズの旧友の父の死、手紙、暗号、偽名、過去の罪

    マスグレーヴ家の儀式
    女たらしの執事と女中失踪、儀式文、穴蔵、チャールズ1世→2世、王冠

    背の曲がった男
    男死亡、同じ部屋で女気絶、恋敵罠に嵌め結婚、死んだはずの男にばったり、過去の夫の行動知り激怒

    入院患者
    収入4/3与える条件で開業手伝ってもらう、類癇患者、強盗グループの1人

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    2022年10月09日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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    1遍ずつ雰囲気を味わいながら読むことができ、ますます引き込まれる。ここまで読み進める中で得たホームズとワトスン博士のキャラクター感があってこそ楽しめる短編集。
    これまではホームズの知性を越えると思われるキャラクターはあまり出てこない印象であったが、この短編集では知性に富んだもの通しの闘いなどが描かれており、どこか悔しさを感じさせる場面もあった。
    発表順にホームズシリーズを読むことで当時世界を的熱狂を感じて貰いたい

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    2022年06月29日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    「最期の事件」以後、同時世間を賑わせた展開が現代でも己一人で感じることができる。
    ワトスン博士とホームズの活躍は無論面白い。
    それに加えて趣を感じるのは訳者、延原さんのあとがきである。
    シャーロックホームズシリーズの裏話のようなものがひどくおもしろい。
    新潮文庫のホームズシリーズを読む方にはぜひ後書きにも目を通してもらいたい。
    どっぷりとコナンドイルが描くシャーロックホームズの世界へ浸ることができる

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    2022年04月06日
  • シャーロック・ホームズの帰還

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    「コナン・ドイル」の『シャーロック・ホームズの帰還』を読みました。

    『最後の事件』でライヘンバッハの滝壺に落ちて転落死したと思われていた「ホームズ」ですが、、、
    本作の最初の短編『空家の冒険』で、作者の巧妙なトリックにより死の淵から生還しました。

    まっ、読者からの強い要望で復活したというのが真実のようですが、何はともあれ、お陰で「ホームズ」シリーズが少しでもたくさん読めるのは嬉しいことですね。

    読んでる間は、現実から離れて19世紀のロンドンに赴いた気分に浸りながら作品を読みましたよ。
    (実際は、ほとんど満員電車の中なんですけどね・・・ )

    今回読んだ、新潮社の文庫本に収録されているのは

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    2022年03月21日
  • シャーロック・ホームズの思い出

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    シャーロックホームズシリーズにおいて重要な事件と人物が登場する短編集。
    コナン・ドイルがワトソン博士の視点からホームズの活躍を伝記の如く書いているのは今までのシリーズもと同じであるが、あたかも実在したかのような強いリアリティを感じる。
    シャーロッキンアンと呼べるほどでは無いが、熱中してしまうことがよくわかる。
    映画を観て、モリアーティ教授なるホームズ負けず劣らずの知力を有するキャラクターがいることは承知していた。
    映画は映画の面白さ、小説は小説の面白さを感じられる1話であり、文芸の面白みを理解させられるストーリーになった。

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    2022年03月07日
  • シャーロック・ホームズの事件簿

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    ネタバレ

     印象的だったのは高名な依頼人で大暴挙に出たウィンター。ギリシャ語通訳に登場したソフィアに並ぶデンジャラスな女性で終盤あまりにも大暴れしていたのでもはや清々しかった。
     過去作品を彷彿とさせる作品が多かった。マザリンの宝石では空家の冒険で大活躍したホームズの蝋人形が再び大活躍したし、三人ガリデブはトリックというか犯人の行動が赤髪組合そのものだった。ただ、二番煎じ感は特になく、やはり元の作品がよく出来ているからこそこれらもよく出来ていた作品だった。
     それにしてもソア橋は一本取られた。殺人事件が実はただの自殺だったなんてミステリーではとてもベタなのに思い切り騙されてしまった。誰が犯人なのか?と考

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    2021年11月10日