西村京太郎のレビュー一覧
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これはすごい!
なんだこれ?面白い。語彙力が霧散してしまった。
すごい軽い気持ちで手に取ったのに!
全く関係なさそうな2つの事件が1つになって、それが壮大な復讐劇だったというのが見事だった。
大体読んでるとこんなことかな?とかこれは怪しいなとか考えてしまうんだけど、全く想像も出来ず、息もつかせず、走り抜けたという感じだった。
西村京太郎といえば、鉄道!2時間ドラマ!みたいなイメージだったからこんな作品も書いてたなんて知らなかった。昔、知人が貸してくれて日光鬼怒川スペーシアみたいなやつ読んだなぁ。確かにそれも面白かったけど、読んだ感じの印象はもっと違ったような。
これはまだまだ読むべき作品が -
Posted by ブクログ
ネタバレオーソドックスなミステリー。
まずは本のカバーがとてもおしゃれだった。
私が購入した際は赤い背景に原稿用紙、そして『この推理小説のトリックは、双生児であることを利用したものです。』の文字。
とある本の紹介動画でこの本の存在を知り、購入したが、このキャッチコピーが確かに押されており、自分自身もこの謳い文句に釣られて購入した。
また、もう一枚のカバーもとても素敵だった。
舞台である雪山の山荘。
この一枚のイラストのお陰で読みながらも情景がとても浮かび、物語にぐんと引き込まれたと感じる。
一種の芸術的な絵画の様な雰囲気で、このカバーの栞や文具小物等が有れば買いたいと思ってしまうほど。
作中にも度々 -
Posted by ブクログ
面白かった!!!
東京で起きた一卵性双生児による連続強盗事件と、謎の手紙に呼び出された若い男女が雪深い山荘で次々に殺されていく連続殺人事件。ふたつの事件が同時に進行する構成がまず面白い。
冒頭から「この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです」と大胆に宣言されるこの作品は、ノックスの十戒への挑戦であり、アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』へのオマージュでもある。『十角館の殺人』よりも先に、こんな面白いものがあったなんて知らなかった。
トリックそのものは宣言通りだし、割と分かりやすいのに、物語の構成と展開があまりにも巧妙で、気づけば一気読みしてしまった。トリッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ初西村京太郎作品!
なんと1979年に刊行されたお話らしいが、一昔前の作品だから読みづらいといったことが全くなくスラスラ読める(漢字の送り仮名の表記が今と違うとか婚前交渉=ふしだらとか多少の前時代的な要素はあるものの)
双生児トリックは、よくあるのが「片方が実行で片方がアリバイ作り」等で色んなミステリで目にして来たけど、これはそれらの双生児トリックとはまたひと味違った。
自分達の犯行だとバレても良いけどどっちがやったかわからない以上捕まらないってことを最大限に利用して堂々としていて、双子であることをそう使うとは…!!って感心したしめちゃくちゃ面白かった!
(どうでもいいけど女性キャラの台詞の -
ネタバレ 購入済み
ネタばれになってしまいますが、
別作品で私立探偵の橋本を知っている人は、犯人の除外ができます。
若かりし頃の橋本を知れ、別作品でちょくちょく登場する私立探偵
の橋本と捜査一課の信頼関係の背景がわかり、より十津川シリーズ
に入り込めます。
初十津川シリーズとして読んだとしても十分面白い作品です。 -
Posted by ブクログ
『十角館の殺人』より先にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の名作があると知って、この本を読みたくなった。
本編が始まる前に著者自らが「メイントリックは、双生児であることを利用したものです。」「これでスタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。」と記している。
これまで読んだことのない冒頭で始まり、まるでディズニーのアトラクション乗車時に送り出された時のようなワクワク感を感じた。
吹雪の山荘内での連続殺人事件と、都内での強盗事件、この二つの事件が平行に進んでいく。
この2つの事件に何の関係があるのか?
山荘の犯人は一体誰なのか?
著者にメイントリッ -
Posted by ブクログ
『この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。』
これが、本作の書き出しである。
このような文があったからこそ、「双生児」という言葉には注意を払って読み進めていき、何となくではあるが先を予想出来たつもりだった。
だが、物語の所々に残った「疑問」を甘く見過ぎでいた。
本作は、東北の山奥にある山荘で起こる殺人事件と、全く別の場所で起こる事件が並行して進んでいく。
関連性の見えない二つの事件ではあるが、その中に「双生児」のトリックは巧妙に編みこまれている。
この作品の中で、個人的に最も面白いと感じた部分は「犯人が分かったあと」である。
事件の全貌が見えないもどかしさとは