【感想・ネタバレ】美女高原殺人事件のレビュー

あらすじ

行き過ぎ捜査のために警視庁を懲戒免職となり、妻子とも別れた小山淳一郎のもとに、西条恒夫と名乗る男が訪ねてきた。〈必ず日本のためになる仕事〉だからと、高額の報酬を示された小山は、西条の指示通り尾行や盗聴を繰り返すが、不審を覚えて西条の正体を探ろうとした矢先、飛騨高山近郊の美女高原で殺され……!? 十津川警部シリーズ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

警察を追われた人間を雇って調査をさせる人。
政治がらみのこともあれば、そうでない場合もある。

疑問に思った調査員が、組織について調べようと思ったら殺された。
元警官が殺されたことから、警察の調べが激しくなる。

警察内部にもつながっていることが分かり,事件は終盤へ。
十津川警部の精神的な強さが分かる。

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2012年07月30日

Posted by ブクログ

◎悪事はばれる。人間に感情が存在する限り。

元刑事の小山は、ある日「危険な仕事」を高額な報酬で請け負うようになる。ご丁寧に「なぜこれをするのか」を調べないように、くぎを刺されたうえで。
それでも刑事だった血は騒ぎ、調べようとしたところで岐阜県の美女高原で何者かに殺害されてしまう。
小山が行っていた仕事は、盗聴・尾行など、ダーティな匂いのすることばかり。しかし調べた後は情報を渡してそれで終わり。そのあとのそのターゲットが何らかの方法で失脚したりする。
ダーティな匂いを感じ周辺を調べ始めた十津川は、何人かが殺されてしまう状況で推理を確信し始める。手がかりや証拠を少しずつつかみ始めるが、元刑事の多田を使っておとりをはじめるが・・・・

「政界のフィクサー」なんて言う言葉がたまに物語で登場することがあるが、その裏側を少し知った気分。本当にそういう人たちがいるかどうかはわからないけれど。
しかし悪事はばれる。どんなにプロがやったとしても、十津川が綿密な捜査をしてくれるのなら安心だなあ、とつい思ってしまった事件の一つ。

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2016年03月10日

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