いぬじゅんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレアパートの大家をしている坂下さんは
超記憶症候群で全てを覚えている。
見たこと、聞いたこと、感じたこと、、、。
全てを鮮明に覚えているって
マイナスな感情まで覚えているってことだし
忘れたくても忘れられないって
考えただけで絶望する。
私も少し似た経験してるから
想像し難いってことはないけど。
でも坂下さんは全て覚えていることで
アパートの住人の記憶の整理や
過去の出来事と向き合う手助けをしている。
それって
住人からしたら辛いことだけど
でもこれからを生きていく為には必要。
坂下さんを見ていたら
全て覚えているってことが
悪いことばかりではないのかもと思えて
他の人より記憶に残っているのが
少しだけ負の感情が和らいだ気がする。
これからも負の感情は消えないだろうけど
どの記憶も今の自分に繋がっているから
大切にしようと思います。
❥❥❥❥❥❥
今までは特に感じなかったけど
15年前の恥ずかしかった出来事とか
絶望を感じた出来事とかが
鮮明に思い出せてしまうから
記憶が残りやすいのかなぁと思ってる。
その時その場にいた人がいると
何でもない話をしながら
『この人とはこんな事があった。
あの時どう思われてたんだろう。
あれで嫌われたかもしれない。』
と頭の中でフル回転してしまって
その後は楽しかったはずなのに
凄く気疲れしてることがある。
それに
嫌われてかもと思ったら
距離感が分からなくなっていくから
最終的に1人でいるのが気楽になっていく。 -
Posted by ブクログ
“死の予感が頭から離れない”
を自分なりに想像してみると
きっと毎日死の恐怖に襲われるだろうし
何をするにも希望とかを持てないから
全てがどうでもよくなるんだろうと思う。
主人公の詩音も同じだった。
だけど
夢ノートの中の1つが叶う度に
生きたいって思うようになって
毎日が楽しみになるのって嬉しい。
命のバトンとか生きるってことを
沢山考えながら読んだ本でした。
そして
森下さんの優しさ凄いなぁ。
クラスメイトが難病って知ったら
病名とか体調とか気になるだろうに
何にも聞かずに
『心配している人がいるよ』ってこと
それだけを伝えるんだもん。
看護師しているからかもしれないけど
私だったら具体的なことを知ってた方が
何かあったときに直ぐに助けられるかなぁ
とか思ってた聞いちゃいそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京の高校に通う梨沙と
静岡の高校に通う航汰は
実は幼少期を一緒に過ごした幼馴染み。
航汰の引っ越しで離ればなれになってしまって
それからは1度も再会することなく高校生になった。
だけど
ふたり揃ってお互いのことが忘れられなくて
恋とかに奥手になっていたんだと思う。
そしたらなんと
梨沙が静岡の高校に国内交換留学することになって
ふたりが再会するなんて運命としか思えない。
別れの日になるまで梨沙は気づかなかったけど
ふたりが再会できて良かったと思った。
❥❥❥❥
梨沙は友達の顔色を気にして
思っていることを言えないでいるんだけど
心の中に閉じ込めたままにするって
考えただけで苦しくて孤独感を感じそう。
良い関係のままでいたい
関係を悪くして孤立したくないって
学校という限られた場所で過ごすためには
当たり前のようにある気持ちだから
理解できなくはないけど
それでもずっと本心を隠しておくと
いつか心が壊れてどうしようもなくなることは
自分自身で経験していたことだから
梨沙に心の中を少しだけでも
解放できるようになって欲しい。
そしたら国内交換留学が
自分の気持ちを鑑みるきっかけになって
梨沙が自分の気持ちに素直になっていくから
きっかけがあるって大切と思った。
自分の人生における重要なきっかけって
いつどこにあるか分からないもんだね。
私が自分の気持ちに素直になったら
どんな気持ちが出てくるのか気になるなぁ。
-
Posted by ブクログ
心の学びになるような一冊だった。
胡麦の看護師の仕事を続けるか否かで悩む姿が私の過去に少しばかり重なってまるで自分のことのように感じた作品だった。
それに胡麦も私と同じ道に進もうとしているのかな?と。
看護師を辞めて、カウンセリングの方向に進むならば、まるで私だ、と感じてしまう。
「『思ったようにしていいんだよ』ってずっと言われたかった。たとえ嘘だったとしても誰かがそう言ってくれたなら…」
人生の中で自分のメンター的な方と出会えるか、出会えないかはその後の人生を大きく左右するような気がする。
私も過去に長い期間悩んで仕方ない時期があったけれど、今は看護師にならない道を選んできっと良かったと思えているから結果オーライだったんだろうなと考えながら読んだ。
沢山学べることのあった作品だった。
世の中に今現在、生きづらさを感じている方々に読んで頂きたい作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冬シリーズが好きになって
手に取った一冊です。
今回はどんなストーリーなんだろう
っていつも楽しみにしながら読んでいます。
柚希が小説の編集者になりたかった理由が
親友の小説に関わりたいからって
本当に大切な目標だと思ったし
いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。
だけど
その親友が事故にあったなんて
柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。
そんな時に青年から声をかけられて
まさかその青年が
柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは
思わなかった。
でもその青年がいて
色々なきっかけをくれたから
親友に起きた事実を知ることができたし
幾つかの誤解を解くことができた。
誤解を無くすことは難しいけど
1つでも誤解を減らすために
意固地にならずに
周囲の話しに耳を傾けないとな
と思いました。