西村京太郎のレビュー一覧
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ネタバレ初西村京太郎作品!
なんと1979年に刊行されたお話らしいが、一昔前の作品だから読みづらいといったことが全くなくスラスラ読める(漢字の送り仮名の表記が今と違うとか婚前交渉=ふしだらとか多少の前時代的な要素はあるものの)
双生児トリックは、よくあるのが「片方が実行で片方がアリバイ作り」等で色んなミステリで目にして来たけど、これはそれらの双生児トリックとはまたひと味違った。
自分達の犯行だとバレても良いけどどっちがやったかわからない以上捕まらないってことを最大限に利用して堂々としていて、双子であることをそう使うとは…!!って感心したしめちゃくちゃ面白かった!
(どうでもいいけど女性キャラの台詞の「〜だワ」の語尾カタカナが読んでてめちゃくちゃ気になってしまった…そこカタカナにすることに何の意味が込められてるのか…^^;) -
ネタバレ 購入済み
ネタばれになってしまいますが、
別作品で私立探偵の橋本を知っている人は、犯人の除外ができます。
若かりし頃の橋本を知れ、別作品でちょくちょく登場する私立探偵
の橋本と捜査一課の信頼関係の背景がわかり、より十津川シリーズ
に入り込めます。
初十津川シリーズとして読んだとしても十分面白い作品です。 -
Posted by ブクログ
『十角館の殺人』より先にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の名作があると知って、この本を読みたくなった。
本編が始まる前に著者自らが「メイントリックは、双生児であることを利用したものです。」「これでスタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。」と記している。
これまで読んだことのない冒頭で始まり、まるでディズニーのアトラクション乗車時に送り出された時のようなワクワク感を感じた。
吹雪の山荘内での連続殺人事件と、都内での強盗事件、この二つの事件が平行に進んでいく。
この2つの事件に何の関係があるのか?
山荘の犯人は一体誰なのか?
著者にメイントリックを先に教えてもらっているのに犯人が全くわからず、無駄な文字稼ぎのような部分が全くないので、読む手がどんどん加速してしまい、一晩で読んでしまった。
山手線の初乗り料金が30円だったり、食堂の定食が200円なので、何年前の本なんだと思ったら、驚きの1979年の作品だった。
女性の話し方や、職業に対する価値観だったり、男女の役割、警察の無能さなどには古さを感じるけど、そこは今とは違う1979年のその時代風景を楽しんだ。
犯人は最後まで当てることができず、完全に騙された。
トリックに破綻がないし、後から思えばきちんと伏線も張ってあった。
犯人の動機も考えさせられるものだった。
やはり名作と呼ばれるものは面白い! -
山村美紗氏の未完の遺作
この推理小説、山村美紗の「未完の遺作」で、一昨年他界しました西村京太郎氏によって完成しましたね。主人公の「早川明子」と言う女性は三年近く、それも「結婚」を前提としてある男性と交際していましたが、ある日突然、「愛がなくなった」と言われて振られてしまい、「細川和也」と言う「ハンサムな男」にプロポーズされて彼女にとっての「新しい恋」が始まりました、その途端に彼女の周囲で連続殺人事件が発生しますが、まさか主人公を「失恋の痛手」から救いました「細川和也」が連続殺人事件の犯人だったなんて…!しかし、肝心要の山村美紗氏は一体誰を「真犯人」として設定していたのでしょうか?幾ら彼女が西村京太郎と「夫婦」と言っても過言ではないくらいに親密な関係だったとしましても、こればかりは「永遠の謎」でしょう。この推理小説の題名になっています「在原業平」と彼の異母兄の「在原業平」の和歌はいずれも「百人一首」の一句となっていますが、この「在原業平」の方がハンサムだったそうです。「エースをねらえ!」の原作者の山本鈴美香先生が執筆されています「7つの黄金郷」と言う「歴史ものの少女漫画」も「未完」のままですが、もしこのまま彼女が他界してしまったら一体誰が完成させるのでしょうか?この事も異常なほどに気になりますし、きっとこの「在原業平殺人事件」と言う推理小説みたいなわけにはいかないでしょう。また、山村美紗氏がまだ存命しておられるうちに、それも「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに「推理ものの少女漫画」が大ヒットして欲しかったです。
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殺人容疑で逮捕された亀井刑事
この推理小説、十数年に故・渡瀬恒彦氏が主人公の「十津川警部」を演じるTVドラマになっていまして、伊東四朗氏が「亀井刑事」を演じるいましたね。何者かに誘拐されました息子を救出しようとして「特急おおぞら」に乗車しました亀井刑事が乗車中に何者かに睡眠薬を飲まされて眠りから醒めた時に「血まみれのナイフ」を持たされていましてなんと「殺人容疑」で逮捕されてしまうと言う壮絶極まりないあらすじでしたね。「警察に逮捕されてしまう」だけでも「警察官」にとっては「致命傷」ですし、ましてや「殺人容疑」なんて事になったらなおさらですよね。それでも亀井刑事の「無実」を信じて亀井刑事を救出しようとする十津川警部の凄まじい執念にとても感動しました。TVドラマでは、「ゆうひが丘の総理大臣」の「多野木念先生」や「菩提樹(大和和紀氏原作)」の「早坂教授」や「葬儀屋探偵明子シリーズ(山村美紗氏原作)」の「主人公の恋人」を演じていました神田正輝氏が演じていました殺人犯が拳銃で自ら命を絶ちましたし、亀井刑事が無事に釈放されて十津川警部がそれを盛大に祝っていましたね。また、「太陽にほえろ!」でも「テキサス」が後輩新米刑事の「ボン」に「殺人犯」として「誤認逮捕」されてしまうシーンがありましたね。「第2、第3の山村美紗氏」は勿論ですが、「第2、第3の西村京太郎氏」も早期に誕生して欲しいですが、そのためにも、「名探偵コナン」の「TVアニメ」としての放映も「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」みたいに永久に続いて欲しいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ幼い頃、西村京太郎先生の小説が家にあり、漢字がある程度読めるようになった時に初めて読んだのが、西村京太郎先生の小説だった。
西村京太郎先生の作品なくして、私の"ミステリ小説好きの人生"は語れないので、落ち着いた時にじっくりと腰を据えて読みたい。
だから、大切にとってある一冊。
追記
読み終わったので感想書く。
見事の一言。これを1970年代に執筆していた西村京太郎先生はまさしく天才なのだと思う。
ノックスの十戒に則って、双子による犯行だと冒頭で明かしているにもかかわらず、別々に起こる2つの事件がどう絡み合っていくのか、先が気になって気になって一気読みした。
終盤、もしや?と思いながら、最後までハラハラドキドキしながら読んだ。
紛れもない名作でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと積み本にしてた
夜の追跡者
泳がせたせいで井本死んでしまったし誘拐という余計な刑が追加されてしまったが大丈夫か?
しかも殴ったのは公務執行妨害にはならないのだろうか?
短編なのに2時間サスペンスのような重量があった。
怠惰な夜
クローゼットの中に拳銃が置いてあったところからもう始まってたのか⋯⋯。
男の短気で衝動的な性格をわかった上で女の方が何枚も上手だったわけだ。着いてきた男の態度も確かに男よりは肝が据わってるかも。
夜の罠
美しい京子は怠惰な夜と同一人物か?
上手くやっているように見えて全部手のひらの上だった。
時代を感じた。今だったら60歳なら遺産を待つにはあまりにも長く感じて焦ってしまった、なんて考えるはずだと思う。
今女が30だとして自由になる頃には下手したら70代なんだし。
夜の牙
安田刑事、ヤスさん、喋り方と言いThe刑事ドラマの刑事、って感じで好き。古典的な由緒正しい殺人課の叩き上げ刑事。でも刑事ドラマだと主役にはなれなさそうな。
殺人の容疑をかけられて平然としているのは逆に怪しい、めちゃくちゃわかる。
夜の脅迫者
常々考えていたことだけど人殺しを脅迫すればぎゃくに殺される可能性を考えなかったのだろうか、を逆手にとった話。初版が昭和61年っていうのが信じられない。
少しズレるけど、人殺しを夜中に人気のない所へ呼び出す、自分は誰に会うとはハッキリ言わない、殺せと言わんばかりの状況を作ればひとり殺したやつは絶対殺してくるだろ。と、2時間サスペンスを見る度に思っていた。
それを利用して須貝太郎もとい他の鬱陶しいやつを殺させるところまで計算尽くだったのならアッパレ。
その割には四方八方に手を出したせいであっさり殺されちゃったんだろうけど。
それにしても距離を置いて心臓を撃ち抜いたら自殺に見せかけられないのでは?
夜の狙撃
最後の一文でコミカルにした⋯⋯のか⋯⋯?
間違えて殺された京子が可哀想ではある。
もちろん面白かったし矛盾もないけど男の方が狙われていて間違えて女は殺され男は何かしらの証拠になるものを持っている、までは序盤で読めちゃうのにも関わらずそこから先を読者が推理するのは難しいようになってるのはちょーーーっとだけアンフェアな気もした。ちょーっと、ね。
それに結局殺さず空き巣に入っているし婚約者に関しては殺そうともせずいきなり空き巣に入っている。男の時に失敗したからなのだろうけどそれにしても最初から殺しなんてリスクをおわずに空き巣に入っているべきだったのでは?
短編と言うだけあって一話一話がとても簡潔で短い。
短いのに起承転結やミステリの要素はしっかり押さえられててさすがの西村京太郎だった。
西村京太郎ってトラベルミステリー?時刻表トリックのイメージしか無かったから新鮮ではあったな。
夜の脅迫者中の誰でも脅迫者になりうる、夜の牙の人は金のために人を殺す、や夜の追跡者で真犯人が言っていた人間は恐怖より欲望で動くものさ、みたいな西村京太郎の価値観みたいなものを感じた気がする。
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購入済み
必読書
かなり古い作品だが、今でもそれほど違和感なく読める。現在のミステリでも使われているアイデアがふんだんに見られ、ミステリ好きの日本人なら必読書だと思う。