あらすじ
瑚春は、幼い頃からいつも一緒で大切な存在だった双子の弟・春霞を、5年前に事故で亡くしていた。その春霞の死から立ち直れず、苦しい日々を過ごす瑚春の目の前に、ある日突然、冬眞という謎の男が現れ、そのまま瑚春の部屋に住み着いてしまう。得体の知れない存在ながら、柔らかな雰囲気を放ち、不思議と気持ちを和ませてくれる冬眞に、瑚春は次第に心を許していく。しかし、やがて冬眞こそが瑚春と春霞とを繋ぐ“宿命の存在”だと知ることに――。
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Posted by ブクログ
店長が面白くてクスッと笑ってしまいました。冬眞がまさかコハルの弟春霞の心臓をもらっていたなんてびっくりしました。冬眞がコハルにひろはれるのに意味なんてあるのかなっと思ったけど読んでいくうちにコハルに春霞の心臓もらったよって言いたかったんだと思いました!
巧いね
沖田さんらしい作りで本当に上手いね。
ストーリー自体は半分も行かないうちに結末が読めてたけど、
期待を裏切らなかった分、余計に上手く纏まった感じがする。
作者買いして良かったと思う。
たぶん、早い段階で10冊くらい纏めて買ってるので、まだストックはある。
Posted by ブクログ
双子の弟を亡くした瑚春の想いが切なすぎました。
双子の弟、春霞を亡くした瑚春はある日不思議な青年、冬眞と出会う。冬眞は瑚春と春霞を繋ぐ人物だったというあらすじです。途中まで読んでしまえばなんとなく結末が想像できてしまいますが私は好きでしたよ!
瑚春と春霞の関係性に憧れました。双子のきょうだいがいたらいいなーと皆さんは一度は考えたことがあると思います。瑚春と春霞はまさに理想の双子でした。お互いに何かがあれば助け合い誕生日にはプレゼントを贈り合うそんな双子でした。この二人の様子をいつまでも見てみたいと思えるほどです。
二人の運命はあまりにも切なすぎました。
Posted by ブクログ
メリーポピンズリターンズの、「The Place Where The Lost Things Go」を思い出した。ここにはもう無い大切なものも、消えてなくなった訳ではない。それらはきっと、どこか私たちの知らない場所に存在し、見守ってくれている。
それを、「心臓」という物質に投影したお話。
ありふれた恋愛小説よりもっと深く、互いが惹かれあっているように思えた。
自身の失った大切な何かを思い出させてくれる本だった。とても痛かった。
Posted by ブクログ
感動?って言うよりは大体が思っている通りに進む。
でも綺麗だからすいすいと読める。
双子のはずなのに、
まるで恋人のようで、
恋してるのかな?って
思ってしまう。
まるで恋愛小説じゃないようにみえて
恋愛小説なんだろうなこれ。
Posted by ブクログ
瑚春
歩いている時に冬眞に突然声をかけられる。
春霞
瑚春の弟。二卵性双生児。
冬眞
瑚春の部屋に住み着く。
店長
瑚春が勤めている輸入雑貨やハンドメイド作品を扱う店のオーナー兼店長。
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感想は人それぞれ。確かに察しの良い人なら、後の展開がわかってしまう。
それ故にの星数なのも頷けるかな。
おっちゃんは、二ブチンなのでラストな手前で理解しました。“黄色い、真ん中に天使の絵が描かれたカード”←ここに辿り着くまで、トーマとハルカの繋がりが“??”でした。
一番ラスト、二人は別々の道にという終わり方なら星3つ。ヒロインの生き様貫くならそれでよし。一緒に帰るなら、星はひとつマイナスってなものかな。
Posted by ブクログ
主人公は自分の中の最も大切な双子の弟を事故で亡くしてしまう。弟の死から立ち直れず、辛い日々を過ごしていた。そんなある日、知らない男に声をかけられるが、彼には亡き弟を彷彿とさせる不思議な雰囲気があり、何故か彼には心を許してしまう。そんな男との不思議な物語。
最後に判明する弟と声をかけてきた不思議な男との関係に感動した。もちろん非科学的で非理論的な出会いだけど、物語の中でだけ許される美しさが素敵だった。
Posted by ブクログ
見ず知らずの男子を家に連れて行く、ちょっと無茶苦茶なスタートです。ラスト、冬眞と瑚春がひっつくのかと思ったけど、恋バナじゃなかった。ファンタジーに分類しました。
Posted by ブクログ
序盤にほとんど内容の予想がついてしまったので、あとは答え合わせみたいな感じで読むことになってしまって、なんとなく気乗りせず読み進めるのに時間がかかってしまいました。