西村京太郎のレビュー一覧
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一話ずつ主たる登場人物が十津川警部のグループの一人。
「十七年の空白」十津川警部
「見知らぬ時刻表」亀井刑事
「青函連絡船から消えた」西本刑事
「城崎にて、死」日下刑事
「琵琶湖周遊殺人事件」田中刑事
目次には記載がないが,話の最初に()書きである。
登場人物達の性格の一端が分かる。Posted by ブクログ -
フランスの大学に通いながら,日本人向けの通訳をしている学生の話。
途中から十津川警部も登場する。
フランス軍から日本の暴力団への銃の密輸経路に関する事件。
解説に相当する「パリ東京推理小説仏訳ルート」が勉強になる。
Ellery Queen Japanese Golden Dozenの英語か...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の地理に詳しくないので,壱岐と隠岐をしばしば混同してしまいます。
隠岐諸島(おきしょとう)は、島根半島の北約50kmにある島々。隠岐島はない。
壱岐島(いきのしま)は、九州北の玄界灘にある島。九州と対馬の中間。周囲の島を壱岐諸島と呼ぶ。
話は心中する老夫婦が続出する話。
しかも行方不明にな...続きを読むPosted by ブクログ -
心中だと思われた死亡事件が殺人らしいとのこと。
関係者が次々に殺されるか自殺する。
犯人が順に絞られて行き,最期は一人になったかと思った。
大どんでん返しで,犯人が分かる。
納得いかない点も何点かあるが,
電車の中での退屈しのぎとしては十分に満足。
ただし,最初と最期に二度しか北陸にしか行か...続きを読むPosted by ブクログ -
会津の白虎隊。
日新館の教え
1 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
3 虚言を言うてはなりませぬ
4 卑怯な振舞をしていはなりませぬ
5 弱い者をいじめてはなりませぬ
6 戸外で物を食べてはなりませぬ
否定形が多いのが難点かも。Posted by ブクログ -
社会派西村京太郎の馬力全開の作品。
海外青年協力隊に参加しようとしている青年が,
暴力団にからまれて殺してしまう。
友達が庇い,海外に行かせようとする。
庇う友達。
暴力団が復讐のために追いかける。
寝台特急で長崎に向かい,船で出るらしい。
海外に貢献するのは,海外青年協力隊だけではないと諭す...続きを読むPosted by ブクログ -
社会派 西村京太郎が,
鉄道推理小説とみせかけて,
国際的な公害問題を取り扱った話題作。
半分読んだところで,
なんか肝心なことが明かされないことに,
いらだちを感じ始めたところ,
十津川警部の,捜査一課の権限を超えた,
思い切った公害に対する摘発を辞さない構えに,
思わず拍手をしてしまった。
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個室のある寝台特急ゆうづるに同乗した女が殺されていた。
犯人として追われ,逃げ惑う。
罠にはめられたと思い,真犯人を探す。
警視庁に罠にはめられたと郵送し,十津川警部らが検討する。
捜査の結果,罠にはめられた理由が分かる。
車と列車にまつわる展開が続く。
どんでんがえしのどんでんがえし。
推理...続きを読むPosted by ブクログ -
最後の数ページで追い詰めまくる十津川。その姿はまさに圧巻!
"長崎駅"を"ナガサキ・レディ"と読ませるのはなかなかニクい。
この事件の本質を表しているような面もあるからだ。
イギリス人作家であるビクトリア・ヘイズは、スコットランドヤードの元警部で、日本への招待をきっかけに突側の部下だった刑事・酒井...続きを読むPosted by ブクログ -
「愛のサイト」で書かれたK・Eへの殺害予告。
十津川率いる捜査本部は、それが本当に犯行予告なのか、全く想像が付かなかったが、付かないなりに捜査してみると・・・
「国家」という大きなものを相手にしたときに、人間はどう動けるのか。十津川と友人の新聞記者・田川は勇敢だった。
そして、十津川率いる一...続きを読むPosted by ブクログ -
国鉄に脅迫めいた手紙がくる。
午前三時が鍵となる言葉。
青森で殺人事件が勃発する。
なぜか午前三時に警告が鳴る。
共通部分が気になる十津川警部が捜索にあたる。
なぞがなぞを呼ぶ。
列車の乗り継ぎの不思議。
午前三時の不思議。
該当する列車がなぜ選ばれているかの不思議。
多くの不思議が最期に...続きを読むPosted by ブクログ -
山形新幹線のグリーン車に乗る美女。
一緒の男性が毎回違うのを気にする車掌。
ある同乗者が殺されたところから事態は転換する。
疑問に思った車掌の一人が行方不明に。
何故を問う推理小説。Posted by ブクログ -
自殺か他殺か,わかりにくい事件。
遺産相続をめぐる丁々発止。
弁護士を巻き込んだ,泥仕合。
本当の犯人が誰かをめぐる推理小説。
解説は吉野仁。Posted by ブクログ