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差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。西村京太郎初期作品中、屈指の名作! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
始めにトリックが開示されていたのにも関わらず騙された!名作オマージュに+αの要素で最後まで興趣が尽きない。一つの大胆なトリックはもう一つ新たなトリックを生み出すんだなと身を持って実感した。『そして〜』を読んでいる方にはとりあえずおすすめしたい作品。
作品の冒頭に『メイントリックは双生児であることを利用したものです』と書かれている。 双生児というキーワードに注意しながら読み進めるも、最後までボヤけて見える犯人像に綺麗に踊らされてしまった。 フェアな展開、様々な伏線、そして終わり方、全てが全て良さしかない。
クリスティーの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品であり、双子であることを巧みに利用した本格ミステリーで、素晴らしかったです。 雪に囲まれた山荘で巻き起こる連続殺人の真相とトリックには、結構驚きましたね。
『十角館の殺人』より先にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の名作があると知って、この本を読みたくなった。 本編が始まる前に著者自らが「メイントリックは、双生児であることを利用したものです。」「これでスタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。」と記してい...続きを読むる。 これまで読んだことのない冒頭で始まり、まるでディズニーのアトラクション乗車時に送り出された時のようなワクワク感を感じた。 吹雪の山荘内での連続殺人事件と、都内での強盗事件、この二つの事件が平行に進んでいく。 この2つの事件に何の関係があるのか? 山荘の犯人は一体誰なのか? 著者にメイントリックを先に教えてもらっているのに犯人が全くわからず、無駄な文字稼ぎのような部分が全くないので、読む手がどんどん加速してしまい、一晩で読んでしまった。 山手線の初乗り料金が30円だったり、食堂の定食が200円なので、何年前の本なんだと思ったら、驚きの1979年の作品だった。 女性の話し方や、職業に対する価値観だったり、男女の役割、警察の無能さなどには古さを感じるけど、そこは今とは違う1979年のその時代風景を楽しんだ。 犯人は最後まで当てることができず、完全に騙された。 トリックに破綻がないし、後から思えばきちんと伏線も張ってあった。 犯人の動機も考えさせられるものだった。 やはり名作と呼ばれるものは面白い!
『この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。』 これが、本作の書き出しである。 このような文があったからこそ、「双生児」という言葉には注意を払って読み進めていき、何となくではあるが先を予想出来たつもりだった。 だが、物語の所々に残った「疑問」を甘く見過ぎでいた。 本作は...続きを読む、東北の山奥にある山荘で起こる殺人事件と、全く別の場所で起こる事件が並行して進んでいく。 関連性の見えない二つの事件ではあるが、その中に「双生児」のトリックは巧妙に編みこまれている。 この作品の中で、個人的に最も面白いと感じた部分は「犯人が分かったあと」である。 事件の全貌が見えないもどかしさとは、何ともソワソワするものであるが、それがどこまでも続くのが非常に気に入っている。 この作品には、そっくりな人間が二人居るから表現できる面白い描き方が数多く出現する。 双生児だからこそ楽しめる、この面白さを是非とも味わって欲しい。
必読書
かなり古い作品だが、今でもそれほど違和感なく読める。現在のミステリでも使われているアイデアがふんだんに見られ、ミステリ好きの日本人なら必読書だと思う。
1971! でも時代を感じさせないめちゃくちゃ面白い話だった。警察がやられっぱなし過ぎたけど最後がいい。最初の説明もフェアで素晴らしい。お陰で犯人わかっちゃったけど。
そして誰もいなくなったのオマージュ作品にハズレ無し!!ですねー 50年以上も前の作品ですが、計算し尽くされたお話しで凄く面白かったです(*^^*) 最初のページにトリックまで書いてある凄い作品です 作者にとっても自信の作品なんでしょうねー 全く関係無さそうな事件が重なり、そこからどんどん事件解決...続きを読むに向けて進みます トリックまで書いてあってもヒエーって感じでした^^; そして誰もいなくなったのオマージュ作品。全部読まなきゃ!ですねー
おもしろかった。 双子の入れ替わりを使ったトリック、と最初に宣言しているが、こういう形で利用してくるかと驚かされた。 強盗と雪に閉ざされた山荘での殺人というふたつの事件が同時進行し、この事件の関連は何かと色々考えていたが全然予想できなかった。
西村ミステリーの中でも一番本格寄りなのが本書であろう。名作として名高いし、噂にたがわぬ出来栄えだった。各所で言われているが冒頭に双子トリックである、と明言されておきながら騙される、という点も良いのだが、個人的には2つの事件がどのように交差していくのかが全く見えてこない点に素晴らしさを覚える。さらに双...続きを読む子を活かすことで生まれる幅が物語に厚みをもたらしている。キャラのモブ感には若干不満を覚えるもののミステリ的な完成度は高い。
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西村京太郎
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