西村京太郎のレビュー一覧

  • 名探偵も楽じゃない

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    ミステリマニアのMMMクラブの会合に招かれた名探偵明智小五郎、ポアロ、クイーン、メグレ。会合のホテルでMMMクラブのメンバーたちが次々と殺される。
    ホテルで4人殺されるまで廊下に警備員を配置しない警察もだし、次々殺されてるのに静観する名探偵たちも草。
    ミステリというかストーリー性を楽しむ本ですね!

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    2025年11月29日
  • 特急「北斗1号」殺人事件

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    恋人と借金に追われて北海道で自殺しようとした主人公が、電車で出会った見知らぬ男から100万円渡され3日間旅に同行してほしいと言われた。

    とても読みやすかった。くどくどしてる部分もなく、かと言って読み手任せなところもなく、スラスラ読めた。ドラマを見ているかのよう。

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    2025年10月10日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    ネタバレ

    おもしろい!
    最初は時代背景が昔過ぎて、古臭いな、合わないな、とか思っていたが、読み進めるにつれて、2つの事件が交互に展開され、どういうことだ、とどんどん深みにはまっていった。

    アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる事件、ベタだ、ベタすぎるだろう、と思いながらも、きちんとクローズドサークルを作り上げ、事件を展開させていく、いわゆる、王道。
    片や、双生児をつかった事件が語られる。
    犯人分かっているし、どこか、トリックだよと、頭に疑問符を浮ばせた。

    この2つがどのように交わるのか、ずっとドキドキしていたが、後半怒涛のような展開に思わず、ため息を漏らした。

    なんということ

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    2025年10月02日
  • 危険な殺人者

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    シニカルでいてそれでいてゾッともしないでもない短編小説。書かれた時代がスマホもない昭和の時代なので全体的には古臭い作品だが、今でも使われるようなオチが当時からすでに書かれていたというのが新鮮で楽しい。第一話目なんかは最近に読んだ『踊りつかれて』の土台骨とも言える。当時の小説はこれくらいスピード感と躍動感があったよなぁって思いに耽る。

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    2025年09月30日
  • 琴電殺人事件(新潮文庫)

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    琴電や金比羅さん、歌舞伎などの話を知ることができて大変学びが多かったし、サクサク読める良書だった。登場人物(市之介)の「本番を楽しむためには、稽古で泣かなければならないと思っています」という言葉は個人的に強く刺さった。

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    2025年09月27日
  • 北陸の海に消えた女

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    ネタバレ

    どの話もあっさり犯人がわかってどんでん返しとかは特にない。わかりやすい短編集だった。
    西村京太郎は長編の方が断然面白いなと思った。
    強いて言えば1話目が1番ユーモアでおもしろかった。凄く命がもったいないなって思った。

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    2025年09月27日
  • 寝台特急(ブルートレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ミステリーの名著と知って購入。
    スマホはもちろん、携帯も無い時代の作品。連絡手段が固定電話。なんともまどろっこしい感じがしたが、極上のミステリー作品、間違いなし。名著と言われるだけあります。

    このミステリー作品の最大のトリック部分、おそらく、この作品が名著と言われる由縁となった、そのトリックは「さすが!!」でした。凄かった!!

    寝台特急というのもエモくていい。先が気になり、謎が気になり、読みを止めるのが難しかったです。

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    2025年09月21日
  • 戦争とミステリー作家 なぜ私は「東条英機の後輩」になったのか

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    ネタバレ

    『戦争と~』と銘打っていますが西村さんの簡単な自伝、というところです。

    戦前、戦中、戦後の世の中を少年の目を通して見ることができました。住んでいた地域によって戦争というのは捉えられ方が全然違うなぁ。西村氏は恵まれていたほうかも?

    一時期探偵社勤務だったというのがとても面白かったです。もうちょっと詳しく書いてほしかった(笑)この本、すっごく文字が大きくて驚きました。小学生の教科書並みの大きさです。

    著作は『湖西線12×4の謎』のみ読んだことがあります。

    トラベルミステリーを書く多作なイメージの作家さんというぐらいの認識でしたがWikipediaによると649冊ということでした。凄すぎる。

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    2025年05月17日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    おもしろかった。
    双子の入れ替わりを使ったトリック、と最初に宣言しているが、こういう形で利用してくるかと驚かされた。
    強盗と雪に閉ざされた山荘での殺人というふたつの事件が同時進行し、この事件の関連は何かと色々考えていたが全然予想できなかった。

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    2025年04月19日
  • リゾートしらかみの犯罪

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    ネタバレ

    初っ端から西本刑事が殉職するという事実。十津川警部シリーズを読んできた方にとっては衝撃が走る。西本刑事の代わりに津村刑事が捜査一課に配属されるわけだが、津村刑事の両親が殺される。それも、津村刑事が高校生の時に起きた事件と関連している可能性がある。数多くの十津川警部シリーズを読んで来た私からすると、政治家の影が怪しいと勘繰るが、その予感が当たった。津村刑事が高校生の頃の出来事と、津村刑事の両親が殺された理由は郵政民営化についての政治絡みが原因となった。裏金問題も話題になっている政治家問題は実に穢らわしい。

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    2025年03月24日
  • 魔界京都放浪記

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    ネタバレ

    日本は広島と長崎に2回原爆を投下された唯一の被曝国である。尤も、元々原爆は京都に落とされるはずだった。その理由は京都は魔界であるからだという。 十津川警部は京都・長崎・広島の代表者と討論することになり、京都と原爆について原爆について真相に迫る。殺人事件の捜査ではなく、原爆といった歴史の真相に迫るという西村先生にとって少し珍しい作品。 この討論の主なテーマは「あの世に行き来することができるか?」というもの。その答えは最終章になってわかる。原爆が落とされた直後の凄惨さ、それは地獄だった。この世とは思えない…。

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    2025年03月24日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    ネタバレ

    はじめに、この本のメイントリックは双生児であることを利用したものです、と宣言している珍しい構成。
    しかしまんまと引っかかった。終盤に差し掛かってくると主人の早川が実は双子なんじゃ…?くらいには思ったものの、詳細のトリックまではもちろん気付けず。

    アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」への挑戦ということ。
    この本も以前読んでいるが、人が1人ずつ殺害されていくところや、それに合わせてボウリングのピンが1本ずつなくなっていくところなど類似点が多々あった。

    宮地刑事視点と、京子視点の物語が交互に進んでいく構成で、この2つの話がどうやって噛み合うんだろうとわくわくしながら読んだ。
    トリックは

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    2025年02月25日
  • 現金強奪計画 ダービーを狙え

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    西村京太郎の競馬ものの1つ。ではあるが、ダービー(競馬場)は今回の犯人達が狙う場所として設定されたものであり、メインは首謀者達若者がそれぞれ抱く鬱憤と、彼らの群像劇。現金強奪作戦はあくまでオマケというか、彼らを結びつける材料。
    現金強奪作戦のハラハラに、途中舞い込む怪文書のハラハラを付け加えたもので、怪文書側の犯人が分かったのは昔自分がこの本を読んだ記憶がなんとなく残っていたからか、それともほかに犯人があり得ないからか。
    西村氏が描く「若者」がこの時代の平均的な若者の姿をどこまであらわしていたのかは分からない。西村氏がこの本の若者に何かを託したかったのかなあ(執筆時の年齢も知らずに書いてます)

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    2025年01月14日
  • 新装版 天使の傷痕

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    読みやすい
     推理小説で、心情をくどくど描写せず、淡々と起ったことを書いていく。無駄な橋がなく、読みやすい。まづ、そこに好感を持った。
     今までどうでもいいことばかりに拘泥する推理小説を読んできて、うんざりしたといふのもある。
     解説の通り、本格派で始まり、社会派で終結するが、それも嫌味ではなかった。

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    2025年01月12日
  • 智頭(ちず)急行のサムライ

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    途中まで十津川警部が出てこなかったのでどの様に進展するのだろうかと思いました。井口氏が事件に巻き込まれてからの展開はハラハラしました。

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    2024年12月19日
  • 函館駅殺人事件

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    複数の事件が函館駅で交錯し、さらに新たな人物と謎も出てきて最後まで飽きない作品。都合のよい悪者社長の存在と最終版の展開は仕方がない。
    青函連絡船時代の函館を知らないので、当時の混雑の様子は想像するしかないのだけれど、犯罪者以外にもそれこそ色々な人がたくさんいたのだろうなあ。

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    2024年12月02日
  • 飛騨高山に消えた女

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    めっちゃ面白い!!!十津川警部シリーズというものがあるとは知らずに読んだ本作でしたが全然良かったです!
    恥ずかしながら飛騨高山という場所がある事さえ知らなかった.....ですが...!勉強になりましたし実際行ってみたいなと思わされるという!最高すぎる!!!
    スリリングなシーンこそないけど淡々とだけど警察側に焦りが見え始めたりする心がキュッとなる感じがしました。ミステリーの仕掛け.....よく作られてるなぁ.....

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    2024年11月27日
  • 新装版 天使の傷痕

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    ネタバレ

     主人公田島は、交際相手の昌子とのデートで、南多摩方面にむかった。しかし、そのデート中、瀕死状態の男に遭遇して、間もなく息を引き取った。その際、男は「テン」という言葉を遺した。田島は「テン」と呼ばれる正体を探るために、警察と協力して謎に迫る。のちの調査で、テン=天使だと判明したが、ではその天使とは何者なのかを、読者は主人公とともに真実に迫る。

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    2024年11月24日
  • 新装版 天使の傷痕

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    1965年発表、西村京太郎作の長編第2作。素人探偵、警察捜査も丁寧に描かれており、本格的なトリック、動機の特殊性など社会派ミステリという枠組みに収まらない傑作。一方で、雪国へと捜査へ赴く叙景描写も素晴らしく、ここには作者の代名詞でもあるトラベルミステリの萌芽もあるように思える。

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    2024年11月19日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    西村ミステリーの中でも一番本格寄りなのが本書であろう。名作として名高いし、噂にたがわぬ出来栄えだった。各所で言われているが冒頭に双子トリックである、と明言されておきながら騙される、という点も良いのだが、個人的には2つの事件がどのように交差していくのかが全く見えてこない点に素晴らしさを覚える。さらに双子を活かすことで生まれる幅が物語に厚みをもたらしている。キャラのモブ感には若干不満を覚えるもののミステリ的な完成度は高い。

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    2024年10月20日