西村京太郎のレビュー一覧
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十津川警部に三行半をつきつける直子。
やや唐突だったが,誘拐事件だった。
馬鹿呼ばわりした直子の真意は,暗号解読。
ありきたりの先頭文字を読んで行く方式だが,
登場人物の魅力で飽きがこない。Posted by ブクログ -
北海道を舞台にした短編5話(既出)。
石勝高原の愛と殺意(最終ひかり号の女)
最北端の犯罪(特急「おき3号」殺人事件)
愛と孤独の宗谷本線(愛と憎しみの高山本線,十津川班捜査行湘南情死行)
謎と幻想の根室本線(謎と殺意の田沢湖線)
青函連絡船から消えた(十七年の空白,L特急やくも殺人事件)
「本...続きを読むPosted by ブクログ -
郡上八幡の祭りの時に行方不明になった人が
御母衣ダムの湖底から現れた車の中に死体で発見された。
男性が写真家で女性がモデルだとの推測が外れ,
女性は近所の人だと確認された。
女性モデルはどこへ行ったのだろう。
写真家は、警視総監の息子とのこと。
麻薬所持の疑惑から,殺人の可能性を探る。
警視...続きを読むPosted by ブクログ -
数年前の事件と、最近の事件と十数年前の事件と、
将棋の試合で起きている事件の関係が複雑。
複雑な人間関係で、何がいいたかったのだろう。
将棋を題材にし、将棋を打つ人間の心の問題を問うのが目的なのだろうか。
警察の誤認逮捕が問題なのだろうか。Posted by ブクログ -
地震の予言が当たった男が,
北へ向かう列車で女性が死ぬことを予言する。
競馬の予言を繰り返し,
また地震の予言をする。
殺人事件として追いかける十津川警部。
意外にも予言をしていた男も殺されてしまう。
犯人たちを追い詰めるところが少し安易かもしれない。
壮大な構想だけに、詰めはもう少し複雑だと...続きを読むPosted by ブクログ -
青森と秋田の県境にまたがる産業廃棄物処理場をめぐる事件。
出だしは、はやてに乗る予定だった男が殺された事件と、
はやてで弁護に行く予定だった女性弁護士が殺された2つの事件の関係を追う中で明らかになる。
飲食定の女性主人が男の遺骨を持って現地に乗り込み,
関係者が殺され,最後に女性も殺される。
...続きを読むPosted by ブクログ -
死体が次々に行方不明になる。
何のために,誰が死体を盗んで行くのか。
一人容疑者を確認するために、
偽の殺人事件を十津川警部と直子夫人ででっちあげる。
おいおい、十津川警部,民間人を巻き込んでいいのか。
幾ら愛妻家だといってもやり過ぎじゃないの。
西村京太郎のあこがれの女性像が直子夫人なのだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
神無月,神様は出雲に集まってしまうので、出雲以外では神無月。
出雲では、神様が皆集まってくるので神有月。
神無月に、さまざまな殺人があり、
出雲大社に殺人の報告が。
容疑者がなかなか特定できないでいる。
出雲大社が何度もでて来るので、一度行ってみたいと思った。Posted by ブクログ -
十津川警部が見知らぬ人から葬儀の案内がくる。
出かけると,手帳を形見として渡される。
帰りに睡眠薬を飲まされ手帳を奪われる。
奪ったと思われる男が東京で殺される。
事件は、十津川警部の捜査の対象になる。
すごい、出来た筋書き。
必然と偶然が織りなす推理小説。
十津川警部愛好者のための話だとい...続きを読むPosted by ブクログ -
刑事の学生時代の事件から始まる。
同じ日に東海道で死亡事件が2つ。
ちょうど、青春18切符できままな旅をしていた。
亡くなった一人とは顔を合わせている。
事件ではなく事故として処理され5年が経過。
ちょうどその時に寄った喫茶店の所有者が交通事故死。
その喫茶店にあったのと同じ版画を持った男が東京で...続きを読むPosted by ブクログ -
釧路から根室に伸びる,鉄道を走る急行ノサップ。
その途中の駅で起こるなぞの事件。
半ばから、何のための事件かはだいたい推測がつくが,
誰と誰がどういう関係かは最後までなかなかわからない。
推理小説としては面白い作りで,飽きない。
西村京太郎の本領発揮だと思う。
北海道へ行きたくなるので、よい作...続きを読むPosted by ブクログ