西村京太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ山村美紗がなくなった後に,西村京太郎が書きついだと言われる2作品の1つ。
お互いが未発表の作品を書き継いで出すとのことが西村京太郎の後書きに書かれている。
結末を教えてもらっていなかったので苦しんだとのこと。
いっそ最終章は3分岐くらいにして,最終章1,最終章2,最終章3
として3つの結末を書いてもらい,どれが山村美紗らしいかを投票するのがよかったような気がします。
山村美紗作品としての納得感がありません。
山村美紗のよいところは,思い込みが強く、独りよがりで、独善的であり,我が儘なのに、愛すべき人だということではないのでしょうか。
西村京太郎は,括弧付きの「優し過ぎる」のではないでしょうか。
山村美紗という日本を代表する作家が亡くなったことの意味、大切な人を亡くしたという実感が涌きました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ流行作家というのは怖い。
山村美紗と西村京太郎の関係を告白するような本を、小説として書いてしまう。
おまけに出版社との関係や、京都の舞妓の旦那になる仕組みや、
京都の文化についても露吐している。
山村美紗が書きそうな小説を、西村京太郎が書いている。
西村京太郎が山村美紗にささげる小説であることはわかる。
最後の32歳の写真という題材があるが、
朝日新聞社から出た版には、山村美紗が32歳の沖縄での写真がある。
女性の読者はどう思うかわからないが、
主人公の感情の変化も山村美紗らしい。
旅行ものと京都ものの分担の必要がなくなった今、
西村京太郎が京都ものも書き継ぐことができることを示している。
人生と出版界の縮図をあらわしたような本である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ西村京太郎が,電気系の学校を出て人事院に就職していたことは,
赤川次郎が,日本機械学会に就職していたことと並んで,
不思議な気がする。
波瀾万丈の人生ではなく,手堅い生活を送っていたのに,
文筆業に乗り出して行った2人。
2億冊を売り上げているのは2人だけという。
そういう大御所だから,
メグレ
エラリークイーン
ポアロ
明智小五郎
の4人を登場させることができたのだろう。
4人のファンからの苦情もさしたるものはないように思われる。
誰もが一度やってみたいと思う,組み合わせを実現していることに敬意を表する。
3億円事件を模擬してみるという企画もすごい。
犯人が誰かという設定や最後を手紙で閉めるところも文学的。
努力あっての大作家だということがわかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4つの短編集。標題の作品以外は既出。
わが愛 知床に消えた女
愛と殺意の中央本線(講談社文庫「最終ひかり号の女」
復讐のスイッチバック(新潮文庫「展望車殺人事件」,空白の時刻表 西村京太郎自選集3)
愛と死 草津温泉 (文春文庫「青に染まる死体 勝浦温泉」)
わが愛 知床に消えた女 は、警察を辞めた私立探偵 橋本豊が主人公。探していた女性は殺されていたことになっていた。
よく探してみると,殺されていたのは別の女性で,
探していた相手は男に化けていた。
結末の事件が未整理だが,読者の想像にまかせるということだろうか。
ややおもむきがちがうが、捜査の展開は十津川流。