西村京太郎のレビュー一覧

  • 行先のない切符

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    推理小説というよりは,不思議短編集8作品という感じ。
    夜の殺人者
    カードの城
    刑事
    行先のない切符
    手を拍(たた)く猿
    幻想の夏
    南神威島
    鳩

    夜の殺人者は,十津川警部・亀井刑事が登場。
    カードの城は,怪しげな詩人。
    刑事は,女優と刑事のそれぞれの人生。
    行先のない切符は,ミニミニ周遊券。
    手を拍く猿は,亡くなった人の足跡を辿る。
    幻想の夏は,義母と銃。
    南神威島は,伝染病と医師。
    鳩は,豆に毒を盛った。

    本当に不思議だ。

    0
    2012年03月26日
  • 十津川警部 会津 友の墓標

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    会津の白虎隊。

    日新館の教え
    1 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
    2 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
    3 虚言を言うてはなりませぬ
    4 卑怯な振舞をしていはなりませぬ
    5 弱い者をいじめてはなりませぬ
    6 戸外で物を食べてはなりませぬ

    否定形が多いのが難点かも。

    0
    2012年03月25日
  • 十津川警部 北陸を走る

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    心中だと思われた死亡事件が殺人らしいとのこと。
    関係者が次々に殺されるか自殺する。

    犯人が順に絞られて行き,最期は一人になったかと思った。

    大どんでん返しで,犯人が分かる。

    納得いかない点も何点かあるが,
    電車の中での退屈しのぎとしては十分に満足。

    ただし,最初と最期に二度しか北陸にしか行かないのに,
    「北陸」を走るというのは疑問。

    0
    2012年08月06日
  • 十津川警部 「スーパー隠岐」殺人特急(十津川警部シリーズ)

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    日本の地理に詳しくないので,壱岐と隠岐をしばしば混同してしまいます。

    隠岐諸島(おきしょとう)は、島根半島の北約50kmにある島々。隠岐島はない。

    壱岐島(いきのしま)は、九州北の玄界灘にある島。九州と対馬の中間。周囲の島を壱岐諸島と呼ぶ。

    話は心中する老夫婦が続出する話。
    しかも行方不明になってから,心中をするまでの間に1月ほど間があることに疑問を抱く十津川警部。

    話の途中で,保険金の詐欺か,自殺者から保険金を受け取って,借金を返済する手数料を取っているのかと思った。

    もう少し離しが複雑で,こういうことを考える人もいるのだと驚きました。

    0
    2012年08月06日
  • 十津川警部の試練

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    午後の悪魔
    北の女が死んだ
    警官嫌い
    若い刑事への鎮魂歌(レクイエム)

    警察ものが続く。
    警察関係者が,家族の犯罪の責任を取るために自殺するのはやるせない。

    0
    2012年03月23日
  • ひかり62号の殺意

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    出だしでいきなり狂言ではないかと思いました。
    どうもかきぶりが変です。

    ところで、犯人の護送の際に、トイレにいくのに刑事が一人で付き添うというのはお粗末限りない。
    十津川刑事ものの品格を落とす作品だと思います。

    マニラに逃げた犯人という設定はいいと思うのですが、、、
    最初がいまいちだと、ちょっと不満が残ります。

    宝石商に強盗が入った。
    あれ,どこかで読んだことがあると思った。

    ps.
    二度目に読んだ時に,
    一度読んだことがあるか,
    似た話を読んだのかは覚えていない。

    たしか,狂言だったような。

    十津川警部の物語も数百になると,
    読んだか,読んでないかを覚えていないのが悲しい。

    0
    2012年03月23日
  • 倉敷から来た女

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    短編集4編。

    倉敷,伊豆,沖縄,東京を舞台にした事件。
    政治,経済など話題も豊富。

    旅行の時の,電車や飛行機での退屈しのぎには最高。

    0
    2012年03月22日
  • アルプス誘拐ルート

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    誘拐事件と殺人事件が連続して起きる。
    身代金の引き渡しが終わり,
    子供が解放され,
    身代金を渡した親が殺される。

    怪奇な事件の裏側が,
    十津川警部によって,
    1枚,また1枚と剥がされて行く。

    最期は,西村京太郎の美学でもある,
    人間への信頼で終わる。

    人を殺さない美学もあっていいかもしれない。

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    2012年03月21日
  • 寝台特急「ゆうづる」の女

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    個室のある寝台特急ゆうづるに同乗した女が殺されていた。
    犯人として追われ,逃げ惑う。
    罠にはめられたと思い,真犯人を探す。

    警視庁に罠にはめられたと郵送し,十津川警部らが検討する。
    捜査の結果,罠にはめられた理由が分かる。

    車と列車にまつわる展開が続く。

    どんでんがえしのどんでんがえし。
    推理小説の醍醐味が味わえる。

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    2012年03月20日
  • 新・寝台特急(ブルートレイン)殺人事件

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    社会派西村京太郎の馬力全開の作品。
    海外青年協力隊に参加しようとしている青年が,
    暴力団にからまれて殺してしまう。

    友達が庇い,海外に行かせようとする。
    庇う友達。

    暴力団が復讐のために追いかける。
    寝台特急で長崎に向かい,船で出るらしい。

    海外に貢献するのは,海外青年協力隊だけではないと諭す十津川警部。
    青年に対する西村京太郎の伝言だろう。

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    2012年03月20日
  • 「のと恋路号」殺意の旅

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    社会派 西村京太郎が,
    鉄道推理小説とみせかけて,
    国際的な公害問題を取り扱った話題作。

    半分読んだところで,
    なんか肝心なことが明かされないことに,
    いらだちを感じ始めたところ,
    十津川警部の,捜査一課の権限を超えた,
    思い切った公害に対する摘発を辞さない構えに,
    思わず拍手をしてしまった。

    西村京太郎の罠にかかった自分を見た。

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    2012年03月20日
  • 長崎駅(ナガサキ・レディ)殺人事件~駅シリーズ~

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    最後の数ページで追い詰めまくる十津川。その姿はまさに圧巻!
    "長崎駅"を"ナガサキ・レディ"と読ませるのはなかなかニクい。
    この事件の本質を表しているような面もあるからだ。

    イギリス人作家であるビクトリア・ヘイズは、スコットランドヤードの元警部で、日本への招待をきっかけに突側の部下だった刑事・酒井信子を妻にしていたが、三年ぶりに来日することになった。
    寝台特急さくらに乗車したヘイズ夫妻と護衛のケンドリックス警部、それから警視庁の十津川班のメンバーで乗車し、長崎へ向かった。
    再三脅迫状が来ていたがその旅行は決行された。道中、小郡から宇部の間で、信子が何者かにさらわれてしまう。身代金を準備しつつ、佐世保のオランダ村にでかけ、長崎駅が身代金の受け渡しで指定されたが、まんまと身代金は犯人の手によって奪われてしまう。
    捜索をする十津川達だったが、ヘイズが信子が監禁され犯人の乗っている車を発見したところで、車は爆発炎上してしまい…

    冒頭から犯人によって誘拐されてしまうのだが、誘拐事件としてはあっけなく、しかしその短い時間の中でも緊迫感があふれる内容だ。ヘイズは信子のことを思い十津川達に逆上することもしばしばであったが、十津川達も焦っているのは同じであった。
    信子と犯人たちが車の爆発で死亡した後、イギリスにもどりヘイズは再婚し新たな小説を書き上げ、ベストセラーになったが、十津川はそれを読みふつふつとわきあがる疑問・違和感が。その疑問こそが、この事件の解決の糸口である。まさに元部下・信子を思う十津川の親心といったところか。

    最後の数ページで真犯人を追い詰めまくる十津川。忸怩たる思いもあったろうが、真実を突き止めたいという彼の気持ちに変わりはない。
    そしてそれは、日本人の矜持を示しているようでもあった。

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    2017年08月14日
  • 十津川警部「標的(ザ・ターゲット)」

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    「愛のサイト」で書かれたK・Eへの殺害予告。
    十津川率いる捜査本部は、それが本当に犯行予告なのか、全く想像が付かなかったが、付かないなりに捜査してみると・・・

    「国家」という大きなものを相手にしたときに、人間はどう動けるのか。十津川と友人の新聞記者・田川は勇敢だった。
    そして、十津川率いる一課の刑事たちも。

    最後の攻防は、手に汗握り、結末に驚く。
    十津川作品でもかなりのヒット作ではなかろうか?
    ドラマ化したら面白そうな一作である。

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    2012年03月19日
  • 小樽 北の墓標

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    刑事を辞めた木村が、父親の遺恨を解決しに小樽に戻る話。
    ひょんなことから昔の仲間が尋ねてこようとしていたのだが、その仲間が殺されてしまう。そこから始まった新たな殺人事件。

    長い時間小樽で展開される物語だし、もともと小樽の運河を埋めようという議論からはじまったので、小樽のことがよく分かる一冊です。この中にアイヌの話を入れてくる西村さんのセンスには、感動です。

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    2012年03月19日
  • 都電荒川線殺人事件

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    ネタバレ

    雑誌記者 青木亜木子の短篇推理小説。
    十津川警部が出て来る回もある。

    四国のお遍路の物語が一番興味深かった。

    できれば,もっとたくさん青木亜木子ものがあると嬉しい。

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    2012年03月15日
  • 災厄の「つばさ」121号

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    山形新幹線のグリーン車に乗る美女。
    一緒の男性が毎回違うのを気にする車掌。

    ある同乗者が殺されたところから事態は転換する。
    疑問に思った車掌の一人が行方不明に。

    何故を問う推理小説。

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    2012年03月15日
  • 夜行列車(ミッドナイト・トレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    国鉄に脅迫めいた手紙がくる。
    午前三時が鍵となる言葉。

    青森で殺人事件が勃発する。
    なぜか午前三時に警告が鳴る。

    共通部分が気になる十津川警部が捜索にあたる。

    なぞがなぞを呼ぶ。

    列車の乗り継ぎの不思議。
    午前三時の不思議。
    該当する列車がなぜ選ばれているかの不思議。

    多くの不思議が最期に解決へと進む。

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    2012年03月15日
  • 富士・箱根殺人ルート

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    自殺か他殺か,わかりにくい事件。
    遺産相続をめぐる丁々発止。
    弁護士を巻き込んだ,泥仕合。

    本当の犯人が誰かをめぐる推理小説。

    解説は吉野仁。

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    2012年03月15日
  • 祖谷・淡路 殺意の旅

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    元刑事で,私立探偵の橋本が,500万円の移送を依頼され,
    殺人事件の犯人に仕立てられる。

    なぜ釈放されたのか,釈然としない。

    秘密倶楽部の捜査がはじまり,
    十津川警部も罠に嵌められる。

    最期はあっけなく終わってしまうような印象を持った。

    政治家の腐敗を訴えたいのか,
    秘密倶楽部の存在を仄めかしたいのか,
    どちらかが分からなかった。

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    2012年03月14日
  • 十津川警部の死闘

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    短篇4つ。
    心中プラス1
    処刑のメッセージ
    加賀温泉郷の殺人遊戯
    特別室の秘密。

    最期の特別室の秘密は,十津川直子が活躍する。
    結末の終わり方がちょっと味気ない気もする。
    もう少し説明で描写があると嬉しいかも。

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    2012年03月13日