西村京太郎のレビュー一覧
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ネタバレおもしろい!
最初は時代背景が昔過ぎて、古臭いな、合わないな、とか思っていたが、読み進めるにつれて、2つの事件が交互に展開され、どういうことだ、とどんどん深みにはまっていった。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる事件、ベタだ、ベタすぎるだろう、と思いながらも、きちんとクローズドサークルを作り上げ、事件を展開させていく、いわゆる、王道。
片や、双生児をつかった事件が語られる。
犯人分かっているし、どこか、トリックだよと、頭に疑問符を浮ばせた。
この2つがどのように交わるのか、ずっとドキドキしていたが、後半怒涛のような展開に思わず、ため息を漏らした。
なんということ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『戦争と~』と銘打っていますが西村さんの簡単な自伝、というところです。
戦前、戦中、戦後の世の中を少年の目を通して見ることができました。住んでいた地域によって戦争というのは捉えられ方が全然違うなぁ。西村氏は恵まれていたほうかも?
一時期探偵社勤務だったというのがとても面白かったです。もうちょっと詳しく書いてほしかった(笑)この本、すっごく文字が大きくて驚きました。小学生の教科書並みの大きさです。
著作は『湖西線12×4の謎』のみ読んだことがあります。
トラベルミステリーを書く多作なイメージの作家さんというぐらいの認識でしたがWikipediaによると649冊ということでした。凄すぎる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレはじめに、この本のメイントリックは双生児であることを利用したものです、と宣言している珍しい構成。
しかしまんまと引っかかった。終盤に差し掛かってくると主人の早川が実は双子なんじゃ…?くらいには思ったものの、詳細のトリックまではもちろん気付けず。
アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」への挑戦ということ。
この本も以前読んでいるが、人が1人ずつ殺害されていくところや、それに合わせてボウリングのピンが1本ずつなくなっていくところなど類似点が多々あった。
宮地刑事視点と、京子視点の物語が交互に進んでいく構成で、この2つの話がどうやって噛み合うんだろうとわくわくしながら読んだ。
トリックは -
Posted by ブクログ
西村京太郎の競馬ものの1つ。ではあるが、ダービー(競馬場)は今回の犯人達が狙う場所として設定されたものであり、メインは首謀者達若者がそれぞれ抱く鬱憤と、彼らの群像劇。現金強奪作戦はあくまでオマケというか、彼らを結びつける材料。
現金強奪作戦のハラハラに、途中舞い込む怪文書のハラハラを付け加えたもので、怪文書側の犯人が分かったのは昔自分がこの本を読んだ記憶がなんとなく残っていたからか、それともほかに犯人があり得ないからか。
西村氏が描く「若者」がこの時代の平均的な若者の姿をどこまであらわしていたのかは分からない。西村氏がこの本の若者に何かを託したかったのかなあ(執筆時の年齢も知らずに書いてます)