西村京太郎のレビュー一覧

  • 夏は、愛と殺人の季節

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    政治家と暴力団の繋がり。
    背景に,西村京太郎の社会派としての立脚点を問う姿勢があるのかもしれない。

    現実の社会では、埋もれてしまう事件が、
    十津川警部が扱うと解決していく。

    警察の力だけでなく、
    警察を追われた人間に、
    個人のお金を払っても解決しようとする十津川警部。

    正義感を前面に出すのではなく、
    淡々と透明感のある性格で振る舞う。

    西村京太郎の愛好者の満足感は高いだろう。

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    2012年04月24日
  • 阿蘇・長崎「ねずみ」を探せ

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    人の弱みにつけ込んで、脅迫する犯罪者。

    過去の死亡事件が殺人の可能性があるかどうか調べる十津川警部。

    最後に「臆病なねずみの独り言」という小説が出る。

    それならいっそ「「臆病なねずみの独り言」殺人事件」でもよかったかもしれない。

    地名を入れた方が本が売れるし、現場の2つであることに間違いはないのだが、、、

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    2012年04月23日
  • 恋の十和田、死の猪苗代

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    刑事を巻き込む壮大な殺人事件。

    調べて行くに従い,過去の殺人事件が分かり,調べて行くと関係者が殺される。

    合計何人殺されたのだろう。
    1つ不安があるとすれば、西村京太郎の価値観かもしれない。

    男性視点では問題ないことも、女性視点だと問題になることがある。
    よほどしっかりした女性に作品を見てもらっていたことがわかる。

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    2012年04月23日
  • 十津川警部「子守唄殺人事件」

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    子守唄の話と、女性の自立の話と、婦夫が子供を作るかどうかについても社会的な題材を取り上げている。

    途中までは、いい感じで3つの話題が織りなしていた。

    最後が、あまりにもあっけなく、詰らない結末だった。
    意外性を追求しすぎたのかもしれない。

    せめて、犯人から子守唄に関する含蓄を話させて欲しかった。

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    2012年04月22日
  • 松山・道後十七文字の殺人

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    亀井刑事の句から始まる

    子殺しの 母にも涙 春へんろ 亀井

    花冷えの 二人が死ぬを 見たいと思う 東京 小町
    桜樹を削り 怨念という字を 何度書きたるか 東京 赤鬼
    春風に 血の匂いを嗅ぎし 二十才の時 東京 青二才

    疲れ果て 花冷えの朝 訃報聞く 乙女

    春雷や 墓石の下に 二匹の蛾 三人

    死ぬ覚悟 心に秘めて 彼岸花
    ひたすらに 死にたいと思う 冬寒むの朝
    冬枯れの 桜に頭打ちつけ 死を誓う  狼児

    花冷えの 心に咲きし 悪の華

    朦夜の 最後の一撃 桃の花 山下保子

    雲走り いずこへ帰るか 夏つばめ 山下保子

    これらの句に興味を持つか,西村京太郎の美学に共感する人は読むとよい。

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    2012年04月22日
  • 十津川警部 愛と死の伝説(下)

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    竹内文献をめぐる連続殺人事件。
    犯人だと思うコンピュータソフトの会社社長と秘書を逮捕する。

    会社社長の娘と秘書との軋轢が明らかになり,結末に向けて大どんでん返しが続く。

    関係者の死で,話を終わらせていいものかどうか疑問だ。
    現実には次々に事件は起こるので仕方ないと言えるのかもしれない。

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    2012年04月21日
  • 十津川警部 愛と死の伝説(上)

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    竹内文献というものがあるらしい。
    コンピュータゲームの会社の社長と秘書が,関係する場所に行く度に人が死ぬ。

    東京での殺人事件の関係で十津川警部も捜査に乗り出す。

    改造拳銃を所持する秘書。
    怪しさ満載のもと下に続く。

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    2012年04月21日
  • 十津川警部 二つの「金印」の謎

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    漢委奴国王の印以外に,もう1つの金印があったという。

    どう考えても怪しい話。

    十津川警部には相応しくない怪しげな話。
    怪しげだからこそ,十津川警部のような冷静さが必要なのかもしれない。

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    2012年04月19日
  • 十津川警部・怒りの追跡(下)

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    アフリカの砂漠で意識を失う十津川警部。
    妻の直子が現地に向かう。

    十津川警部が活躍する源泉が,妻の直子の力だということが分かる。

    事件は大規模で十津川警部でなければ扱えないもののようだが,
    記憶をなくした十津川警部に情報を提供し,
    指針を示唆する亀井刑事の力量も大きいことが分かる。

    社会派,西村京太郎の本領発揮。
    十津川警部だからこそ許される記述がある。

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    2012年04月18日
  • 十津川警部・怒りの追跡(上)

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    清水刑事の弟が殺され,清水刑事も殺される。
    十津川警部の面目が潰れる。

    相手が国際的な組織で,政府の転覆を図ろうとする。

    国際的に活躍する十津川警部だからこそ,
    この規模の事件に相応しい。

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    2012年04月18日
  • 天草四郎の犯罪

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    あやしげな天草四郎という人物。
    なぜか事件の周辺に偶然いて,犯人たちをやっつける。

    不振に思う十津川警部らが,捜査を進める。
    結末はあっけなく,消化不良の感がする。

    十津川警部が翻弄されるのでなければ,読まなかったかもしれない。

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    2012年04月18日
  • 丹後 殺人迷路

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    次々起こる殺人事件。
    狙撃の名手を探す。

    翻弄される十津川警部。
    最後は丹後の地主が背後に浮かぶ。

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    2012年04月18日
  • 十津川警部捜査行 愛と殺意の伊豆踊り子ライン

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    午後の悪魔(十津川警部の試練)
    二階座席の女(十津川警部C11を追う)
    偽りの季節 伊豆長岡温泉(青に染まる死体 勝浦温泉)
    会津若松からの死の便り(会津若松からの死の便り)

    いずれも他の文庫(NOVELS)で読んだものばかりだったので残念でした。

    すでに4冊とも感想を書いています。
    それぞれを参照くださると幸いです。

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    2012年04月16日
  • 十津川警部 十津川警部「初恋」

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    「江ノ電の中の目撃者」(EF63形機関車の証言)の後、高山で旅館を経営しているという初恋の相手。

    最初は本人が殺されたという話があり、それを知らせた人が殺される。
    実際は娘が亡くなっていたが、殺人事件になっていない。

    延々と翻弄され、最後に手紙で終わる。
    十津川警部の迷いが、そのまま話の展開の迷いになっているようで、
    閉じていない話題がいくつかある。

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    2012年04月16日
  • 闇を引き継ぐ者

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    西村京太郎にしては珍しく,恐怖小説に近い犯罪推理小説です。
    恐い話が嫌いな方は,読まないことをお勧めします。

    若い女性を殺したり,女性の刑事を精神的,肉体的に追い詰める場面があります。

    西村京太郎は,描写が微に入り細に入りではないので,本格恐怖小説ではないのかもしれません。
    それでも読後は心地よくはありませんでした。

    十津川警部の採った行動は,自分の予測通りだった。
    その後の行動はひょっとしたら,辞職するか,一月自主謹慎するかもしれない。

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    2012年04月16日
  • 十津川警部 特急「雷鳥」蘇る殺意(十津川警部シリーズ)

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    雷鳥のお座敷列車を庭に置く家。
    おかしな問い合わせ。

    問い合わせの日に置きている殺人事件。
    誰が犯人で誰が関係者が推理する。

    時効が事件に対してどういう意味を持つかがわかりにくかった。

    雷鳥は関西と北陸を結ぶ特急。
    東京の十津川警部がどういう経緯で関係するかの必然性もわかりにくかった。

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    2012年04月15日
  • 十津川警部「ダブル誘拐」(十津川警部シリーズ)

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    ダブルと書いているが,誘拐は4人。
    次々と誘拐される7歳の少女「みか」。

    なぜ誘拐しないといけないのかが不明。
    ほかにも方法があるはずなのに。

    十津川警部らの推測があまりにも適切過ぎるのも不自然。
    題材は面白いが必然性はやや消化不良かも。

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    2012年08月06日
  • 知床 望郷の殺意

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    冤罪で逮捕され退職した警察官をなおしつこく追いかける人達がいる。
    母の住む知床に戻ろうとする。
    飲み屋のママが,北海道にいっしょについてくる。
    怪しげな人間が2人を尾行し,最後には警告の文章を置いて行く。

    東京へ戻り,何人かの元警官に合うと,次々と殺人が起きる。
    十津川警部も乗り出して,犯人を追い詰める。

    同じ話が何度もでて来て,ややくどいところがあった。
    本当に犯人は一つのグループなのかどうか,確信は持てなかった。

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    2012年04月13日
  • 門司・下関 逃亡海峡

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    妻が油を撒いて火をつけ自殺した。
    一緒にいた夫が犯人として捜査が始まる。

    逃亡を助けようとする韓国人の学生。

    九州から対馬まで逃亡し逮捕される。

    逮捕されたら,自分の犯行だと認め,有罪が確定する。
    その後十津川警部にだけ本心を明かす。

    西村京太郎の美学の範囲と境界がわかる本。

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    2012年04月12日
  • 十津川警部 五稜郭殺人事件

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    殺人事件があり,被害者が所属していた新組織の愛称に,新撰組という命名をした時点で負けを予測していたみたいで感心できなかった。

    行方不明者が在り,もう一人殺された時点で,強制捜査をなぜしなかったのだろう。

    新会社が立ち上がり,順調に仕事が進んでいたのも不思議だ。

    貸し付けのお金を引き揚げるのも納得がいかない。
    他の銀行も足並みを揃えるのは不自然だ。

    設定が不自然なため,話の流れにも無理が在る。
    新撰組ということを指向した人達の無理がたたったのだろうか。

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    2012年04月12日