いぬじゅんのレビュー一覧

  • いつか、眠りにつく日

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    ・この本は小説で、1度読み始めるとやめられなく、読み終わってももう1度読みたいと思えるような、心に残る本です。ラストには予想外の秘密が明かされて、心が温まり、感動の涙があふれてきます。

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    2019年01月23日
  • 新卒ですが、介護の相談うけたまわります【イラスト特典付】

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    介護畑出身の著者が描くハートフルな介護小説。静岡県浜松市を舞台に、特養に併設された介護保険外事業所で奮闘する新米相談員の葛藤と成長の日々を描いています。

    4章立てで章毎に1話完結する構成になっていますが、どれも福祉専門職として既視感のある様子が描かれていました。年老いた母親と里子に出された息子にまつわるエピソードを読み、思わず涙腺が緩んでしまったのはここだけの話です。

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    2018年12月16日
  • いつか、眠りにつく日

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    高校2年生の女の子、蛍は修学旅行のバスで事故に遭い、死んでしまいます。その時の3つの未練を解消しないと成仏できずに地縛霊になると、突然現れた成仏への案内人クロに言われます。未練を見つけて、それを解消するために家を出て行動していきます。3つの未練の解消と、もうひとつのエピソードで4回大泣きします。そして、予想外で、切なくて、考えさせられるラスト展開になります。それぞれが想う心と生きるということを考えさせられる良いお話と思います。

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    2018年10月06日
  • 奈良まちはじまり朝ごはん

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    京都ものが好きなので読んでみた。
    奈良は行ったことがないのですが、主人公の行動力は気持ちよく、ごはんもとにかく美味しそう。
    エピソードも、よくあるものではなく予想の反対をいく物語でストライク。
    けっこう笑ってしまうシーンもあって、2回目を読んでいます。
    おすすめです。

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    2017年09月30日
  • 夏にいなくなる私と、17歳の君

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    いぬじゅんさんらしく、ラストが怒涛の展開で驚きっぱなしでした。
    と同時に「命」や「運命」とはなんだろう……と考えさせられました。
    主人公の選択が「正解」なのか、主人公にもわからないけど、命のバトンは確実に伝わっている。その事実は変わらない。それをどう捉えるかで「正解」かどうかが分かれる気がします。

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    2025年12月13日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    初見の作者さん。思ってたよりも自分好みだった。
    じんわりやさしくなれるお話。それぞれ違う悩みはあれどもどこかで聞いたような悩みでもある。遠すぎなくて共感しやすい。
    ただ、途中から最後バッドエンドかとそわそわしたので、ちゃんと幸せな終わりになってよかった。
    ところでフクロウは結構鳴き方のバリエーションがあるんだね。

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    2025年12月12日
  • 道の果て、朝はまた来る

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    四井創空が運転する「空色タクシー」
    今や過去にわだかまりや心残りのある5人が「空色タクシー」で、過去へ忘れ物の答え合わせを?

    過去に戻るか?戻らないか?
    戻っても今は変えられないけど
    切なかったり、感謝したり
    前に向く気持ちになれたり

    短編毎に頭が痛くなるほど泣きました

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    2025年12月02日
  • 道の果て、朝はまた来る

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    よくある話の展開として不憫な主人公が過去に戻り人生をやり直す、というパターンがあるが、この作品は少し違う。どんな行動をしてもその人の未来に影響しない別の時間軸の過去に戻り、それぞれが抱える心の問題に取り組む、というものなのだ。その発想がおもしろく、また時にはせっかく切望していた大切な人と再会できても別れなければ行けないという切ない運命に心が震えた。空色タクシーのドライバーである四井さん自身の物語も興味がある。続編がもしあるのなら彼の物語を読んでみたい。

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    2025年11月08日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    とにかくあたたかい、あたたかい物語。
    この本に出てくる誰もが、お店に来たことによってホッとできた、その瞬間が訪れたことが手に取るように伝わった。みんなに幸せになってほしいと強く思った。

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    2025年10月25日
  • この冬、いなくなる君へ

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    今を、全力で生きる大切さを描いた本。

    自信がなく、消極的に生きていた主人公。
    その前に現れた謎の青年。
    一年ごとに出てきて、ヒントをくれる。そのヒントで主人公はどんどん、変わっていける!というお話。

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    2025年10月07日
  • 記憶アパートの坂下さん

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    記憶喪失、若年性認知症、苦しい過去や記憶、超記憶症候群など、「記憶」に関する悩みを持つアパートの住人と管理人たちの物語。

    人は、覚えた80%を忘れる生き物。残り、20%の記憶を積み重ね生きていく。というキーワードが何度も登場するこの作品は、私たちに忘れてもいいこと、忘れたくない気持ち、思い出して過去と向き合うことなど、どれもが大切であり、選択であり、正解であることを教えてくれた。

    生きていくうえで記憶や過去からは絶対に逃れられないからこそ、どう向き合うのかを考えさせられながら楽しく読める作品だった。

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    2025年09月28日
  • ヒロインになるまでは

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    ネタバレ

    憧れているものに実際なってもそこはキラキラしているばかりではなかった。想いを寄せる相手も近くにいれば嫌なことが目について冷めてしまったり、「一軍女子」の苦労を知ったり。
    主人公と瑠奈を助けるため、彼らの友人が奮闘するラストの展開はドキドキさせられた。最後の1ページまで気が抜けない、まさにそんな青春小説だったと思う。

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    2025年09月19日
  • 記憶アパートの坂下さん

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    ネタバレ

    忘れていく80%の記憶を忘れないように努力するよりも、積み重ねていく20%の記憶ひとつひとつを大事にする。
    見た事聞いた事感じた事だけが真実ではなく、知らない幸せ、忘れる幸せもあるんだと思ってる。人にはそれぞれ悩みがあり、それは他人にとっては理解されないものであろう。同じ悩みを抱える(記憶に関する悩みという意味で)もの同士で意図せず繋がり、関わり合い、現実と向き合っていく姿が、素敵な世の中だなと思いました。

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    2025年09月06日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    セクハラと長時間労働に苦しむ若林茜音が残業帰りに出会ったのは、不愛想ながらも思いやりに満ちた美形の店主がフクロウと営む「夜喫茶」。訪れるのは、熟年離婚の瀬戸際に立つ夫、離婚した両親との関係に葛藤する女子中学生、婚約者にフラれた青年ら、悩みを抱えて眠れぬ人ばかり――。
    荒んだ客の心に寄り添いつつ、姿を消した恋人を待ち続ける一途な店主と、彼に救われた客たちが紡ぐ、優しさに溢れた恋物語。

    『やさしい人は、責任を自分に課すことで問題を解決しがちだ。』

    【個人的な感想】
    帯の『涙』に惹かれて手に取ったが、私には泣ける小説ではなかった。
    温かい物語で、スラスラ読めた。

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    2025年08月24日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    「がんばりすぎてはいけない」と、
    よく聞くけど、どこまでが“がんばりすぎ”
    なんだろう。

    この物語の中のことばが、
    自分の過去にそっと触れてくれた。

    「たかが仕事だ。
    自分を壊してまで続けることじゃない。」

    あのとき、こんな言葉に出会えていたら。
    あのとき、誰かに頼る勇気があったら。

    今ならきっと言える。
    壊れてしまう前に、休んでいい。
    弱さを見せることは、甘えじゃない。

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    2025年08月19日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    悩みと眠りに効く、夜に開く喫茶店。地域の住民から悩みを持つ老若男女まで、自然と足が向いてしまう夜喫茶。無愛想ながら1人の女性を3年も待ち続ける店主とオウム。魅力的なキャラクターでシリアスながら絶妙なタイミングで「クスッ」としてしまう笑あり、感動の涙ありで、明るく感動できた。一人一人のキャラが立っていて、そこも良かった。

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    2025年08月12日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    ブラック企業で勤め疲労困憊の中、オレンジ輝く「夜喫茶」に出会う・・・
    その店主が待ち続ける彼女の本当の理由とは・・・

    個人的には好きな話が多い短編集でした。
    文章もとても優しさがあって心がホッとする感じがしました。
    短編もちゃんと繋がっていて人々の繋がりを強く感じながら読めました。

    最後の話は推理小説?って思うぐらい色々と楽しめる小説でした。
    また、睡眠の蘊蓄など食事に対する知識も得れるのもよかったです。

    人生いろいろあるけれど、この小説は元気もくれる良い小説でした。

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    2025年08月02日
  • 今夜、君が眠りに落ちるまで

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    訳有りの睡眠不足の人がたどり着く最後の砦のような夜喫茶。登場人物が優しい。
    題名から恋愛小説かと思ったら全然違う。

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    2025年06月17日
  • 君の余命が消えぬまに

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    余命銀行と言う自分の余命を他人に預けることができる銀行をテーマにした短編集。完全にファンタジーではあるが、自分だったらどうするかな?とかまがいなりにも考えてしまった。

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    2025年05月23日
  • ヒロインになるまでは

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    1番実は近くにいた人が大切にしたい人だったというのが良かった。みんなそれぞれがコンプレックスを抱えて生きているんだなと感じた。

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    2025年05月18日