沖田円のレビュー一覧
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最後にほろりときたw
『沈まぬ太陽』を併読(←こっちはオーディブルでだけど)していたので、正直印象が霞んでしまっていたが(コラ)、あちらがものすごい重圧なのでちょうど良い清涼剤的な感じになっていただろうか苦笑。
けれどもこちらは本当にある意味どこにでも誰にでもあるようなお話が散りばめられていて、どこにでもあるようで、でもそれぞれにターニングポイントを抱えていて、登場人物達の思いが身近にも感じられるし共感することで、心に寄り添ってくれていた物語だと思った。
特に最後のお話は心に沁みた。
「なんの理由もなくても、何か理由があっても、誰でも少しだけ羽を休め、ゆっくり呼吸ができる場所。」
なるほど『喫 -
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誰も寂しくならないお店、か。
オリオンを訪れる四人のお客さんと、シェフのくるみを描いた短編集。どの話も優しくて、あたたかい。不穏な展開にはならず安心して読めるお話だった。出てくる料理もおいしそうで食べたくなった。
「世界で一番のトマトソースオムライス」
叔父と暮らす少女の物語。両親が亡くなってから育ててくれた叔父さんへのプレゼントが素敵。お互いがお互いを必要としてて、大切にしてるのがわかる。素敵な関係。
「わたしとカリカリパンチェッタのカルボナーラ」
かっこいい!このお話好きだ。頑張ってる自分も胸張れる自分も本物だけど、カルボナーラを食べてる自分も間違いなく自分なんだろうな。登場人物たちも -
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ネタバレ【あらすじ】
この味が、幸せな思い出になる――美味しくて心温まる物語
このお店の味が食べたくて、普通の日も特別な日も行きたくなる〈洋食屋オリオン〉。両親を失った少女と叔父の心をつなぐトマトソースオムライス。キャバクラでナンバーワンの女性が、素の自分に戻るためのカルボナーラ。高校時代、友人と夢を語りながら食べた煮込みハンバーグ。シェフのくるみが作る料理は、祖母から受け継いだ味を守りながら、今日も常連客たちを温かい幸せで満たす。人生のほろ苦さと喜びを丁寧に紡ぐ物語。
【個人的な感想】
ほんわかしていて、心を満たしてくれるような作品。でも、退屈なわけではなくずっと読み続けたいと思うようなお話でし