あらすじ
警視庁捜査一課の十津川警部は殺人事件の通報を受け、現場へ急行した。だが到着したとき死体は消えていた。その後も同様の死体消失事件があいつぐ。事件の鍵を握る興信所員・秋山の存在が浮かぶが、彼は不審死を遂げ、貸金庫からは多額の現金と偽造パスポートが見つかる。手がかりを失い困惑する十津川のもとに、さらなる事件の報告が!
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Posted by ブクログ
◎死体が消える謎の事件を直子が追い、十津川が追う。展開は意外な方向に行き過ぎて予想できない。
都内で、死体を見つけたという通報があったが、死体がなぜか消えてしまった。一件だけならまだしも、二件目は妻を殺したという男からの通報だったが、その死体もなくなってしまった。実は生きていたのではないか、とかそういうことになってしまったけれども、直子がそれに違和感を感じ、探し出そうと活動を始める。
すると、最初の死体があった場所付近から「秋山貢」という名前の書いたライターが見つかり、偶然十津川と入った店でその名前が書かれたボトルをもらう人間がいた!
手がかりを少しずつ手繰っていく十津川だったが、事件はよくわからない方向にしかいかず、ただただ困惑する。そしてある仮説にたどりつき・・・
直子も登場しつつ十津川も停職処分を受けながら厳しい戦いをしていく。少しずつ着実に真実にたどり着こうとする十津川の姿は見ものである。
また、最後の結末で意外すぎる展開になっていくのでびっくりする。ちゃんと犯人がつかまりそうなところで終わるので、それはそれでよいのだが、、、
Posted by ブクログ
死体が次々に行方不明になる。
何のために,誰が死体を盗んで行くのか。
一人容疑者を確認するために、
偽の殺人事件を十津川警部と直子夫人ででっちあげる。
おいおい、十津川警部,民間人を巻き込んでいいのか。
幾ら愛妻家だといってもやり過ぎじゃないの。
西村京太郎のあこがれの女性像が直子夫人なのだろう。
甘えっ子の西村京太郎の面目躍如。
話題全体は社会派。