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出版社で働く柚希は、人に対して自己主張ができない性格。小説の編集者になりたくて出版社に入ったが、入社以来求人誌の編集部で働いている。柚希には小説家を目指していた高校時代からの親友・彩羽がいたが、彩羽は二年前に事故で亡くなっていた。柚希はその事故の原因が自分にあると思い込んでいた。絶望的な状況の柚希の前に、ある日赤いパーカーを着た青年が現れる。青年は柚希に「僕の名前を呼んで」と語りかける……。
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Posted by ブクログ
最近、やっと積読を読み始めました。 いぬじゅんさんの冬シリーズは何冊も読んできたのですがこの本は初めてでした。自分の希望していない部署で働かされている柚希は親友の死は自分のせいだと思い込んでいたがある時死んだ友人の小説が投稿サイトにアップさているのをきっかけに運命が大きく変わっていきます。 どん...続きを読むな言葉も言ってしまったらもとに戻りません。ひとつひとつの言葉を後悔しないようにしっかりと伝えることが大切だと思いました。
ミステリー仕立て。自分が殺したと思っていた親友。彼女のために出版社に勤務したのに傷つけて喧嘩別れした。無気力で自分の気持ちを伝えられない性格。ある日、僕の名前を言ってという変にカジュアルな男に出会う。なんだか懐かしいような、でも思い出してはいけないような。 そして親友が小説をアップする。もしかして彼...続きを読む女はいきてふの? 恋も仕事も友情もキチンとつらいことに向き合って初めて自分の幸せを見つける話。母親との確執も、イマジナリーフレンドも程よく。
ポプラ文庫ピュアフルから刊行された、いぬじゅん『いつかの冬、終わらない君へ』。 児童文学から一般文芸へと移る過程にあるこのレーベルにふさわしい。 優しさと切なさ、現実と少しの奇跡が静かに溶け合う冬の物語。 「私は冬に嫌われている」――主人公の女性のそんなつぶやきから、物語は始まる。 編集者を目指し...続きを読む出版社で働く彼女は、かつて親友を事故で亡くし、その原因が「直前の喧嘩」にあったのではないかと、自責の念を抱き続けている。 母親との間にも距離があり、「言葉にできない想い」を抱えたまま家族関係にも確執がある。 仕事では編集者としての指導や挫折に悩み、心が折れかけたとき―彼女の前に現れる、ひとりの青年。 彼の導きとともに、自責と喪失の冬を越えて、 親友との記憶を受け入れ、再び自分の言葉で生きる力を取り戻していく。 パターン化された構成の中に、確かな安心と癒し。いぬじゅんさんらしい作品でした。
冬シリーズが好きになって 手に取った一冊です。 今回はどんなストーリーなんだろう っていつも楽しみにしながら読んでいます。 柚希が小説の編集者になりたかった理由が 親友の小説に関わりたいからって 本当に大切な目標だと思ったし いつまでもその親友を大切にして欲しいとも思った。 だけど その親友が...続きを読む事故にあったなんて 柚希の悲しみは私の想像を越えているんだと思う。 そんな時に青年から声をかけられて まさかその青年が 柚希の亡くなった双子の兄妹だったとは 思わなかった。 でもその青年がいて 色々なきっかけをくれたから 親友に起きた事実を知ることができたし 幾つかの誤解を解くことができた。 誤解を無くすことは難しいけど 1つでも誤解を減らすために 意固地にならずに 周囲の話しに耳を傾けないとな と思いました。
希望してた部署じゃない仕事は長いと辛くなるよね しかも親友の小説編集を夢にしてたんだから余計に でもその親友とも喧嘩別れして所在不明 亡くなってから数年してから知り家まで行ったらお兄さんに怒鳴られやるせないよね そんな時に親友の小説がアップされていく しかも確実本人が書いたもの 初めて知った新友の葛...続きを読む藤や想い、改めて許されないけど新友で良かったと思う あの5作の小説は何時までも心に残る
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