あらすじ
暗い過去を持つ元刑事の私立探偵に、失踪人の捜索依頼があった。2人組の男女が会社の金を持ち逃げしたというのだ。2人の足取りを追って、九州に向かった私立探偵を待ち受けていたのは、十津川(とつがわ)警部が担当している殺人事件だった! 交錯する2つの怪事件の接点は、何か? 由布院、耶馬渓(やばけい)、阿蘇(あそ)、天草(あまくさ)――九州の名勝を舞台に、十津川の推理が冴える傑作推理長編!
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Posted by ブクログ
元刑事で,私立探偵の橋本豊が罠にかけられ殺人の容疑で逮捕される。
十津川警部は捜査協力の名の下,真相に迫ろうとする。
巧妙に仕組まれた罠。
何重にも鍵がかけられている。
1つ一つを解いて行く十津川。
別府ー博多を一日一往復している特急ゆふいんの森での事件が最大の鍵だった。
「君の人徳だよ」
と十津川警部が元殺人犯人の橋本にいう。
それが言えるところが,十津川警部の人徳なのだろう。
Posted by ブクログ
今度行く由布院旅行では、特急ゆふいんの森に乗らないのですが、由布院と名のつくならとりあえず読んでおこう!と思って借りました。
初の西村京太郎ですが、印象としては句読点が多くてそれを気にし出すとなかなか進まない。
「、」をほどよく抜いたらページ数がかなり減るんじゃないかと思ってみたり( ̄◇ ̄;)
ストーリーは分かりやすくて、いかに事件を解決するのかすごく楽しみになります。水戸黄門的な、最終的にはちゃんと疑い晴らして天晴れでしょ?みたいな安心感がある。
登場人物も魅力的。由布院ってだけで借りたのでこの橋本探偵の過去を先に読むべきだったかも。