椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学生のいない貴族院って不思議な感じ。領主会議はこういう雰囲気で行われてるんだなぁ。ほんとに、貴族院での領地対抗戦は領主会議の前哨戦なんだと感じた。
相変わらず規格外のローゼマインに対して、「予想通り想定外だけど想像以上」と評したアナスタージウスがよかった!
王族で一番ローゼマインを理解してると思う。
そして、だんだん人となりが見えてきた王族たち。第一王子はヴィルフリートと同族の匂いがしてきた。よくない方の。
祠めぐりでちゃんと一つ一つヴァッシェンして清めてから入るのは、王族の強制や仕方なくではなく、ローゼマインの自主性を感じる。育ちが出てくるなぁー。
今回特によかったのは、王族に対して一歩も引 -
Posted by ブクログ
領地対抗戦でのダンケルフェルガーとの話し合いや、その後の王族との話し合いがすごく面白かった!相手の利益と自分の利益を考えて、上手に立ち回ろうとする上位領地と、ローゼマインの毅然とした態度で一瞬空気がピリつくものの、最後には和やかになってるあたり、冷静な話し合いが持ててると思う。すばらしい。
ピカピカ奉納舞は予想通り周囲から鼻白らんだけど、最後は予想外の展開。フェルディナンドも王族に秘密にしてた魔法陣の知識を開示し出したし、いよいよラストに向けて伏線回収が始まってる気がする。
ローゼマインの作った喋るシュミル人形と、ローゼマインの奉納舞の絵は並べて飾りたい。そしてハルトムートに見せたい。 -
Posted by ブクログ
個人的に、ヴィルフリートの話とトラウゴットの話がおもしろかったです。
ヴィルフリートに関しては、側近の派閥の違いがこんなに思考の違いに影響するのか〜と驚きでした。ライゼガング系の側近たちがどれだけいらついているのか、微塵も察せてないんですね。逆に、ヴィルフリートはヴィルフリートで主人公の側近に不満を持ってると。価値観の違いは本当に恐ろしいです。
トラウゴット…。ローゼマインに謝罪した時点では、まだ理解できてなかったんですね。ローゼマイン視点で読んでると、本人がトラウゴットに興味なさすぎて全くその辺りの機微が伝わってこないので…。とりあえず、どの視点から見てもユスクトスは有能だとわかりました。
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