西村京太郎のレビュー一覧

  • 鎌倉・流鏑馬神事の殺人

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    2つの殺人事件を操作していく十津川警部が疑問に思ったのは,
    流鏑馬で失敗した有名人の謎の死。

    ややありきたりの展開であるが,
    流鏑馬を知る上ではよい。

    大口の博打や詐欺まがいの取引を摘発しないのは,
    税法上も疑義があるので告発しないのも不思議だ。

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    2012年01月01日
  • 木曾街道殺意の旅

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    木曽福島、馬籠、妻籠を舞台とした事件が起きる。
    東京と木曽路とを何度も往復する。

    退職刑事のあやしげな行動。
    西村京太郎だからこそ書ける事件。

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    2011年12月22日
  • 十津川警部捜査行 愛と絶望の瀬戸内海流

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    瀬戸内海流というよりは,四国をめぐる4つの事件簿。
    電車と飛行機、船を利用した,交通機関推理小説として面白い。

    登場人物の率直さと,十津川警部の真面目さがひきたつ話がある。
    犯人の人間性と,警察官の人間性を描写したいのだろう。

    極悪人が登場しないのが西村京太郎流かもしれない。

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    2011年12月13日
  • 十津川警部 姫路・千姫殺人事件

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    千姫の末裔という女性。
    ゆかりの品の「お宝鑑定」。
    テレビの番組の裏側を知ることができる。

    登場人物の不思議さと,
    十津川警部の常識人としての振舞が,
    西村京太郎の良さだということを再認識できた。

    「刑事として自殺されたのは残念だが、」
    終わりは納得できるものではない。

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    2011年12月13日
  • 兇悪な街 ~私立探偵左文字進~

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    犯罪心理学を学んだ2人の探偵のうち一人が死んだ。
    殺されたのだろう。

    犯罪心理学が最後になれば理解が深まることを期待して読んだ。
    西村らしい,軽い乗りが最後まで続く。

    大衆に受け入れられるには,難しくすることは御法度なのだろう。
    通勤電車で楽読みできます。

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    2011年12月11日
  • 十津川警部「裏切り」

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    犯罪の被害者が加害者のように演出することができるところが警察の恐さだ。
    新宿の歌舞伎町を舞台に,警察と暴力団の癒着を暴いて行く。

    ありがちな癒着ではなく,斬新な犯罪防止装置を,
    監視映像録画装置で作るという奇想天外なところがよい。

    ありえそうな話だと,特定の告発話になるが,
    ありそうにない話だと,本当にえぐり出したいことが鮮明になる。

    文章が稚拙だという批判はあるが,筋を追いかけるだけなら気にならない。
    大衆文学とはそういうものなのかもしれない。

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    2011年12月11日
  • 十津川警部「記憶」

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    誘拐にあった孤独なカメラマンのエッセイの標題が「遠い記憶」というもので,名前が永井俊。

    「満開の桜が咲いている。そしてそこを黒いSLが白煙をたなびかせながら走っている光景である。 そのSLの向こうに,人が二人立っている。それは中年の男と女であることはわかるのだが,顔ははっきりしない。」

    2歳半のときの記憶らしい。
    自分の親を「中年の男女」と思うだろうか。
    子供にとって,親は,大人だと思うが,中年とは思わないのではないだろうか。 疑問が残るエッセイだ。

    その疑問が解き明かされて行く。
    推理小説としてはなるほどと思った。

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    2012年03月01日
  • 山陽・東海道殺人ルート

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    せっかく,長崎から東京までの列車のトリックを謎解きにするのなら,
    もっとあっと驚くことがあってもよかったと思う。

    名神での事故による不通は種としては良いが,
    その結果がうまく生かされていない。

    名古屋に住んでいる人間なら,あたりまえのように分かるダイヤの追いつ,抜かれつする状況を,
    なぜ十津川警部はわからないのだろう。

    すぐに分かる列車トリックを最後まで引き延ばした趣旨が分からない。

    東京方面に住んでいると,地方の列車の乗り継ぎに対する興味は,そんなにすごくはないものなんだろうか。

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    2011年12月11日
  • 十津川警部の事件簿

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    冷静で正義感の強い十津川警部の6つの短編集。

    パン屋さんの話の「甘い殺意」
    町医者の殺人の犯人探しに匿名の懸賞がかかった「危険な賞金」
    商事会社の秘書課長が浮気と妻の流産に関係して罠にはまる「白いスキャンダル」
    M商事のワンマン社長を病院で狙う「戦慄のライフル」
    会社の同僚と飲みに行って罠にはまるが,それを解いてくれたのが雪という「白い罠」
    野球観戦に行った亀井刑事が遭遇する「死者に捧げる殺人」

    解説がないのがさびしいが,どれも力作だ。

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    2011年12月11日
  • 大垣行345M列車の殺意

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    十津川警部の孤独な操作
    青に染まった死体
    君は機関車を見たか
    大垣行345M列車の殺意
    の4本だて。

    後の3作品は列車もの。
    最初の作品だけは,鳥取への調査という旅行ものではあるが,
    列車自体の関係は少ない。

    解説は詩人の郷原宏(新潮文庫)

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    2011年12月10日
  • 京都 恋と裏切りの嵯峨野

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    西村京太郎は、京都ものをあまり書いていない。
    盟友の山村美紗が京都物を得意とするから、縄張りを侵さないためだったのかもしれない。

    京都 恋と裏切りの嵯峨野という標題を見て、山村美紗の書きかけの作品を完成させたのかなと思った。
    山村美紗とは取り決めがあり、先に亡くなった方の作品を、残った方が完成させるとのこと。

    西村京太郎が2作品を完成させて出しているらしい。
    標題を見たときに、本書がその作品かと思った。

    実際に中を読むと、十津川警部がでてくるので、西村京太郎の独自の作品であることがわかった。
    十津川警部が、京都府警に対する対応から、西村京太郎の山村美紗に対する対応がわかって

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    2011年12月10日
  • 十津川警部「友への挽歌」

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    フィリピンと日本を結ぶ利権を解剖する社会派推理小説。

    飛行機や鉄道が出て来るが,主たる推理の要素ではない。

    トカレフというロシア製の銃についての記載が詳しい。

    十津川の大学の同級生が殺人に関与しているかもしれないという想定で捜査が進む。

    フィリピンでの最後の事件から,どうやって無事に帰還できたのかの詳細は分からない。

    友情と信頼の絆を感じることができるかもしれない。

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    2011年12月03日
  • 十津川刑事の肖像

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    十津川が警部ではなく,まだ刑事だったころの話。

    危険な判決
    回春同盟
    第二の標的(セカンドターゲット)
    一千万人誘拐計画
    人探しゲーム
    の5作品。

    十津川警部のような切れはまだないが,
    将来を彷彿とさせる姿を見ることができる。

    続編をたくさん書いて欲しい。

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    2011年12月03日
  • 風の殺意・おわら風の盆

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    失踪した女性。
    その女性の写真を取っていた写真家が殺された。

    女性の知人の別の写真家と,
    殺人事件を追っている十津川警部が,
    富山県の八尾のお祭りにやってくる。

    不可解なことがたくさん。ある意味,違和感がたくさんかも。
    最後の結末がやや未消化かも。

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    2012年10月04日
  • 九州特急「ソニックにちりん」殺人事件

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    博多と大分を結ぶJR九州のソニックにちりん という特急が2度出て来る。
    乗務員をしていた女性が殺されるところから事件が広がる。

    選挙がからみ社会派推理小説という展開になる。
    十津川警部も活躍するので,警察官推理小説でもある。
    列車に乗り継ぐので,鉄道推理小説の可能性もある。

    実際には,弁護士が犯罪に手を染めているという,
    社会派推理小説として収まりがつくようだ。

    多面的な作品である。
    標題のソニックにちりん は あまり活躍しないのが残念。

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    2011年12月01日
  • 十津川警部 「家族」

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    十津川警部の部下の田中刑事が,
    行方不明になる前に辞表を出していた。

    田中刑事の家族を調べると、弟が行方不明になっているらしい。
    田中刑事の家族をさらに調べると、
    行方不明になっている女性の消息と関係しているらしい。
    行方不明の人間がどんどん増えて行くのかと心配になる。

    最後に事件は急展開する。
    十津川警部をはじめ,同僚が田中刑事の家族愛を信じ,
    なんとか事件が究明できないか奔走する。

    実際の警察ではありえないことかもしれない。
    人間中心の西村京太郎の世界の,こうであるべきだという提言だろう。

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    2011年12月01日
  • 終着駅(ターミナル)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    日本推理作家協会賞受賞作品
    「そして誰もいなくなった」と同様、
    集まった人が一人づつ殺されて行く。
    最後に残ったのが犯人だ。

    殺害の理由は,最後まで予測できない。
    伏線は少しづつ。

    日本推理作家協会賞作品の中では、
    読みやすい方かもしれない。

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    2011年11月30日
  • 恨みの三保羽衣伝説

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    恨みの箱根仙石原
    恨みの箱根芦ノ湖
    恨みの浜松防砂林
    恨みの三保羽衣伝説
    の4作品。

    いずれも十津川警部の事件簿。
    刑事が亀井、西本などいろいろ登場する。

    主に静岡県近辺を舞台にした東海道の事件を集めている。

    オール読物に発表し,文芸春秋から単行本として出たもの。
    150冊目とのこと。

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    2011年11月29日
  • 上海特急殺人事件

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    東京で起きた事件は誤認殺人だったらしい。
    上海で起きた事件は日本人が被害者と加害者の両方らしい。
    2つの事件の関連をさぐりに,上海へ飛ぶ十津川警部。

    世界をまたにかけれる人はすごい。
    上海の街の描写が詳しくないのは,
    西村京太郎流で、多少の街の変化に耐えられるように。

    西村京太郎の作品は,最後の最後に解決する場合、
    よくこれだけの枚数で結果を出せるのに驚く。

    大事でない事項はよくわからなくても,
    一番大事なことは解決しているというので、
    話の結末はよくわかる。

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    2011年11月03日
  • 麗しき疑惑

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    白い殉教者
    アンドロメダから来た男
    首相暗殺計画
    新婚旅行殺人事件
    の4作品。
    白い殉教者 は,雪の日の事件を起点にした推理小説。
    アンドロメダから来た男 は,SF小説。
    首相暗殺計画 は,歴史、社会派小説
    新婚旅行殺人事件 は,鉄道推理小説。
    西村京太郎が書きたかった小説がならんでいる。

    首相暗殺計画は,本当はこういうものを書き続けたいらしい。
    それだけでは売れないという助言に基づいているらしい。

    日中戦争前の社会を題材にしている。

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    2011年10月25日