【感想・ネタバレ】無人駅で君を待っているのレビュー

あらすじ

親友、恋人、父や母……
二度と会えないあの人に、
もう一度だけ会えるとしたら。
――あなたは、夕焼け列車の奇跡を信じますか?

切なくも温かい「最後の再会の物語」。
静岡県は浜名湖に臨む静かな無人駅。
そこには、不思議な伝説があった。
「会いたい」――雲ひとつない快晴の日、オレンジ色に染まる夕焼けの中、ベンチに座り、二度と会えるはずのない故人との再会を強く願えば、やがて到着した列車から愛するその人が降りてきて……!?

書店員さん大絶賛作、新たに書き下ろし一篇を加えて待望の文庫化!
奇跡のストーリーに、心の奥深くから熱い涙が溢れ出す!

泣けるヒューマンファンタジーの名手・いぬじゅんが贈る、激泣必至の1冊!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

世の中に不思議なことは起きるとも思っている。偶然とか奇跡とかいう言葉では片付けられないような出来事も、きっとその人に必要だから起きること。悲しみを抱えた人に、もう一度生きる勇気を与えるために夕焼け列車は訪れる。第5話の君が残した宿題は泣いた。

0
2024年10月26日

Posted by ブクログ

夕日の見える日の無人駅で起こる奇跡の物語。

1話完結の短編集の形式で、各章の主人公が今は会えない大切な人に最後の思いを伝えると言うものでした。

今自分の周りにいる、大切な人ととの一瞬一瞬を日々噛み締めて、日頃の感謝や思い等、伝えたい事は素直に伝えて生きて行きたい。そう思わせてくれる本でした。

0
2023年05月20日

Posted by ブクログ

あー2年前に手に取って気になってて、携帯小説ってどうなのかで買わなくてて、そんなつまらないこだわりでなんと器の小さいのだと逃したチャンスを悔やみます。んで結果読んでとてもよかった。文体なんかどーでもいいし知識量の浅い自分にはわかる訳がない世界では。1話目が好きかな 浜名湖の美しさ 寸座駅のベンチ 悲しい別れと再生と あの奇跡もだしゴローが三浦さんなのって所と あと寸座駅って行ってみたいな

0
2025年04月04日

Posted by ブクログ

自分にとってかけがえのない存在の人ともう一度会えるとしたら。この世にはもういなくなってしまった人にたった1度だけ会えるとしたら、自分は誰と会いたくて何を話したいのだろうかと考えた。
そんな奇跡みたいなことが実際に起こるとしたら、、
いくつかあるエピソードの中でも、陽太とその母との話が心に刺さった。人は言葉にして伝えないと相手に思いは伝わらないが、その伝え方によっては相手を簡単に傷つけてしまう。言葉の持つ力の強さに少し怖さを感じた。相手のことを思って言っていることが、知らぬ間に相手を追い込んでいたとしたら、、
自分はそんなことを誰かにしてしまっていないだろうかと不安になるし、そう思えば思うほど言葉を発するのが怖くなる。
ただ、その言葉により救われる人もいるので、安易に思ったことを発するのではなく、相手のことを思いやって話すことが大事だと感じた。
この話は亡くなった人と一度だけ会えると言う話であったが、この話を読んで、人の命はいつどうなるか分からないと感じた。今、自分のそばにいる大切な人のことを大事にしようと思った。

0
2023年07月31日

Posted by ブクログ

一度だけの願いが叶うとして
どのタイミングで
どんな願いにするかは
とても難しいところ。
迷わず選択できるとしたら
本当にすごいことだと思う。

0
2023年07月22日

Posted by ブクログ

出てくる駅名とかが現実に存在するものだからちょっと信じてしまうしでも自分も世界に入り込んでしまう感じが良い。

0
2024年11月17日

Posted by ブクログ

会社のよく一緒に飲みに行く、仲良しの同じ歳の同僚から貸して頂いた。
彼女は普段読書より、断然映像派なのだが、この本は彼女のお母様が購入されたらしい。

というのも、この本の舞台は彼女の自宅の近所。
浜名湖の北側、天竜浜名湖鉄道の寸座駅なのだ。
土地勘があるだけに、物語を読むとその場所の映像が目に浮かぶ。

彼女がこの本を私に紹介してくれた時、

『短編だから、まきちゃんはあんまり好きじゃないかもしれないけど、私はこの本、外で読めなかったよ。
とにかく1話1話全部泣けて。
涙が出てきちゃうから、家でしか読めなかった。』

ですと。。。

短編だから、借りないつもりだったのに、そんなこと言われちゃうと借りたくなっちゃう(笑)
たまには泣きたい!感動したい!!


そして大の苦手の短編を読み始めた。

うん。間違いなく苦手だ(笑)
例えるなら、コーヒーが冷めないうちに
みたいな感じ。

刺さらねぇーーー。
見事に刺さらねぇーーー。゚(゚´ω`゚)゚。

泣くどころか、冷めた目で読み終わってしまった。。。

この本を貸してくれた彼女は、いつもとても優しい人なのだが、この本で号泣できるということは、本当に心が綺麗な優しい人なんだろうなぁと思った。

私はちょっと心が薄汚れてきているな(^◇^;)

0
2024年06月19日

Posted by ブクログ

ゆるキャンの関係で利用したことのある鉄道が舞台になっていたので気になり購入。
6つの短編集で、亡くなった人ともう一度だけ会える奇跡、がテーマだった。
5つ目の話が個人的に好きな話だった。
じっくり本を読むタイプの人にオススメ。
海とか、電車とか、夕焼け、が好きならいろいろイメージができて楽しく読めます。


少し星が少ないのは、作者の好きが溢れ出すぎていて、胃もたれを軽く起こしていたから。

0
2023年05月20日

「小説」ランキング