西村京太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、にわかに読み始めた西村京太郎作品。こちらは、1991(平成3)年に発表されたものです。
イギリスの流行作家、V.ヘイズが来日するのに合わせて、ヘイズの作品に出てくる世界的テロ集団「WRP」の日本支部を名乗るものから、警視庁に脅迫状が届きます。それはヘイズが来日すれば命の保証はない、というものでした。ヘイズはこの脅迫を無視して来日、我らが十津川警部とその部下たちは来日中のヘイズを護衛する任務に就きます。
当然、この最中に事件が起こるわけですが、事件そのものは作品中盤で結末を迎えます。「あれ、まだページが残ってるけど?」と思いつつ読んでいくと、事件の後日談から新たな展開が、読者を待っているという、意外性に富んだ作品でした。
本作品は、巻末解説によると西村の「駅シリーズ」第6作とのことです。駅シリーズにはすべて「○○駅殺人事件」というタイトルがついています。本作は『長崎駅殺人事件』ですが、タイトルに「ナガサキ・レディ」というルビがついています。なぜ、ナガサキ・レディなのか?この謎も、後半に次々と明らかにされていくという、読む楽しさを感じた一作でした -
Posted by ブクログ
1990年代の作品なのでちゃんと読める
例によって非常にダイナミックに爆発と身代金と逃亡劇が展開される。
天城のトンネル爆発と湯沢のゴンドラ爆発からトンネルが狙われる予想をするのはまだいいとして、そこから関越に絞る過程がかなり雑。西村作品と十津川さんに精緻さを期待してはいけない。
最初の殺人も、どう対象者を突き止めて誰からも目撃されることなく殺人を実行したのか、実は大変な気がする(というか普通に考えてリスクが大きすぎる)が、そこは踏み込んではいけない。ご遺族はさぞ無念だろうが、十津川さんにそこまで思い入れている感はないのは、事件慣れしてるからだろうか。
最後の展開などはほかでも見たような流れで、ある意味王道西村作品といえるような気がする。