いぬじゅんのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ大切な人を突然失ったら
恋愛に積極的になれないのは想像できる。
それに対して
過去をいつまでも引き摺らないで
これからの幸せを考えなさい
新しい恋をしたらいいのに
大切な人の為にも幸せにならないと
っていうフレーズをよく聞く。
確かにそうだよなぁと思うけど
そんな簡単なことじゃないとも思う。
だから主人公:玲奈の気持ちはよく分かる。
突然の事故で大切な人を失ったから
ずっと忘れられないし
次の恋には中々進めないよ。
そんな時に婚活パーティで
ハルと出会って「性格がブスだ」と言われる。
初対面でどんな出会いだって
思わずツッコミ入れたよね。
そこからハルに提案されて
AIクロネコのモニターをする玲奈だけど
玲奈とクロネコの会話を聞きながら
あれっ!?って何となく引っ掛かることがあった。
あげ始めたら切りがないけど
翔は死んだとはひと言も書かれていないような、
AIなのに知るはずない情報が出てくる、
時々AIが無言になったり不思議な時がある、
素子と涼香がAIとの会話を知ってる雰囲気がある、、、。
そして
最後に次々に明かされる
ハルの正体、
素子と涼香が隠していた秘密、
クロネコのぬいぐるみに隠された秘密、
本当は翔が生きていること、、、。
次々に見えてくる事実に
玲奈同様に頭が追いつかなかったけど
全てが分かった時に
ずっと抱いていたモヤモヤした
掴みどころのない引っかかりが解けてすっきりした! -
Posted by ブクログ
ネタバレ看護師が医療ミスをきっかけに休職を余儀なくされる。
抑鬱で数ヶ月の休職を経験しているので
とても他人事とは思えなくて
迷うことなく手に取った1冊でした。
休職をしてどん底にいた胡麦が
SESTAというカフェを紹介されて
カンセリングを受けたり
ボランティアとして働きながら
他のスタッフと関わることで
少しずつ元気になっていく。
抑鬱状態から回復するのって
本当に一筋縄じゃいかないし
何をきっかけに回復していくかも
人それぞれで正解はないと思う。
私も休職している間に実感したけど
細々でも誰かと関わるって本当に大切。
休息が大切なのは勿論なんだけど
人と関わることで
凝り固まった価値観がほぐれたり
自分の無意識の気持ちに気づけたりする。
精神疾患って採血とかで具体的な評価ができないし
今でも「気持ちの問題でしょ?弱いだけ!」
って言ってるのを耳にするし
偏見ってすぐには無くならないと思う。
だけどSESTAのように
理解してくれる人がいて
自分のペースで頑張れる場所が
1箇所でもあれば本当に救われる。
そんな場所が1つでも増えて欲しい。
そして今が苦しい人に伝えたいことは
今が来るしくても必ず理解してくれる人がいるし
自分の居場所は見つかるから
生きることを諦めないで欲しい。 -
Posted by ブクログ
恋愛系半分、それ以外半分、といったところ。
全体的にいい。
歌詞+ナナカワさんのイラスト+小説
のメディアミックスが上手く機能している。
『終電間際≦オンライン。』は、『終電間際』という時間帯と、『駅』という場所を固定して、そこで紡がれるストーリーを共有するという意図を持つユニットなのだと思うが、その世界観がこの小説集においても通底しており、単発小説を個別に読むのとは全く異なる読後感を得られる。
個別小説に目を向けて見た時、特に良かったのは
『リタルダンド残して』を題材にした『海の底にふる雪』かな。
MVの雰囲気も取り込まれているので、MVを見た後で読むのがおすすめ。
あと、春茶さんの小説が意外にロジカル系で出来がいい。西田一紀さんの『熊』もそうだけど、二人とも本当に小説初執筆なのか?
だとしたら天才なんですけど。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最後らへんが感動した!
最後に謎が解けた感じで読みやすかったです。
私もいつ死んでもおかしくないってことを改めて思いました。
主人公の蛍はとても優しい子だと思いました。
そしてこれからも現実で頑張っていくような強い子だとも思いました。
最初は自分だけ死んだことになっていた蛍。
他の友達は死ななかったことを知ってほっとしていて、私だったらなんで!?ってなるのになと思いました。
そして案内人のクロ。
クロの性格がいいなって思いました。
無愛想だけどどこか優しい、悲しんでいる蛍を抱きしめて「他意はない」って言ってるところが好き。
私も案内して貰うならクロみたいな人がいいなww
蛍の親友の栞。
この子の気持ちは同感出来るところが多かったです。親友の蛍に相談してもらえなかったらそりゃ怒ると思いました。
お姉さんっぽくて好きです!