西村京太郎のレビュー一覧

  • 新装版 殺しの双曲線
    電車旅行おじさんと思っていたら、まさに本格!星5つです。強盗事件と殺人事件が交差しながら物語が進んでいくのですが、かなり読み進めても着地が見えてこない。先が気になって仕方なかったです。殺人事件の犯人もよくわからない、「メイントリックは双生児であることを利用した」と明言しているところもよく分からぬまま...続きを読む
  • 北帰行殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    書かれている北海道の列車が、初めて渡道した頃のものだからか、沢山の西村京太郎作品の中でも大好きな一冊。結末がわかってるのに何度も読んでしまうのはなぜですかね?
  • 山形新幹線「つばさ」殺人事件

    😖解らん!

    不可解な行方不明からバラバラ死体発見となって、十津川警部達の必死の捜査があり、最後の犯人の自殺?でなんとなく納得しなくて?まさかの最悪の結果になり殺された人達の何故(?_?)自分が!痛み感じる複雑怪奇な小説でした!
  • 終着駅(ターミナル)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    西村京太郎はトリックの論理性以上に小説としての切れ味を大切にしている。なるほどな、と。西村京太郎は50冊程読んだが今のところ一番面白くて最後の最後まで衝撃的だった。
  • 十津川警部 特急リバティ会津111号のアリバイ
    西村京太郎さんが亡くなって読みました。私は十津川警部はドラマ渡瀬恒彦さんが演じるのが好きです。アリバイと最後はなるほどと思いました。小説は最後がいつも逮捕で終わるのが残念。なぜ殺したのかが犯人から聞けないのがドラマとの違い。
  • 汚染海域
    著者の作品としては考えさせられる
    すごくグッとくる作品です。

    人は権力、組織に弱いということ
    そしてたとえそれが「おかしい」と思っても
    巨大な組織の「そうでない」で事実は霞んでしまうのです。

    一人の少女の自殺から始まった事件。
    そこに絡んでいたのは明らかに不都合な事実を隠す
    巨大コンツェルンの姿...続きを読む
  • 十津川警部 箱根バイパスの罠
    十津川警部シリーズは何度読み返しても面白いです。
    解決の糸口、事件の急展開は流石西村京太郎と思いました。
    が、その反面、今回は漠然と引っかかっています。
    なんでだろう。
  • 十津川警部の怒り
    交通系アリバイトリックの醍醐味がこの本に込められているようです。
    ・・・といっても、アリバイが出てくるのは1と2だけですが。


    1)表題作「十津川警部の怒り」
    プロ野球解説者の早田が甲子園球場近くで殺された。直前まで新幹線で会っていた十津川は早田のライバル・小笠原を疑いアリバイトリックも見破った!...続きを読む
  • 夜間飛行(ムーンライト)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

    十津川警部シリーズ

    誘拐なのか失踪なのかよくわからない事件が起きている中で、殺人事件が起き、
    だんだんと事件の核心に迫ってくると、国を巻き込む大事件に発展していく、という、かなり結末が気になる内容でした。
    クールな十津川警部が結婚する話とあったので、普段見られない警部を見たいような見たくないような…!と思いながら読...続きを読む
  • 北海道新幹線殺人事件

    楽しめました

    難しくなく読みやすく楽しめました。
  • 神戸電鉄殺人事件(新潮文庫)
    〇神戸が舞台の殺人事件。女優が殺された理由とは
    女優の及川ひとみが、撮影会場に現れず、神戸異人館で永井清太郎という男と一緒に殺されていたことがわかった。マネージャーの高田は失意のうちに、複数の男女が及川の家を訪問したいということを知る。
    その中の大学教授の白石が、及川が仏像が好きだと教えてくれ、だる...続きを読む
  • 超特急「つばめ号」(イベント・トレイン)殺人事件

    真意

    この作品の中に「軍人程特権を欲しがる人種は居ない」とありますが、
    日米地位協定の件もこれで説明つきますね。
  • 十津川警部 「家族」

    考えさせられる

    親や弟を思う現職刑事。その弟もまた、同じく親や妹を思う。そしてそんな子供達が心配な親。家族それぞれが家族のためにという思い。刑事でありながら家族を思うばかりに辞表だけを残して姿を消した刑事。
    そして、そんな家族を待ち受けていた罠。
    冒頭から引き込まれ一気に読破しました。
  • 鎌倉・流鏑馬神事の殺人
    〇流鏑馬に秘められた謎の殺人の理由とは…?有名俳優を親に持つ子の復讐を十津川が追う
    そこにあった文字は、「陰陽」だったーー

    京都の和風旅館で坂本京子が殺された。交友関係を調べていると、今度は東京で石井一也が殺される。なんでもラスベガスのカジノへ旅行に行っていた4名のグループが共通項だったという。そ...続きを読む
  • 闇を引き継ぐ者
    女性を次々と惨殺していく殺人鬼に立ち向かっている北条早苗刑事がすごい。
    スリルがあり中学・高校と何回も読んでました。
  • 北のロマン 青い森鉄道線
    ○青森~函館追跡ルート というタイトルの似合いそうな現代的な西村小説

    十津川、AIに苦労する、の巻
    と思いきや、そんなサブタイトルだったら将棋かな、と。

    ちゃんとしたいつも通りの、否、いつもよりも真実になかなかたどり着きにくい謎解きであった、と総括してもよいだろう。

    ある研究所に勤めていた池戸...続きを読む
  • 十津川警部 金沢・絢爛(けんらん)たる殺人
    ○主題と関係しつつ、十津川の推理と行動力が光る一作

    出だしは、全く見えない殺人だった。
    あるホテルの屋上で首を絞められて殺された荒井。能を直前まで舞っていたという情報もあるが、越前・金沢の能舞だということが調べによりわかる。
    一方、すぐ近くのホテルにラテンアメリカの大統領が来日していたが、ちょうど...続きを読む
  • 十津川警部捜査行 北海道殺人ガイド
    〇北海道の寒さや遠さ、そして殺人者たちの刹那さが伝わってくるような、短篇集

    ・殺意の「函館本線」
    川島刑事が函館で死んだ。函館本線の2つに分かれている線のうち、西側の線沿いに無くなっていた。十津川は、川島がある事件を調べているのを知り…「2つに分かれている」という時点で何らかのトリックがあると気づ...続きを読む
  • 十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」
     敗戦時15歳だった著者が、戦争前後の体験や思いを語るように書き下ろした本である。著者は歴史学者でもルポライターでもなく、言わずと知れたミステリー作家であり、語られることはあくまで個人的な回想である。しかし語られる体験が個人的だからこそ、戦争が「兵士」としての人でなく。生身の人間の普通の人生を如何に...続きを読む
  • 空と海と陸を結ぶ境港
    ◎殺される猫娘の無念を晴らすため、十津川が動く!
    十津川警部のもとに、「子猫ちゃん」などのあだ名を持った18歳くらいの女性が殺害されている事件が、2件舞い込んできた。三上本部長からの提案でもあったが、十津川も関連性があると請け負う。しかし、なかなか関連性が見えてこない中で、鳥取県の境港で「猫娘コンテ...続きを読む