【感想・ネタバレ】左文字進探偵事務所 消えた巨人軍(ジャイアンツ)のレビュー

あらすじ

ここに、ある人物が、三十人を超す屈強な若者の集団である巨人軍を誘拐することを考えた。果して、そんなことが可能かどうかを書いてみたのが本書であり、誘拐と捜査と、犯人追及のサスペンスを存分に味わって頂きたい(著者)。東京から大阪へ移動中の[ひかり号]から、選手全員が忽然と消えた!犯人の要求は五億円。私立探偵・左文字進が犯人の奸智に立ち向かう、日本誘拐ミステリー史に輝く不朽の名作。左文字進探偵事務所シリーズ第一弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

巨人軍の監督と選手が丸ごと消える。
東京から大阪への新幹線での移動。
岐阜羽島駅での臨時停車が鍵らしい。
下りの最終電車はもう終わっているので売店も人もいない。上りの最終電車はまだなので、駅は閉まっていない。絶妙の時期。

うまいと思う点がある反面,ずさんな点もあるかも。
犯罪の人数が多いと足並みも乱れるのだろうか。

ps.
TOKUMA NOVELS版では、P135の下段の1行が,上段にないといけないようだ。こういう誤植があるのはめずらしいかも。
「それはいいけど、わざわざ、持って行くのはごめん
という行です。

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2012年07月24日

Posted by ブクログ

左文字探偵シリーズ第一作。

巨人軍を全員誘拐するという発想がすごい。
誘拐の方法もうまく作ってあると思う。

選手が実名そのままで出てるけど良かったのか。

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2014年03月19日

Posted by ブクログ

左門字シリーズ1作目。
なんと巨人軍選手数十名が誘拐されてしまうという驚きの事件。
長嶋、王、定岡など実在の野球選手の名前が登場しているのがおもしろい。

身代金受け渡しに奔走する球団職員たち、組織力で犯人に迫る警察、そして誘拐された選手たちを探す探偵・左文字と3つの視点から犯人を追い詰めていきます。国民的英雄達が誘拐されたというショッキングな展開、迫る試合時間、異変を察知するマスコミと緊迫感も満載です。

身代金受け渡しのおもしろさもさることながら、一体どうやって何十人もの屈強な選手達を誘拐出来たのか?どこに捕らわれているのかがやはり目玉です。
緻密さというよりはとにかく大胆な犯行がおもしろく、少しずつ手掛かりの糸を辿っていく左門字の推理と行動も楽しい。

犯人のふてぶてしい取調室での様子やオチもなんだかお洒落。
見事なプロットで非常に楽しい読書でした。

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2015年05月11日

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