西村京太郎のレビュー一覧

  • 十津川警部「裏切り」
    新宿歌舞伎町の歌舞伎署管内で様々な事件が起こる。
    泥酔した刑事が車にひかれた。その刑事には様々な疑惑が絶えないという事実が事件後にたくさんあがってきた。その死に不信を抱いた十津川は調べ続ける。
    同期の署長が怪しいとにらむもなかなか証拠までたどり着けない。やっと証拠をつかんだ束の間、十津川も巻き込まれ...続きを読む
  • 寝台特急六分間の殺意
    〇トリッキーでもなくありえそうなトリックだが、いまは引退のために実現しない列車も多くてそれが物悲しい。
    表題作を含む、5編の短編集。

    ・列車プラス・ワンの殺人
    小学校で殺された会社員。動機のある服部はアリバイがあり、その時間では殺害できるはずもないのだが――この時代でないとあり得ないこのトリックは...続きを読む
  • 殺人偏差値70

    初級者向けとしても

    短編集なので当たり前ですが、もっと先を読んで見たい!と感じる作品ばかりです。よって、これから、サスペンスを読んでみようと考えている方やサスペンスはちょっとと考える食わず嫌いな方々には入門用のテキストと考えて手に取るのもよいですね。様々なジャンルが詰め込まれているので、自分に合った作品にも出会えるはず...続きを読む
  • 黙示録殺人事件
    これは凄まじい。宗教団体による「連続予告自殺」を阻止しようとする十津川警部ですが、自殺を罰することは出来ず、新たな犠牲者が……。宗教の持つ「狂信」をテーマにした社会派な内容。ミステリーとしてもサスペンスとしても一級品です。1980年の作品ですが、全く古さを感じさせない傑作。ラストシーンには、胸をぎゅ...続きを読む
  • 十津川警部影を追う
    十津川の社会を守らんとする正義感がとてもよくでていて痛快な作品。
    シャドーXに助けられて事件を解決する十津川たち。その後ろの闇はなんなのか?に気づいたとき、一人のカギに出会う。彼女の友人は脱出を試みるも、あえなく死亡。そして亀井も狙われて・・・
  • 華麗なる誘拐
    1億人誘拐、身代金5千億円という突飛な誘拐計画を成功させていく犯人と、それが論破される瞬間のなるほど感がマッチした良作。西村京太郎は十津川警部が出てこない作品のほうがおもしろい。
  • 寝台特急(ブルートレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~
    小学3年の時に初めて読み、西村京太郎にハマった原因となった一冊。私にとっての小説の原点となった一冊を改めて今読んでみた。小学3年には意味がわからないだろうが、雰囲気で悟っていたはずの文章がいくつもあり、懐かしかった。
    今読んでも洗練された、キレのある小説だった。
  • 四つの終止符
    ハンディキャップを持つ青年が自らの母を殺した罪を問われるが、その無実を証明するために立ち向かう飲み屋の女将の話。なぜ青年の母は死ななければならなかったのだろうか。青年が死亡前に購入したビタミン剤が引き金になっているというが、病気がちの母を安楽死させた?それとも別の理由なのか・・・
    新進気鋭、西村京太...続きを読む
  • イヴが死んだ夜
    事件は浅草寺で女の死体が発見されたことに始まる。イヴと呼ばれたその女は岐阜出身らしいのだが、出身の家の人々は口をつぐんだままだ。アダムを探すと同時にその女の出身の家が何を隠しているのか、十津川が迫る。すると、十津川の婚約者が捜査線上に浮上し・・・はたして女を殺したのは誰なのか?
    十津川の若かりし頃の...続きを読む
  • 十津川警部とたどるローカル線の旅
    ブルートレイン寝台特急殺人事件

    JR高山本線 日本三名泉と飛騨の小京都
    本線だからローカル線というのは、、、
    噴泉いけ
    「下呂温泉で死んだ女」
    紙漉きも体験できる。
    特急北アルプス殺人事件 名鉄の乗り入れは2001年に廃止
    美女高原殺人事件
    特急ワイドビューひだに乗り損ねた男

    巡るは秘境駅 JR...続きを読む
  • 十津川警部とたどるローカル線の旅
    ミステリー作家西村京太郎さんが書かれたローカル線の魅力について
    書かれた本である。内容として、温泉、山、海、歴史的価値などの
    テーマ別に取り上げられている。地方の良さをアピールしている。
    この本を読んで、お金と時間があれば、紹介された場所にいってみたいと
    思いました。
  • 十津川警部とたどる寝台特急の旅
    ミステリー作家西村京太郎さんが書いた書籍である。
    西村京太郎さんは、十津川警部シリーズで登場する
    鉄道について書かれた本である。
    執筆作業で乗った寝台特急での話や鉄道のある風景に
    ついて書かれています。まだ、西村京太郎さんの作品を
    読んでない人にもおススメです。
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 十津川警部「幻覚」
    ○幻覚…夢オチではなく、ちゃんとした本当の事件、そして結構根深い

    食品会社社長の中山は、心理カウンセラーの小暮に、最近3名の女性から電話がかかってくると相談をした。
    その女性たちに共通するのは、
    ・中山が彼女たちにひどいことをしている
    ・中山が偽名で接していた(しかも3名とも違う名前で)
    ・金で解...続きを読む
  • 急行アルプス殺人事件
    信州三本、千葉県一本の合計四本の短編集。
    表題作急行アルプス殺人事件は、いまは運転されていない急行アルプスに乗っていた坂口刑事と、車掌・運転士が炎上する車を見つけてしまうところからはじまるミステリー。車に乗っていた女性は死んでしまい、車掌・運転手も謎の死を遂げてしまうところから疑問に思った坂口刑事と...続きを読む
  • 死のスケジュール 天城峠
    首相の秘書が殺害されたことを発端に、伊豆への用心の訪問の情報を聞きつけた十津川班のメンバーは、謎を解きながら次なる殺人を防ぐため奮闘。結末は役人の外国との関係をよくしたい思いを十津川が守る!
    伊豆の美しい風景と観光名所も登場し、とラベルミステリーの醍醐味である。
  • 十津川捜査班の「決断」
    ○文庫初収録の4本。十津川警部やとりまく仲間たちが遭遇する事件を追う

    ・宮古行「快速リアス」殺人事件
    前科二犯の荒木圭介は、盛岡13:51発の快速「リアス」終点の宮古駅で殺された状態で発見された。新たな仕事をしようと掲示板に書き込んだ形跡があるが、ちょうど別件で起きた殺人事件のアリバイ証人として原...続きを読む
  • 十津川警部とたどる時刻表の旅
    十津川警部のファンである。西村京太郎さんの鉄道ミステリーがどうやってできたのか。そして、時刻表の楽しみ方。おもしろい鉄道のことなど、電車の旅をしたくなるわくわくするお奨めの一冊。
  • ナイター殺人事件
    短編5話

    標題(所蔵単行本名)
    ナイター殺人事件
    スプリング・ボード(幻想の夏)
    優しい支配者たち
    我ら地獄を見たり
    素晴らしき天(幻想の夏)

    この本だけに掲載している推理小説,幻想科学小説もある。
    西村京太郎はなんでも書けるということを示しているのかもしれない。
  • 夜が待っている
    短編6話。いずれもやや暗めの短編集。

    標題(収蔵単行本)
    女をさがせ(誘拐の季節)
    夜が待っている(脅迫者)
    赤いハトが死んだ(脅迫者)
    愛の詩集(歪んだ顔)
    死の予告(歪んだ顔)
    夜の秘密(夜が待っている,薔薇の殺人)

    「赤いハトが死んだ」は暗殺の物語。
    「愛の詩集」は,結末をどきどきしながら...続きを読む