あらすじ
目には見えないが……
確かに感じる、怪異の臭い!?
訳アリなふたりが探るのは、人知を超えた「怪異の謎」。
「お困りごと、承ります。
ようこそ、怪異相談処、がらくた堂へ」
薄暗く埃っぽい古民家で営む「杠葉古物堂」、人呼んで「がらくた堂」。
万年閑古鳥が鳴くその店の主・杠葉伊織は、怪異の相談を受けている。
それは杠葉自身に悲しい過去をもたらした”とある怪異”を探すためでもあった。
相棒は、人ならざるものの気配を感知できる遊馬悠人。
大切な人を奪われ、幸せな日常を破壊された者たちを救うべく、彼らは立ち向かう――この世ではない不思議な世界へ。
切なくも哀しい想念の果てにある真実とは……!?
沖田 円、渾身の最新作!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヤマビコさんに善悪って無いですよね。良いことも悪いこともしたら返ってくるけどそれは良いことしたから良いことしたろみたいなんでは無くそういうもんと言いますか。山でやっほーって言ったらやっほーって返ってくるようなそういうもん。
がらくた堂は本当になんでもあるんですね。
好んで集められた曰く付きの物の中に夢に入る為の香木はまだ分かるけど流石に僧侶が抉り取った片目があるなんて思わない。
そして片目より驚きのGPS。
杠葉さんはなかなかな人ですね。
Posted by ブクログ
古物堂と怪異相談処を営んでいる杠葉と従業員の遊馬。
古物堂は閑古鳥が鳴いているものの、怪異相談はお客さんがチラホラあり、大学教授や怪しげなオカルトライターの助けも借りながら、怪異に挑んでいきます。
少々手荒な解決手段を使うこともありますが、なんとかピンチを乗り越えています。
1話目のヤマビコさんは決して悪い怪異ではないものの、人とは違う価値観なことがよくわかります。
内容的にはそこまで真新しい感じでもないですが、杠葉さんが怪異を追う理由は本作で解決していないので、まだ続いて欲しいです。