いぬじゅんのレビュー一覧
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“死の予感が頭から離れない”
を自分なりに想像してみると
きっと毎日死の恐怖に襲われるだろうし
何をするにも希望とかを持てないから
全てがどうでもよくなるんだろうと思う。
主人公の詩音も同じだった。
だけど
夢ノートの中の1つが叶う度に
生きたいって思うようになって
毎日が楽しみになるのって嬉しい。
命のバトンとか生きるってことを
沢山考えながら読んだ本でした。
そして
森下さんの優しさ凄いなぁ。
クラスメイトが難病って知ったら
病名とか体調とか気になるだろうに
何にも聞かずに
『心配している人がいるよ』ってこと
それだけを伝えるんだもん。
看護師しているからかもしれないけど
私だ -
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ネタバレ東京の高校に通う梨沙と
静岡の高校に通う航汰は
実は幼少期を一緒に過ごした幼馴染み。
航汰の引っ越しで離ればなれになってしまって
それからは1度も再会することなく高校生になった。
だけど
ふたり揃ってお互いのことが忘れられなくて
恋とかに奥手になっていたんだと思う。
そしたらなんと
梨沙が静岡の高校に国内交換留学することになって
ふたりが再会するなんて運命としか思えない。
別れの日になるまで梨沙は気づかなかったけど
ふたりが再会できて良かったと思った。
❥❥❥❥
梨沙は友達の顔色を気にして
思っていることを言えないでいるんだけど
心の中に閉じ込めたままにするって
考えただけで苦しくて -
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心の学びになるような一冊だった。
胡麦の看護師の仕事を続けるか否かで悩む姿が私の過去に少しばかり重なってまるで自分のことのように感じた作品だった。
それに胡麦も私と同じ道に進もうとしているのかな?と。
看護師を辞めて、カウンセリングの方向に進むならば、まるで私だ、と感じてしまう。
「『思ったようにしていいんだよ』ってずっと言われたかった。たとえ嘘だったとしても誰かがそう言ってくれたなら…」
人生の中で自分のメンター的な方と出会えるか、出会えないかはその後の人生を大きく左右するような気がする。
私も過去に長い期間悩んで仕方ない時期があったけれど、今は看護師にならない道を選んできっと良かったと思 -
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ネタバレ冬シリーズが好きになって
手に取った一冊です。
今回はどんなストーリーなんだろう
っていつも楽しみにしながら読んでいます。
柚希が小説の編集者になりたかった理由が
親友の小説に関わりたいからって
本当に大切な目標だと思ったし
いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。
だけど
その親友が事故にあったなんて
柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。
そんな時に青年から声をかけられて
まさかその青年が
柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは
思わなかった。
でもその青年がいて
色々なきっかけをくれたから
親友に起きた事実を知ることができたし
幾つかの誤解を解くことができた。
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ネタバレ大切な人を突然失ったら
恋愛に積極的になれないのは想像できる。
それに対して
過去をいつまでも引き摺らないで
これからの幸せを考えなさい
新しい恋をしたらいいのに
大切な人の為にも幸せにならないと
っていうフレーズをよく聞く。
確かにそうだよなぁと思うけど
そんな簡単なことじゃないとも思う。
だから主人公:玲奈の気持ちはよく分かる。
突然の事故で大切な人を失ったから
ずっと忘れられないし
次の恋には中々進めないよ。
そんな時に婚活パーティで
ハルと出会って「性格がブスだ」と言われる。
初対面でどんな出会いだって
思わずツッコミ入れたよね。
そこからハルに提案されて
AIクロネコの -
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ネタバレ看護師が医療ミスをきっかけに休職を余儀なくされる。
抑鬱で数ヶ月の休職を経験しているので
とても他人事とは思えなくて
迷うことなく手に取った1冊でした。
休職をしてどん底にいた胡麦が
SESTAというカフェを紹介されて
カンセリングを受けたり
ボランティアとして働きながら
他のスタッフと関わることで
少しずつ元気になっていく。
抑鬱状態から回復するのって
本当に一筋縄じゃいかないし
何をきっかけに回復していくかも
人それぞれで正解はないと思う。
私も休職している間に実感したけど
細々でも誰かと関わるって本当に大切。
休息が大切なのは勿論なんだけど
人と関わることで
凝り固まった価値観