西村京太郎のレビュー一覧

  • 十津川警部 時効なき殺人

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    「北の秘密」の改題版。

    ワンダーフォーゲル部にまつわる過去の事件の清算。
    還暦を迎え,若かったころの事件を謝罪したい人と、
    時効が過ぎているので、なかったことにしたい人との葛藤。

    現在の事件を追う中で,過去の事件も明らかになる。

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    2012年08月06日
  • 秘めたる殺人

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    短編五話。

    標題(収蔵単行本名)
    雪は死の粧い(殺しのインターチェンジ、隣り合わせの殺意)
    九時三十分の殺人(一億二千万の殺意、消えたドライバー)
    私を殺さないで(夜ごと死の匂いが)
    死へのワンショット(日本殺人ルート)
    秘めたる殺人(日本殺人ルート)

    9時30分の殺人は、手が込んでいて,推理小説の王道を見たかも。

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    2012年08月06日
  • 第二の標的(セカンド・ターゲット)

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    短編五話。

    標題(収蔵単行本名)
    第二の標的セカンド・ターゲット(十津川刑事の肖像、一千万人誘拐計画)
    謎の組写真
    アクシデンタル・ジャイブ
    神話の殺人
    危険なダイヤル(狙われた男 秋葉京介探偵事務所、日本殺人ルート)

    謎の組み写真は、写真の賞に輝いた作品が盗まれ,一枚が他人の写真に掏り替った話し。犯罪の匂いがする。

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    2012年08月05日
  • 宮島・伝説の愛と死

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    貧乏作家から売れっ子作家になって浮気をした夫と離婚した母親が、
    癌で余命3ヶ月とのこと。
    思い出の宮島への旅行を計画したところ殺される。

    いくつかの違和感がある。
    余命3ヶ月のおばさんを殺す必要があったのか。
    宮島での21年前の事件の真相の必然性。
    十津川警部が最初に息子を容疑者として調べていた理由。

    なんとなく、納得感がないまま1回目の読書を終えた。
    2回目読めば,何かが掴めるのかもしれない。

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    2012年08月05日
  • 寝台特急「北陸」殺人事件

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    寝台特急北陸は、上野から金沢行き。
    大学時代の友達3人のその後の物語。

    読むのは二度目なので、ちょっとまどろっこしかったかも。

    西村京太郎長編推理選集の第13巻(第二回配本)にも掲載。
    小冊子には、甲谷和勝(新日鉄)との対談の写真がある。
    本名,矢島喜八郎というとのこと。
    釧路・網走殺人ルートの連載もある。
    矢島喜八郎の三人娘が、恵美,美加,理佐とのこと。
    本作品の主人公たちの3人が、めぐみ、美也子、理沙なので、
    すごく似ているとのこと。

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    2012年08月05日
  • 十津川警部 東京上空500メートルの罠

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    飛行船が乗っ取られる。
    爆弾を仕掛けたとのこと。

    犯人たちに振り回される。
    自衛隊も出て来るので、航空物の入門にはいいかも。

    やや犯人たちの計画が視野が狭く,杜撰かも。
    飛行船を乗っ取るなら、国外逃亡は基本じゃないのか?

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    2012年08月04日
  • 特急「あさま」が運ぶ殺意

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    短編四話。

    標題(収蔵単行本名)
    特急「あさま」が運ぶ殺意
    北への列車は殺意を乗せて(JR周遊殺人事件)
    SLに愛された死体(十津川警部SLを追う!)
    北への危険な旅(十津川警部捜査行 殺意を運ぶリゾート特急)

    『特急「あさま」が運ぶ殺意』は、義父母に子供をつれていく親子。
    早苗刑事は、母親の言葉を信じて,行動する。
    殺人事件の犯人探しと本当の孫は誰かを探す二重の推理小説。

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    2012年08月04日
  • 特急「白鳥」十四時間

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    亀井刑事を殺すことに1000万円の懸賞金がついた。

    誰が胴元かが分からず,右往左往する警察。

    関西から東北への列車に乗り,
    事態の打開を図ろうとする。

    その列車の中で,若い婦人警官が殺される。
    亡くなった婦人警官に関する記述が余りにも少ない。

    亀井,十津川の対応もあまりに淡白。

    ここが西村京太郎の弱点なのかもしれない。
    物語の流れを重視し、人としての思いが希薄だ。

    他方で仕掛けた側の事情に対する記述も深みがないかも。

    推理小説としては一流だ。人としてどうだろう。
    西村京太郎が嫌いな人の気持ちが分かる。

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    2012年08月04日
  • 十津川警部 白浜へ飛ぶ

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    短編四話。

    標題(収蔵単行本名)
    処刑の日
    絵の中の殺人
    十津川警部の苦悩(十津川警部 欲望の街 東京)
    十津川警部 白浜へ飛ぶ

    処刑の日は、床屋が関係する奇術

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    2012年08月03日
  • 謎と殺意の田沢湖線

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    東北、北海道の鉄道もの短編四話。

    標題(収蔵単行本名)
    謎と殺意の田沢湖線
    謎と憎悪の陸羽東線(十津川警部捜査行 みちのく事件簿)
    謎と幻想の根室本線(十津川警部捜査行 恋と哀しみの北の大地)
    謎と絶望の東北本線(十津川警部捜査行 愛と哀しみのみちのく特急)

    北の物語は悲しいものが多いのはなぜだろう。
    寒さは悲しさの源なのだろうか。

    一度も乗った事がない鉄道は、一度乗ってみたいと思えるところがいいところかも。

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    2012年08月03日
  • 鳥取・出雲殺人ルート

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    鳥取砂丘に蒼い水たまりがあることを知りました。
    そんなところに女性の死体が。

    事件は単なる推理小説かと思いきや,
    薬害訴訟が裏にあったとは。

    社会派西村京太郎の隠し球。

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    2012年08月03日
  • 日本シリーズ殺人事件

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    八百長事件と野球賭博の話し。
    こういう話しを書いたので、
    西村京太郎の野球ものが少ないのかもしれない。

    サッカーものも書いて欲しいかも。

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    2012年08月02日
  • トンネルに消えた・・・

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    短編八話。

    標題(収蔵単行本名)
    トンネルに消えた・・・
    殺しの慰謝料
    見事な被害者
    タレントの城
    落し穴(一億二千万の殺意)
    死の代役
    ヌード協定
    闇の中の祭典

    ここでしか読めない短篇。
    「落とし穴」「死の代役」のような怖い話しから、
    タレントの城,見事な被害者のような芸能界ものまで、
    やや暗めな話しが続く。

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    2012年08月02日
  • マウンドの死

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    短編六話。

    標題(収蔵単行本名)
    裸の牙
    マウンドの死(歪んだ顔)
    血に飢えた獣(隣り合わせの殺意)
    二十三年目の夏(一億二千万の殺意)
    バイヤー殺人事件
    わが心のサンクチュアリ(幻想の夏)

    恐怖小説に近いかも。

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    2012年08月01日
  • 日本海からの殺意の風~寝台特急「出雲」殺人事件~

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    短編3話

    標題(収蔵単行本名)
    日本海からの殺意の風
    殺人へのミニ・トリップ
    潮風にのせた死の便り(十津川警部捜査行 神話と殺意の中国路)

    「日本海からの殺意の風」は行商の母親を巻き込む事件。
    土曜日の丸の内で日本海からでてきた母親が殺される。
    殺意が日本海から来たのか、日本海へ向かったのかは微妙。

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    2012年07月31日
  • 発信人は死者

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    モールス信号のSOSの後に数字が並ぶ。
    疑問に思った青年が数字の意味を調査する。

    旧日本海軍の暗号で、潜水艦の名前とトラック諸島という場所だと分かる。
    32年前に沈没した潜水艦からのSOS。
    「発信人は死者」でないとしたら、自動発信装置が作動したのか。

    男性2人と女性1人が捜索を始め,大きな壁にぶちあたる。
    潜水して潜水艦から航海日誌を持ち帰り,さらに事件は深みに嵌って行く。

    青春活劇,海洋小説,推理小説の3軸に加えて,軍事小説,社会小説の軸もある。

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    2012年07月31日
  • 冬休みの誘拐、夏休みの殺人

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    学生もの3話。
    高一コース,高二コース,中一コースでの連載。

    その石を消せ!
    まぼろしの遺産
    白い時間を追え

    「その石を消せ!」が冬休みの誘拐
    「まぼろしの遺産」が夏休みの殺人
    「白い時間を追え」は知人による殺人


    とても分かり易い展開。また書いて欲しいかも。

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    2012年07月30日
  • 南伊豆高原殺人事件

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    ミスター吉田,ミス吉田の募集。
    創立24周年とのことで24歳の人を募集。

    応募した女性が、設立27周年のはずだと調べているが、行方不明になる。

    連続殺人事件が起こり,犯人が吉田の関係者に絞り込まれる。
    誰が,何の身代わりなのか,裏の裏をつくような話し。

    最後は十津川警部らの捜査の手がのびる。

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    2012年07月30日
  • 美女高原殺人事件

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    警察を追われた人間を雇って調査をさせる人。
    政治がらみのこともあれば、そうでない場合もある。

    疑問に思った調査員が、組織について調べようと思ったら殺された。
    元警官が殺されたことから、警察の調べが激しくなる。

    警察内部にもつながっていることが分かり,事件は終盤へ。
    十津川警部の精神的な強さが分かる。

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    2012年07月30日
  • 無明剣、走る

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    徳島新聞に連載の小説だけあって、徳島県民には喜ばれそうな内容。
    阿波藩にまつわる歴史小説。
    いろいろ資料の取材,提供があっての作品なのだろう。

    推理小説家の歴史小説は分かり易くて面白い。
    歴史小説は苦手だが、とても分かり易い文章で読み易い。

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    2012年07月29日