西村京太郎のレビュー一覧
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読者への挑戦状。伏線やトリックなど本当に素晴らしかったです。西村京太郎さんはトラベルミステリーばかりだと思っていましたが、こういうのもあるんですね。ちゃんとメイントリックが明示されていてフェアだったのも素晴らしい。Posted by ブクログ
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動機も犯行も手が込んでいておもろかった。犯人たちが若干行き当りばったり感(演技力とか、目的に対する罪のない人の犠牲とか)と一人無駄死にで嫌だった。Posted by ブクログ
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1980年代~90年代に書かれた短編で、旅先や列車内での出会いのワクワク感、男女の結婚観などに時代を感じる。アプリで乗換案内検索をする昨今、時刻表トリックなども読者がイメージわきづらいのだろうなあ。
色々な意味で歴史を感じる作品集だったPosted by ブクログ -
昭和56(1981)年度日本推理作家協会賞長編部門受賞作。西村京太郎のトラベルミステリーとしては3作目で、恐らく最も有名な作品といえるだろう。
3度ドラマ化されているため、私も見たことがあるのだが、ドラマ版は結末が異なっていた。
まず本作で描かれる上野駅が纏うイメージが私の持つそれとは全く異なる時代...続きを読むPosted by ブクログ -
十津川シリーズで一番スケールの大きな話だった。
劇場版という感じ。アクション映画としてできる。いつもどおりに十津川の冷静な判断も光る。Posted by ブクログ -
1970年の大阪万国博覧会へ寝台急行「銀河」で往復したことを思い出しました。当時、ホテル・旅館が一杯で宿泊が出来なかったので寝台急行で往復したと父親から聞いたことがあります。当時は小学校6年生で大人料金になる前に強行したようです。確か当時の車両は20系ではなく10系だったような気がします。また、A寝...続きを読む
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まだ行ったことがなくて、訪れたい西鹿児島、枕崎が舞台の推理小説で、買ってみた。
苦労して自分の世界を築いた故西村京太郎氏の作品をこれを機に、読み進みたい。Posted by ブクログ -
西村京太郎氏の著作を読むのは初めてでしたが、とてもテンポがよく読みやすく、最後までいけた。雪の山荘というクローズドサークルで宿泊者が次々と死んでいく、
それと同時に東京で双子が強盗を繰り返すという事件が起こる。ところどころにアガサ・クリスティが引き合いに出され作者が真っ向勝負を挑んているのがうかがえ...続きを読むPosted by ブクログ -
西村京太郎さん自薦5作品の一冊。1971年s46刊行。アガサクリスティー「そして誰もいなくなった」西村京太郎版。冒頭一卵性双生児を利用したトリックであると。東京で双子犯人の連続強盗事件と年末山奥ホテルに招待された6人に起きるクローズドサークルを舞台とした殺人事件が同時進行。折角のヒントも犯人が最後ま...続きを読むPosted by ブクログ
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1978年(S53)西村京太郎さん数多くの著作より自薦5編の1冊。鉄道トラベルミステリーシリーズ第一弾。東京発西鹿児島行き寝台特急ブルートレイン「はやぶさ」で取材していた週刊誌に起こる不可解な事件からの連続殺人事件。スマホもインターネットもない時代ながら深みのある物語でビックリ。十津川警部シリーズの...続きを読むPosted by ブクログ
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『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の中でも一番好きな作品。
2つの事件が並行して行われていく。
深い雪に囲まれた山荘で次々に人が殺されていく。その一方で、双子の強盗犯が次々に強盗をしていくが…。
この作品の凄いところは、最初に作者から種明かしがされているところだ。
「この推理小説のメイントリ...続きを読むPosted by ブクログ -
一番の印象は非常に読みやすかった
余計な言い回しなど無く、頭に入りやすい
ミステリー要素は少々薄く結末も割とサクッと終わるが、その分内容の理解もしやすかった
また十津川と亀井のナイスコンビを見ているだけでも楽しいPosted by ブクログ -
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品。本書の最初にノックスの十戒どおり双生児を使ったトリックですと、明かしている。それすらも作者の、巧妙な罠だったのだと感じました。小柴兄弟、早川と西崎、両方とも法で裁くのは難しい。その状況で最後、心理に的に追い詰めたのはとても印象的です。殺し...続きを読むPosted by ブクログ
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初めて読みました。
西村京太郎さんシリーズ。
知人が好きだと話していて、どんな面白さがあるのか知りたくて。
どきどきわくわくしながら、話の展開を楽しめました。
無駄のない文章で、時々さりげなく話の流れを整理してくれるので、状況をちゃんと把握しながら読めました。
他の作品も読んでみたいけれど、殺人...続きを読むPosted by ブクログ -
両国3番ホームの出来事と指輪の謎に十津川警部が挑む!
いつもは「カメさん」と呼ぶのに、今回は「亀井」と呼び捨てに…なんか違和感がある。Posted by ブクログ -
「この本を読まれる方へ この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。」
冒頭で作者から堂々と言い切られる事が、逆にワクワクする。
本書は二時間サスペンスでお馴染みの西村京太郎による本格ミステリだ。
東北の山荘への招待状により集められた、オーナー含め7人の男女。なんの繋がりも...続きを読むPosted by ブクログ