西村京太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んだきっかけは鉄道好きの息子に、「鉄道の名前が入った小説を読んでみたいけれど、殺人事件ばかりで…」と言われたことでした。
言わずと知れたサスペンスドラマ、トラベルミステリーの大作家西村京太郎先生のことかぁーー!!と思い、中学生の息子でも読めるものだろうか?と試しに私が読んでみました。
この本の解説にもありましたが、息子の好きな東京の在来線が舞台になるお話は珍しいようですね。この短編集は表題作の中央線以外にもたくさん電車が出てきましたが、馴染みのない土地が舞台でも、私もリアルな地名が出てくる小説が好きなのでとても楽しんで読めました。
空気感に慣れるまでは少しかかりましたが、慣れたら面白く感じてきました!殺人と愛人が多すぎますけど(笑)、文章も意外とぎっちり詰まっていなくてさくさく読めるしこれは中学生ならまぁいけるか〜と判断したので息子に貸してみようと思います。
十津川警部のプロフィールやこれが何作目なのかという前情報がなくても読めました。もちろん知っていればもっと味わえるのかもしれませんが。
好きな電車や舞台を見つけて他の作品も手を出してみたいです!著作が多いので沼が深そうです! -
Posted by ブクログ
ネタバレおもしろい!
最初は時代背景が昔過ぎて、古臭いな、合わないな、とか思っていたが、読み進めるにつれて、2つの事件が交互に展開され、どういうことだ、とどんどん深みにはまっていった。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる事件、ベタだ、ベタすぎるだろう、と思いながらも、きちんとクローズドサークルを作り上げ、事件を展開させていく、いわゆる、王道。
片や、双生児をつかった事件が語られる。
犯人分かっているし、どこか、トリックだよと、頭に疑問符を浮ばせた。
この2つがどのように交わるのか、ずっとドキドキしていたが、後半怒涛のような展開に思わず、ため息を漏らした。
なんということか、最初のプロローグからして、私は騙されていたのだ。双生児を使ったトリック、なるほど、『双生児を使う』というのは、小柴兄弟のこと自体を指すのか。つまりはこの話には双生児は2組、計4人が出てくる。これがこの本のコア。
終わり方もいい、少し余韻を残すあたり、読ませる技術の高さを窺い知れた。読む価値は大いにある。