記憶喪失、若年性認知症、苦しい過去や記憶、超記憶症候群など、「記憶」に関する悩みを持つアパートの住人と管理人たちの物語。
人は、覚えた80%を忘れる生き物。残り、20%の記憶を積み重ね生きていく。というキーワードが何度も登場するこの作品は、私たちに忘れてもいいこと、忘れたくない気持ち、思い出して過去と向き合うことなど、どれもが大切であり、選択であり、正解であることを教えてくれた。
生きていくうえで記憶や過去からは絶対に逃れられないからこそ、どう向き合うのかを考えさせられながら楽しく読める作品だった。