西村京太郎のレビュー一覧

  • ミステリー列車が消えた

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    ネタバレ

    毎回凝っててすごいなーと、おもしろく読んだ。
    乗客400名のミステリー列車が消えるのも驚きだけど、国鉄時代ってこんなにゆるゆるだったの!?っていうことのほうが驚いた。
    今どの列車がどこを通っているか、予定通りの列車が到着したかしないか、していないならなぜか全然気にしないとか本当??
    勝手に列車を走らせて、不測の事態でダイヤが乱れて立ち往生とかならなかったのかな。

    最後のスパイ容疑で無事逮捕っていう終わり方もいいね。

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    2026年09月28日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    並行して起こる2つの事件、それらは決して交わらないようにみえるが、、、というお話(?)。

    雪山の館で起こる連続殺人事件と双子による連続強盗事件、その2つの事件がやがてつながりをみせる。

    最初に双生児トリックであることが明示され、こっちの双生児は明らかだから、あっちに双生児が関係しているのだろうなぁ、とは考えられたが、自ら真相に辿りつくことはできなかった。

    『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品?と言えるのですかねぇ。

    どうつながりどう決着するのかが先へ先へと読み進めたくなる作品でしたな。

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    2026年09月26日
  • 終着駅(ターミナル)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    西村京太郎の長編ミステリー小説。初出は1980年。第34回日本推理作家協会賞(長編部門)受賞。著作リストによると49作(649作中)目の作品です。
    青森県F高校で同級生だった男女7人が、卒業後7年ぶりに集まり、故郷の青森ゆき寝台特急「ゆうづる7号」に乗る旅行を計画します。しかし、出発駅の上野でそのうちの一人が遺体で発見され、事件が始まります。
    事件を知らない6人は、予定通り列車に乗り込むも、行き先で次々と殺人事件が起こります。ここで警視庁の十津川警部と、相棒の亀井刑事(亀井は青森出身)、青森県警の刑事らも登場して、この複雑な連続殺人の推理に挑みます。
    長野県、とりわけ東北信地域のかたには、終着駅といえば新宿ではなく、上野駅ではないでしょうか。作中で何度も触れられるのですが、東京に住んでいると上野駅が終着駅という意識は薄れていきます。しかし東北や信越、北陸地方の方にとっては、上野駅に行くと故郷につながる空気が漂うのを感じる人も少なくないと思います。登場人物は、高校の同級生という共通項を持ちつつも、卒業から7年を経て、それぞれが違った故郷への想いを抱いている様子が、リアリティがあって面白かったです。
    本格的な時刻表トリックもあります。本書は「西村京太郎・ミリオンセラーシリーズ」として、多くの人に読まれた8作品をまとめたうちの一つです。西村ファンのなかにも、この8作品を代表作に挙げる方は何人かいらっしゃいますね。

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    2026年09月26日
  • 一か八か ギャンブル傑作コレクション

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    阿刀田高、黒川博行、佐藤正午、西村京太郎、馳星周、星新一、夢枕獏『一か八か ギャンブル傑作コレクション』角川文庫。

    ギャンブル小説のアンソロジー。7編の短編を収録。西村京太郎、星新一のギャンブル小説はかなり珍しいのではないか。

    自分はギャンブルは余りやらない。遥か昔、20代から40代の頃はパチンコをやっていたが、主に羽物という極めてギャンブル性の低い機種であった。羽物だと打止め台の開放を狙えば、少額ながらほぼ勝てた。

    7編の短編のいずれも、麻雀、競輪、競馬、カジノ、賭け将棋とバレエティに富んだギャンブルをテーマにしており、いずれの作家も勝つか負けるかの真剣勝負のジリジリした感じを見事に表現しているのが面白い。


    阿刀田高『ギャンブル狂夫人』。阿刀田高は久し振りに読んだ。最後に阿刀田高らしいオチが待ち構える短編であった。結婚1年目の夫婦が記念に奈良と京都に旅行する。旅先で見掛けた中年の夫婦は2人が行く先々に現れ、少しずつ挨拶を交わすようになる。結婚1年目の夫がホテルのバーで1人飲んでいるとそこに件の中年夫婦の夫人が現れる。夫人はタバコを吸っただけで銘柄を当てられると言い、30万円を賭けて勝負することになる。

    黒川博行『東風吹かば』。昔、黒川博行はかなり読んでいたように思う。最後に読んだのは『後妻業』だったろうか。実を言えば、自分は関西弁の台詞が苦手で、次第に読まなくなったのだ。さて本作。バリバリの麻雀小説である。負けが混み、手持ちの資金も底を尽き、次第に焦る博打打ちの心情を上手く描いている。作家の黒田ヒロユキが編集者からの依頼で若手女性作家の花沢唯と麻雀を打つことになった。

    佐藤正午『きみは誤解している』。佐藤正午の作品は余り読んだことがない。知らず知らずにギャンブルにのめり込んでいく浅はかな男の姿が残酷に描かれる。結婚を間近に控えたJR職員の男と車内販売員の女。男は父親の形見とも言うべき500円の当たり車券を元手に競輪で一点買いを続け、元手を200万円までに増やしていた。女はギャンブルにのめり込む男を諌めるが、男は言う事を聞かない。男は結婚とその後の幸せな人生を選ぶのかギャンブラーへの道を選ぶのか。

    西村京太郎『三十億円の期待』。西村京太郎と言えば鉄道トラベルミステリーのイメージが強いが、ギャンブル小説も書いていたとは全く知らなかった。しかも、本作はディック・フランシスの競馬ミステリーのような味わいの短編だったことに驚いた。鉄道トラベルミステリーの傍らで、手慰みに書いた短編ではなく、レベルが高く、非常に面白かった。中央競馬会の職員である望月という男が本命馬に騎乗した佐々木騎手が落馬し、次のレースでも落馬、さらに次のレースでは手綱を引き、棒立ちになるというあり得ない失態を犯した原因を探るのだ。

    馳星周『笑窪』。既読であった。『古惑仔』の中に収録されていた1編。まさに馳星周と言っても良いほどの馳星周らしいピカレスク小説。あらためてこういう類いの小説を読むと、最近は大人しい小説ばかり書いているような気がする。酒と博打と女に目が無い腕利きの板前が地下カジノでマレーシア人ディーラーの女にのめり込む。

    星新一『四で割って』。星新一も物凄く久し振りに読んだ。ショートショートではなく賭け事をテーマにしたユーモラスな短編である。賭け事が好きな四人組が公営ギャンブル以外の様々な賭け事をする。やがて四人は賭博容疑で警察に捕まり、裁判に掛けられるが、ありとあらゆることを賭け事の対象にする。

    夢枕獏『銀狐』。こちらも既読であった。真剣師の加倉文吉を主人公にした短編。『夢果つる街』に収録されていた1編。祭りで賑わう街の一角で金を賭けての詰将棋を商売をする木崎という男と加倉文吉が出会う。木崎の作った詰将棋を次々と詰んでみせる加倉に木崎は賭け金を釣り上げていく。

    本体価格960円
    ★★★★★

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    2026年09月02日
  • 越後・会津殺人ルート

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    ザ!火曜サスペンス(*^^*)
    終わり方がよかった(*^^*)(*^^*)
    地元も舞台になってたから楽しんで読めた!
    地元が舞台の西村京太郎制覇目指す!

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    2026年08月27日
  • 殺しの双曲線 愛蔵版

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    ネタバレ

    ミステリ。
    これはスゴイ。
    冒頭でトリックのヒントを堂々と提示されながら、全く予想外のストーリー。
    クリスティ『そして誰もいなくなった』と綾辻行人『十角館の殺人』が好きな人は読む価値あるはず。
    『十角館の殺人』との共通点が興味深い。
    連続殺人ともう一つのパートが交互に進む展開は一致。
    一行で完全にひっくり返る感じも近い。
    社会派ミステリぽい結末も特徴的。
    個人的に『十角館の殺人』と並ぶ傑作。

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    2026年08月25日
  • 北帰行殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    今回はなかなか重い話だった。
    十津川警部の橋本さんを疑ってしまうけれど信じ続けたい気持ちがひしひしと伝わってきた。
    その雰囲気に『北帰行』の歌がよく似合う。
    でもよく橋本さんは踏みとどまってくれた!
    どうやら今後も橋本さんは登場するキャラらしいし、どうか幸せになってくれるといいなと思う。

    それにしても柴田の殺され方は怖いなー。
    いや、サブちゃんも怖いか。

    浮気急行のアリバイ作りはおもしろかった。
    こういうところが鉄道ミステリーの好きなところなんだよね。

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    2026年07月16日
  • 夜行列車(ミッドナイト・トレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    やっぱりおもしろい!

    爆破も殺人も動機は「そこまでしなくても…」と思うようなことだけど、まぁいつの時代もストーカー気質の人はいるんだろうね。

    犯人がと被害者がどうやって写真を残しながら青森まで行ったかというのが、とてもおもしろかった。
    鉄道ミステリーは本当にワクワクする。

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    2026年06月26日
  • 夜間飛行(ムーンライト)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    スケールがでかい!!

    十津川警部が香港に行っただけでも「国外に行っちゃったよ」と興奮したのに、そこからベトナム難民問題、ハイジャックと想像を遥かに超えてきた。
    最近の小説にはないスケール感が、すごくおもしろい。

    終わりが中途半端に投げ出された感がなくもないけれど、想像に任せるというのが一番いいのかもしれないなと思う。

    1979年の作品らしいけど、いつの時代も難民や移民の受け入れについて問題になっているんだなとも感じた。

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    2026年06月10日
  • 終着駅(ターミナル)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    ネタバレ

    他の人の感想を読むと皆さん辛口だけど、私はとてもとてもおもしろかった。

    冒頭の山手線のシーンを読んでいる時、ちょうど上野に向かって山手線に乗っており、「今も昔も変わらないんだな」と笑ってしまった。
    そして着いた上野では秋田産直市をやっていて、東北の匂いだった。

    そしてポンポン死んでいく。
    いやいや、ちょっと警察どうにかならんの?って思うくらいにポンポンと。
    確かにゆうづる5号と7号の違いは、なぜそんな大事なことを時刻表で確認しないのかとは思ったけれど、それでもやっぱりおもしろい。

    そして動機。
    実際こんなもんだよね。
    悪い意味では決してなく、実際の殺人とかでも「え?そんな事で?」っていうのありそうだし。
    プライドの高い人がからかわれたと感じた時の怖さは想像以上だよね。

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    2026年05月29日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    『殺しの双曲線』



    はじめまして♪ 西村京太郎さん(˙ ᗜ ˙)




    ミステリー好きなら 誰もが知っている名作
    アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』
    有名ですよね♪
    クローズド・サークルの作品としても多大なる影響を残しているんだなぁと感じます。十津川警部シリーズでお馴染みの 西村京太郎氏もその一人だったようです。



    この作品は1979年に刊行され 新装版として2019年にでたものです。今回は私も積読をちょっぴり消化しようと思って手に取ってみました。



    当時の帯には…
    講談社文庫の夏ミス2019『ミステリーの賢人が選ぶ 推しミス 有栖川有栖セレクト』ですって!!
    楽しみ (-^艸^-)ヘヘヘ



    裏表紙には……

    差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らのの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。
    西村京太郎初期作品中、屈指の名作!

    ……と、書かれています(˙ ᗜ ˙)



    ページを捲ると冒頭から…



    この本を読まれる方へ


    この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。
    何故、前もってトリックを明らかにしておくかというと…………



    と 言った感じで読者に向けてのメッセージから始まります。騙されないぞ(๑•̀ㅂ•́)و✧と読み進めました。



    1979年…今から47年位前かしら?時代を感じる描写も多々ありましたが 楽しめました♡
    今 読むと★3〜4?になるのかな?
    でもね、47年前なら……きっと おもろーっ♥
    ってなるんじゃないかなぁ…なんて考えながら
    読んでいました(-^艸^-)ヘヘヘ



    とても おもしろかったし…「クローズド・サークル」 の魅力をもっと味わいたい!他の作品も読んでみたいたい病にかかりそうです。
    私の積読本棚を探してみようかな♡
    まずは王道の 「そして誰もいなくなった」 を もう一度
    きちんと読んでみようと思っています(*´艸`)フフフッ♡




    むかーし 読んだんだけどね♪
    こんなのは…何回読んでもいいからね♥

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    2026年05月17日
  • 寝台特急(ブルートレイン)殺人事件~ミリオンセラー・シリーズ~

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    おもしろかったー!
    十津川警部シリーズといったら、2時間ドラマ…おじさんおばさん向けというイメージだったから、いつかと思ってこれまで手を出さなかった。
    さすがに「そろそろ…?」という年齢になったので、手始めにミリオンセラーシリーズから読み始めたら、今まで読まなかったことを悔やむほどおもしろい。(そういう年齢だからだろうか)

    2時間ドラマにはもったいないスケールで、少しオリエント急行を思わせる内容だった。
    まだまだ一冊目。ワクワクが止まらない。

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    2026年05月15日
  • 十津川警部 神話の里殺人事件

    匿名

    購入済み

    三上部長の考え方が、!?イラッ

    久々の長編で最後迄警部達の執念の捜査は拍手👏かなぁ〜ホッとしました!やはり十津川、亀井さんのコンビは何時も安心して読めますね😊

    #深い #感動する

    0
    2026年04月19日
  • 殺しの双曲線 愛蔵版

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    これはすごい!
    なんだこれ?面白い。語彙力が霧散してしまった。
    すごい軽い気持ちで手に取ったのに!

    全く関係なさそうな2つの事件が1つになって、それが壮大な復讐劇だったというのが見事だった。
    大体読んでるとこんなことかな?とかこれは怪しいなとか考えてしまうんだけど、全く想像も出来ず、息もつかせず、走り抜けたという感じだった。

    西村京太郎といえば、鉄道!2時間ドラマ!みたいなイメージだったからこんな作品も書いてたなんて知らなかった。昔、知人が貸してくれて日光鬼怒川スペーシアみたいなやつ読んだなぁ。確かにそれも面白かったけど、読んだ感じの印象はもっと違ったような。
    これはまだまだ読むべき作品がたくさんあるなぁ。

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    2026年03月24日
  • 松島・蔵王殺人事件

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    ネタバレ

    じわじわと進む推理小説。解説にあった通り、自分もまるで刑事の1人として操作しているような気分を味わえた。本当にゆっくり進むというか、少しずつ真相がわかっていく様子が妙にリアルで面白かった。そして、犯人をジリジリと追い詰めていく十津川、スカッとした。

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    2025年12月06日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    ネタバレ

    オーソドックスなミステリー。
    まずは本のカバーがとてもおしゃれだった。
    私が購入した際は赤い背景に原稿用紙、そして『この推理小説のトリックは、双生児であることを利用したものです。』の文字。
    とある本の紹介動画でこの本の存在を知り、購入したが、このキャッチコピーが確かに押されており、自分自身もこの謳い文句に釣られて購入した。
    また、もう一枚のカバーもとても素敵だった。
    舞台である雪山の山荘。
    この一枚のイラストのお陰で読みながらも情景がとても浮かび、物語にぐんと引き込まれたと感じる。
    一種の芸術的な絵画の様な雰囲気で、このカバーの栞や文具小物等が有れば買いたいと思ってしまうほど。

    作中にも度々タイトルの上がる『そして誰もいなくなった』をモチーフにした作品とのこと。
    どんどんと山荘で行われる殺人事件に並行し起こる強盗事件。
    始めこそ何の繋がりが有るのか分からずに読み進めて行くが、最後にかけて全てが繋がった時の感動は凄かった。
    初めの語りの部分も有り、小柴兄弟という双子へ視線が向く中、実際には早川という別の双子が行った犯行。
    確かにこれは双子トリックだと言われていても分からなかった。

    個人的には第一の殺人が自殺という点がどうしても疑問が残る。
    あそこまで計画を念入りに詰めていた双子が、自殺というある種起こるか分からないランダム性の有る物が組み込んでいた事。
    そしてそれを、反省した故の自死だと勘違いした事も謎である。
    復讐と言えるのだろうか。

    気になる点は有ったが、とても楽しく読むことが出来て満足。

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    2025年11月11日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    昭和の香りが漂う雪山小屋ミステリー!
    双子にしかできない話ですねこれは…。
    ちょっと古い作品だけど、今だからこそ読もう。

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    2025年08月04日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    面白かった!!!

    東京で起きた一卵性双生児による連続強盗事件と、謎の手紙に呼び出された若い男女が雪深い山荘で次々に殺されていく連続殺人事件。ふたつの事件が同時に進行する構成がまず面白い。

    冒頭から「この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです」と大胆に宣言されるこの作品は、ノックスの十戒への挑戦であり、アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』へのオマージュでもある。『十角館の殺人』よりも先に、こんな面白いものがあったなんて知らなかった。

    トリックそのものは宣言通りだし、割と分かりやすいのに、物語の構成と展開があまりにも巧妙で、気づけば一気読みしてしまった。トリックが解けたあとの決してスッキリとは終わらない、独特の後味もまたクセになる。読み応えが抜群だった。最高だー!

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    2025年07月30日
  • 殺しの双曲線 愛蔵版

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    ネタバレ

    やばい、面白すぎた。久々に脳が興奮した。
    途中頑張って先を予想したけど全然当たらず、、、
    まさか二つの事件があんな感じで繋がっているとは想像もつかなかった。
    困っている人を見て見ぬふり、多分自分もやっちゃってると思う。悪いことはしないように気をつけているけど、進んで良いことってできていなかったかもなと改めて思った。いつどこでどんな人と出会っても良い人であり続けたい(ただし自分が疲れないように)

    最後の終わり方、胸がギュッとなった。
    女の子の母親の気持ちを考えるとあまりにも悲しい。早川と一緒に罪悪感を味わった気分になった。

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    2025年06月03日
  • 新装版 殺しの双曲線

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    始めにトリックが開示されていたのにも関わらず騙された!名作オマージュに+αの要素で最後まで興趣が尽きない。一つの大胆なトリックはもう一つ新たなトリックを生み出すんだなと身を持って実感した。『そして〜』を読んでいる方にはとりあえずおすすめしたい作品。

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    2024年11月05日