西村京太郎のレビュー一覧

  • 北緯四三度からの死の予告

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    北緯43度といえば、札幌とドイツのミュンヘンが有名。
    本書では、札幌からの死の予告の手紙が事件の発端。

    東京、横浜、名古屋が北緯35度、静岡,浜松は北緯34度から35度の間に分布。
    大阪、京都,神戸、岡山、広島が北緯34度
    福岡、北九州が北緯33度
    と東京から福岡までの主要都市が北緯33度から35度までに分布していることが日本の都市文化の共通性の基礎になっているかも

    事件は殺人事件の後,誘拐事件が起きる。
    十津川警部が主人公になっているためか、
    北緯43度でのいろいろな事柄の描写がやや省略気味なのが迫力不足の原因かも。

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    2012年07月29日
  • 目撃者を消せ

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    短編7話

    標題(搭載単行本名)
    目撃者を消せ(夜の狙撃)
    死を運ぶ車(脅迫者)
    歪んだ顔(歪んだ顔)
    影の接点(歪んだ顔)
    八番目の死(歪んだ顔)
    ある証言(歪んだ顔)
    暗い部屋から

    「暗い部屋から」は、この単行本にだけ入っている
    推理小説の基本的な作りになっている。
    被害者に共通な要素といえば、親しい男性がいること。
    その親しい男性の共通部分が何かが鍵となる。
    間接的な共通部分が鍵となる推理。
    短編小説だと、これくらい分かり易い展開だとよいかも。

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    2012年07月29日
  • 幻奇島 〈新装版〉

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    こんな小さな島に医師が常駐していることが不思議。
    前任者がなぜ島から去るのか。
    東京で事故ったと思われる島の娘がなぜ現れたのか。
    謎が謎を生む。

    島の風習が、日本文化の謎に迫る。

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    2012年07月28日
  • 名探偵が多すぎる

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    メグレとその夫人、クイーン、ポワロ、明智の名探偵と日本の警官に、ルパンと妻ジュヌビエーブが登場する。

    メグレ夫人の活躍に対して,ルパン夫人に対する対応が今一。

    メグレ夫人はまるでミスマープルのようだったが、ルパン夫人ジュヌビエーブに対する西村京太郎の思いが伝わらなかった。

    それぞれの登場人物の描写はよく性格を捉えているが、
    ルパン夫人ジュヌビエーブだけはうまく捉えきれていないのかもしれない。

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    2012年07月28日
  • 夜の終り

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    ネタバレ

    短編3話

    標題(収録単行本名)
    人探しゲーム(十津川刑事の肖像)
    夜の終り(海辺の悲劇)
    海の沈黙(三年目の真実)

    夜の終りは、夜間中学の中退者の話しだ。
    なんとなくしんみりとするのは先生の実直さと、
    死んだ女性の思いからだろうか。

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    2012年07月27日
  • 山手線五・八キロの証言

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    ネタバレ

    中編1話,短編2話。

    標題(収録単行本名)
    山手線五・八キロの証言
    裏磐梯殺人ルート(十津川警部捜査行 みちのく事件簿)
    鎮魂の表示板が走った(十津川警部SLを追う!)

    素朴な人がでてくる。
    山手線五・八キロの証言の行商のおばちゃん
    裏磐梯殺人ルートの友達の花井カオル
    鎮魂の表示板が走ったの子供。

    亀井刑事も十津川警部も、根は素朴な人なのだろう。
    類は友を呼ぶ。
    裏表紙には「西村京太郎の優しさの滲み出た」とある。
    作者が一番素朴なのかもしれない。

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    2012年07月27日
  • 釧路・網走殺人ルート

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    1億円を持ち逃げした男と北海道で待ち合わせていた女が、同じ列車の中で殺される。
    会社の同僚の女が東京で殺される。
    どちらも持ち逃げした男が犯人として手配される。
    壮大な罠に嵌った男は最後に殺される。

    できれば、男が殺されずに、最後に真犯人をあばく仕立てにして欲しかったかも。

    ps.
    読むのは2度目でしたが、なかなかよくできた話しだ。

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    2012年07月24日
  • 左文字進探偵事務所 消えた巨人軍(ジャイアンツ)

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    巨人軍の監督と選手が丸ごと消える。
    東京から大阪への新幹線での移動。
    岐阜羽島駅での臨時停車が鍵らしい。
    下りの最終電車はもう終わっているので売店も人もいない。上りの最終電車はまだなので、駅は閉まっていない。絶妙の時期。

    うまいと思う点がある反面,ずさんな点もあるかも。
    犯罪の人数が多いと足並みも乱れるのだろうか。

    ps.
    TOKUMA NOVELS版では、P135の下段の1行が,上段にないといけないようだ。こういう誤植があるのはめずらしいかも。
    「それはいいけど、わざわざ、持って行くのはごめん
    という行です。

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    2012年07月24日
  • 城崎にて、殺人

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    元刑事の警備員が旅先で事件に巻き込まれる。
    宝石を扱う商売をしている若者。

    次々明るみに出る死亡事件。
    原因を追求するうちに、東京での殺人事件と重なり,十津川警部が登場する。

    最後まで警備員が活躍してほしかったかも。

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    2012年07月23日
  • 十津川警部 幻想の信州上田

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    ネタバレ

    金持ちの男の殺人事件と
    おとなしめな水商売の女の殺人事件が連続で起こる。
    現場には一文銭が六枚。

    同一犯人とみなして、十津川警部が捜査を始める。

    真田の六文銭の旗印が関係ないか捜査方針を転換し,
    次々関連していそうな事件が起きる。

    真田一族について詳しくなったのが副産物。

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    2013年05月05日
  • 完全殺人

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    短編8話。

    標題(他の単行本名)
    奇妙なラブ・レター(隣り合わせの殺意)
    幻の魚
    完全殺人
    殺しのゲーム
    アリバイ引受けます(三年目の真実)
    私は狙われている(夜の狙撃)
    死者の告発(日本殺人ルート)
    焦点距離

    本標題にしか入っていないものも多い。
    「完全殺人」は、やや肩透かし。「殺しのゲーム」の方が真正面から捉えている気がした。
    焦点距離は、そんな気がして,推理小説としては王道かも。

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    2012年07月20日
  • 十津川警部「荒城の月」殺人事件

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    ネタバレ

    音楽を題材にした、贋作にまつわる殺人事件。

    滝廉太郎のことが、とてもよくわかって勉強になりました。

    音楽を題材にした推理小説をたくさん読みたいと思いました。

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    2012年07月18日
  • 恨みの陸中リアス線

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    ネタバレ

    短編4話

    題名(収蔵する単行本名)
    恨みの陸中リアス線
    新幹線個室の客(十津川警部の回想 十津川警部の青春 第2集)
    急行アルプス殺人事件(急行アルプス殺人事件)
    一日遅れのバースデイ(十津川警部 裏切りの街 東京)

    新幹線に個室がなくなってしまった。こだまで個室を復活させるといいかもしれない。食堂車も。

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    2012年07月15日
  • 高原鉄道(ハイランド・トレイン)殺人事件

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    ネタバレ

    短編5話 題名(収蔵する単行本名)

    高原鉄道殺人事件
    おおぞら3号殺人事件(空白の時刻表 西村京太郎自選集3)
    振り子電車殺人事件(十津川警部捜査行 古都に殺意の風が吹く, L特急踊り子号殺人事件)
    内房線で出会った女 さざなみ7号(急行アルプス殺人事件)
    殺意の「函館本線」(十津川警部捜査行 北の事件簿, 十津川警部捜査行 宮古行「快速リアス」殺人事件)

    鉄道推理小説。駅,列車,時刻表など鉄道にまつわる話題を軸に事件が展開する。

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    2012年07月15日
  • 十津川警部、海峡をわたる 春香伝物語

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    「蒼き狩人」を名のる犯人。祭を訪れる若い女性を殺害する。
    容疑者が浮かび上がるがその背後に精神心理学者の影が。
    騙し合いの最後に勝つのは。
    推理小説としての出来はいいが,読後の味はよくないかも。

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    2012年07月15日
  • 祝日に殺人の列車が走る

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    ネタバレ

    「東京世田谷区の十津川省三君へ,今度の祝日に殺人(ころし)の列車が走るから,しっかり見ていくれ」
    ラジオ番組から流れる伝言。
    実際に殺人事件がったのは,連休の最後の祝日。

    仕掛け作りにすごい力を降り注ぎ,何億という遺産の相続争いだと分かる。

    ps.
    愛人の名字と弁護士の名字が「山本」で一緒なのは分かりにくいかも。

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    2012年07月15日
  • 臨時特急「京都号」殺人事件

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    ネタバレ

    社長令嬢と北原早苗刑事と女性が大活躍。
    最初に殺されるのも女性。

    結末が予想できなかったので推理小説としては十分。

    親娘の溺愛が課題かも。

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    2012年07月15日
  • 仮装の時代

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    放送出版業界の腐敗をつく社会作かと思いきや,
    戦争の悲惨さの一面を描写する面もある。

    最後に殺人を容認するような表現があるのはいかがなものか。

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    2012年07月15日
  • 特急「北斗1号」殺人事件

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    北海道での殺人。
    無実の罪に問われる女性。

    罠に嵌ったはずなのに,なぜか納得の自供。
    疑問に思った十津川警部の徹底捜査。

    関係者が次々自殺したのは,十津川警部の怠慢だと言いたい。
    人の命をもう少し大切にする話しも欲しいかも。

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    2012年07月15日
  • 炎の墓標

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    巨大石油輸送船に爆弾が。100万ドルを要求する.
    マラッカ海峡の課題を鮮明に。
    UKC3.5mという専門用語。
    Under keel clearance.

    インドネシア進出の課題を鮮明に。
    日本人の誇りとインドネシア人の誇りと文化を賭けた,社会派西村の面目躍如。

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    2012年07月14日