【感想・ネタバレ】在原業平殺人事件のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月06日

山村美紗作品の真骨頂。
在原業平と伊勢物語にむちゃくちゃ詳しくなります。

早川明子が山村美紗の分身として活躍する。
無冠の女王らしい、読者をひきつける作品です。

友人の西村京太郎が整理して出したといわれる2つの作品の1つ。
友に京都で暮らし、子弟関係にあったといわれている。

作風の...続きを読む違いは、男女の違いとしてよくわかる。

愛の危険地帯と同じ様な顛末に、晩年の山村美紗の傾向が現れているのかもしれない。

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山村美紗氏の未完の遺作

2024年03月03日

この推理小説、山村美紗の「未完の遺作」で、一昨年他界しました西村京太郎氏によって完成しましたね。主人公の「早川明子」と言う女性は三年近く、それも「結婚」を前提としてある男性と交際していましたが、ある日突然、「愛がなくなった」と言われて振られてしまい、「細川和也」と言う「ハンサムな男」にプロポーズされ...続きを読むて彼女にとっての「新しい恋」が始まりました、その途端に彼女の周囲で連続殺人事件が発生しますが、まさか主人公を「失恋の痛手」から救いました「細川和也」が連続殺人事件の犯人だったなんて…!しかし、肝心要の山村美紗氏は一体誰を「真犯人」として設定していたのでしょうか?幾ら彼女が西村京太郎と「夫婦」と言っても過言ではないくらいに親密な関係だったとしましても、こればかりは「永遠の謎」でしょう。この推理小説の題名になっています「在原業平」と彼の異母兄の「在原業平」の和歌はいずれも「百人一首」の一句となっていますが、この「在原業平」の方がハンサムだったそうです。「エースをねらえ!」の原作者の山本鈴美香先生が執筆されています「7つの黄金郷」と言う「歴史ものの少女漫画」も「未完」のままですが、もしこのまま彼女が他界してしまったら一体誰が完成させるのでしょうか?この事も異常なほどに気になりますし、きっとこの「在原業平殺人事件」と言う推理小説みたいなわけにはいかないでしょう。また、山村美紗氏がまだ存命しておられるうちに、それも「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」みたいに「推理ものの少女漫画」が大ヒットして欲しかったです。

#ドキドキハラハラ #怖い

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

久々に読んだ推理小説。
「在原業平」に最近興味があったので、手に取ってみた。
「在原業平」の伊勢物語をベースに物語があるんだけど、やっぱりこの時代はわかりにくいよ。
ちょっとつらかったけど個人的には○かな

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