あらすじ
出会い系のホームページに、K・Eのイニシャルを持つ人物の殺人予告が掲載された。狙われたK・Eとは誰なのか? 犯人の目的は一体何なのか? 十津川は、大胆な捜査活動に乗り出した。
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Posted by ブクログ
「愛のサイト」で書かれたK・Eへの殺害予告。
十津川率いる捜査本部は、それが本当に犯行予告なのか、全く想像が付かなかったが、付かないなりに捜査してみると・・・
「国家」という大きなものを相手にしたときに、人間はどう動けるのか。十津川と友人の新聞記者・田川は勇敢だった。
そして、十津川率いる一課の刑事たちも。
最後の攻防は、手に汗握り、結末に驚く。
十津川作品でもかなりのヒット作ではなかろうか?
ドラマ化したら面白そうな一作である。
Posted by ブクログ
総理大臣誘拐事件。
まさかの大事件。
社会派西村京太郎がやりたかったことはこれなのだろうか。
偽の総理大臣をたてて,様々なことをしようとする人がいる。
十津川警部はじめ,警察官が辞職して,偽の総理大臣を誘拐しようとする。
男のロマンなのかもしれない。
壮大すぎてついて行けない人もいるかもしれない。
Posted by ブクログ
「十津川警部「標的」」3
著者 西村京太郎
出版 角川文庫
p10より引用
“サイトに危険なメッセージが載ったとしても、それだけで、会
員のリストを提出せよという裁判所命令はとれなかった。”
ミステリーの大家である著者による、おなじみの刑事が活躍す
る長編ミステリー。
とあるサイトに殺人予告が書き込まれた、そこから始まる事件
に御存知十津川警部達が挑む。
上記の引用は、サイトに書き込まれたメッセージについての一
文。書き込んでいる本人は冗談のつもりであっても、最近の事情
を鑑みるに、冗談でしたでは済ませてもらえないのではないでし
ょうか。楽しいネット空間がこれからも維持されるように、つま
らない事件は起こらないで欲しいものです。
今作は鉄道やその周辺が舞台ではありません。十津川警部はい
つでも鉄道に乗っているか、旅先で仕事してるイメージもってい
ましたが、私がこのシリーズを読んでいないだけのようでした。
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