西村京太郎のレビュー一覧
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〇若手官僚の失踪に殺人がどう関係するか?!
旅行会社勤務の牧野は、大学同級で内政省勤務の白石と連絡が取れない、と妻で大学同級の麻美から連絡を受け、出かけたと思われる富山県の宇奈月や黒部周辺へと、2人で探しに出かけることになる。
宇奈月温泉に1泊した2人は翌日、黒部峡谷鉄道に乗って白石を探しに行くが...続きを読むPosted by ブクログ -
本書の三分の一は陸軍幼年学校を中心とした話、三分の一は戦後、ベストセラー作家になるまでの話、最後は西村氏の戦争についての考え方だった。とても読み易く、真っ当な反戦の方だとお見受けした。氏の小説は一度も読んだことはないのだが、今度読んでみようかなと思っている。Posted by ブクログ
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西村京太郎さんの鉄道ミステリー第1弾で、
これが大ヒットし、今も延々と日本中の列車を舞台としたトラベルミステリーが続いているという、この作品を、是非読んでみたいと思いました。
懐かしのブルートレイン
同時大人気だった寝台特急の時代を感じました。
1号車の個室寝台を全て使ったトリックが、とても大がか...続きを読むPosted by ブクログ -
○鉄道トリックに舌を巻け!な短編集
タイトル通り、北国関連の殺人事件を十津川が追う短編が4本収録されている。
・おおぞら3号殺人事件
亀井刑事の姪、典子が、通産省事務官の花井とデートに北海道へ向かう。婚前旅行だ。
一方、時を同じくして千歳空港周辺で殺人事件が発生。容疑社宅には花井の写真があり…!...続きを読むPosted by ブクログ -
犯人は簡単に予想がつくし、展開や推理が強引なのもいつものことではあるが、ダイナミックな展開でも読みやすい西村京太郎さんらしい本。もう少し「駅」に深入りしてほしかったのと、酒井信子氏の扱いが悪すぎる気がするが、仕方ないかなPosted by ブクログ
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〇よく練られた秀逸な事件ばかりの短編集。
東海道周辺で起こった5編の短編集。
・運河の見える駅で
香取めぐみが人気のない公園で殺された。彼氏の田代は亀井の捜査に対し、運河の見える駅へデートに行ったと証言した。めぐみがその運河で見たものとは…
鶴見線(海芝浦支線)・海芝浦駅が舞台。現地に行ってみると...続きを読むPosted by ブクログ -
20年以上前の作品。この頃の西村作品は面白かったんだな、ということを再確認。強引な面や論理の飛躍はありつつも、思わぬ展開や視点があり、読んで楽しめた。
ちょうど中村に行った直後だったというのも何かの縁だな。Posted by ブクログ -
例によって動機にしても推理にしても終わらせ方にしても突っ込みどころ満載なのだが、最近の量産型作品の中では読みやすい部類では。
題名のかがやきの客、はほかになんとかなった気はするが。Posted by ブクログ -
表題作「特急あさしお3号殺人事件」のほか、「夜が殺意を運ぶ」「首相暗殺計画」の3編が収録された短編集。最後の「首相暗殺計画」は戦時中をモチーフにした十津川警部が登場しない作品で少し異質な印象を受けるが、著者らしくやはり鉄道を使っている。
いずれの作品も昭和を舞台にしているので、時刻表や時間の都合...続きを読むPosted by ブクログ -
かのミステリー作家が、自らの戦争体験を語る一冊。
細かいことはさておき
「本来なら自軍の兵士を生きて帰らせてこその戦略であるべき」
というような指摘だけは絶対に忘れない。Posted by ブクログ -
大好きな西村京太郎ですが、前作の阪急電鉄殺人事件もそうでしたが、読んでて想像できるような謎解きも余りなく、西村さんと言えば「トラベルミステリー」という自分勝手なイメージで期待して読んでいる分、ちょっと拍子抜け感がありました。
でも、タイトルの「現美新幹線」と盗まれた絵画、贋作絵画との関係性、世界最...続きを読む -
十津川警部の大学時代の初恋相手が主人公の本作。初恋が大学時代とは遅くないか?なんて思いながら読み始めましたが、冒頭から嘘をついて十津川警部に近付いてくる男、美人母子、地元の名士、警察幹部などが幾重にも絡み読み応えありの作品。
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温泉地で3人の若い女性が相次いで失踪。そして殺人事件発生 。この3件はそれぞれ関係があるのか?無いのか?こんかいも十津川警部の捜査から目が離せません。
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プロゴルフの大会期間中に、あいつ殺すという犯行声明。あいつとは人気プロゴルファーなのか、大会役員なのか。犯人の狙いは?。広大なゴルフ場で警備に就く十津川警部らの活躍から目が離せません。
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この様な内容は初めて読みましたが、今までの十津川警部シリーズとは違い、これはこれで楽しめました。
また、普段は臆病な主人公が変わっていく様がリアルで怖ささえ覚える部分がありました。