西村京太郎のレビュー一覧
-
助けてほしいならせめてフルネームで助けを求めた方が・・・・・・というのが初っ端からちょっと気になったが、序盤の展開は非常にスピーディーで楽しい。中盤~終盤はいつもの強引さですすむが、まあ許容範囲。アイデア一発勝負ものとはいえ、十二分に満足感のある作品でした。Posted by ブクログ
-
ザ王道ミステリー。最初から双子のトリックと種明かしした上で、謎解きを挑戦させる。
二つのストーリーが重なった時、ミステリーは確信に迫っていく設定。
二つともはっきり区分けのつく流れで、両方とも楽しめた。
王道を読みたいときにはピッタリ!
時代設定が古いかな。殺害現場にゾロゾロといけちゃうとか、電話線...続きを読むPosted by ブクログ -
二時間サスペンスの時刻表トリックの人、というイメージだったが本格的なクローズドサークルミステリーだった!
でもやっぱり鉄道はからんでくるのね(笑)
■双生児
あからさまに出てくる双子とは別の双子がいるんだろうなぁとは思ったが誰なのかはよみきれなかった
実際に指紋やDNAの証拠がなく、目撃証言だけで...続きを読むPosted by ブクログ -
西村京太郎といえばトラベルミステリーの印象が強すぎて、あまり知られていない気がする超本格物のミステリー。
そして誰もいなくなったそのもので、ワクワクが止まらない。
東京と宮城の二元進行で、2つのストーリーがどういった形で結び付くのか・・・、最後まで見当もつかなかった。
真相解明の際のカタルシスがそこ...続きを読むPosted by ブクログ -
一行目:今から、二十五年前、正確にいえば、昭和十九年八月に、日本のある場所で、二人の男の子が生まれた。
面白いという話は聞いていたけど、本当に面白かった。
現代でも似たようなトリックを知っていても面白いのだから、発表当時は斬新だったにちがいない。
句読点の打ち方が独特で、西村作品だなぁとしみじ...続きを読むPosted by ブクログ -
地元の私鉄に惹かれて手に取りました。
宗教について深く考えたことがなかったので、難しかったけど新たな学びになりました。結局は自白で全てが明らかになったけど、終わり方がさらりとし過ぎかな。
近鉄が不思議な鉄道でもある、の解説がほしかったぁ!!Posted by ブクログ -
西村京太郎氏の作品といえば十津川警部シリーズを主としたトラベルミステリーで本格推理というよりは探偵役の活躍を楽しむ作品が多いイメージ。しかし本作は最初にトリックを明かしたうえでの読者への挑戦であり、「そして誰もいなくなった」をモチーフにしたクリスティへの挑戦でもある実直な本格推理小説でした。
読者...続きを読むPosted by ブクログ -
「メイントリックは
双生児であることを利用したものです」
最初にこの一文がある
アガサクリスティ「そして誰もいなくなった」
のオマージュ的小説
オマージュなので
全員殺されるのかな
と思ったけれど..そうだった
最初の方はトリックや犯人は
全然わからなかったけれど..
終盤..色々なヒント...続きを読むPosted by ブクログ -
その後も登場する橋本豊探偵が警察を辞めるに至った際の作品。
十津川警部の決めつけやアリバイ優先捜査、被疑者への同情忖度、強引な解決などは昔から変わらないが、それが彼の良さでもある。
まだまだ夜行列車や北海道を走る鉄道が多かった時代の作品で、そのころを懐かしむこともできる。きちんと旅をしているので、冬...続きを読むPosted by ブクログ -
アガサクリスティの名作をオマージュした作品。
冒頭の読者への挑戦がかっこいい!
個人が特定できないという一点で無罪を押すことができるんだ、と驚き。警察が犯人の組んだ仕掛けを崩せず、最後は不幸な事故を持ち出し感情を揺さぶるというのはうーん、、でした。理論を崩す探偵ではなく、目的が犯人逮捕なのでそうこと...続きを読むPosted by ブクログ -
人生初の西村京太郎作品 実家の本棚で見つけたため一読したきっかけ
陸軍幼年学校での実体験が克明に記され、当時の状況が想像できる。特に、及川の死が印象的だ。
作品自体は前半では,筆者の経験、後半では日本の戦争論に移り「日本人が現代戦争にいかに向いていないか」について実例を挙げ主張していた。
日...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマでおなじみの十津川警部と亀井刑事のコンビが活躍する短編ミステリーです。舞台は長野県。
今も盛んに再放送されているドラマのミステリー小説なので、親近感が湧きます。Posted by ブクログ -
謎の投書を捜査に組み入れたい気持ちはあったものの、上層部などの関係者は早期解決のため、投書を無視しようとするのは、きちんとした解決にはやめた方がいいかもしれません。Posted by ブクログ
-
特攻隊の話をベースにした人間の感情や機微をしみじみと感じられる小説でした。
同じことを繰り返し繰り返し書かれているのは少し気になりましたが全体としていいお話でした、Posted by ブクログ