あらすじ
奈良のならまちにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す店。和食から洋食まで店主・雄也の気分で提供し、メニューは存在しない。朝ごはんを『新しい一日のはじまり』と位置づける雄也が、それぞれの人生の岐路に立つ人々を応援する“はじまりの朝ごはん”を作る。――出社初日に会社が倒産し無職になった詩織は、ふらっと雄也の店を訪れる。雄也の朝ごはんを食べるとなぜか心が温かく満たされ涙が溢れた。その店で働くことになった詩織のならまちでの新しい一日が始まる。
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Posted by ブクログ
京都ものが好きなので読んでみた。
奈良は行ったことがないのですが、主人公の行動力は気持ちよく、ごはんもとにかく美味しそう。
エピソードも、よくあるものではなく予想の反対をいく物語でストライク。
けっこう笑ってしまうシーンもあって、2回目を読んでいます。
おすすめです。
奈良まちはじまり朝ご飯
私も奈良まちが大好きです。猿沢池や元興寺、興福寺、春日大社、東大寺、二月堂など風景が浮かぶ様なお話でした。そして奈良の人々の温かさ、優しさが良く伝わってきました。早く奈良に行きたいな
Posted by ブクログ
奈良にある料理屋が舞台。料理屋といっても、提供されるのは朝ごはんだけ。無愛想な店主・雄也が人々を応援するような朝ごはんを作る。そこに社会人一年目の女子・詩織が勤めることになる。幽霊が出てくるあたり、いぬじゅん氏らしい。
Posted by ブクログ
レシピがありがたかったです!
絶対作るぞ卵浸しパン!
最近このご飯屋さん系小説をたくさん読んでるので『こんな感じなのねー』と思いつつ、でも和豆さんをはじめとした常連さんのキャラの素敵さやご飯の素敵さで楽しく読めました。
朝ごはんねー。大事ですよねー。
いつも食べてないから、ちょっと反省しました。
Posted by ブクログ
奈良の『ならまち』のはずれにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す小さな店。無愛想な店主・雄也の気分で提供するため、メニューは存在しない。朝ごはんを『新しい一日のはじまり』と位置づける雄也が、それぞれの人生の岐路に立つ人々を応援する“はじまりの朝ごはん”を作る。―出社初日に会社が倒産し無職になった詩織は、ふらっと雄也の店を訪れる。雄也の朝ごはんを食べると、なぜか心が温かく満たされ涙が溢れた。その店で働くことになった詩織のならまちでの新しい一日が始まる。
妄想しがちな詩織の幼さが気になるけれど、だからこそ暴走して、それが誰かを救うきっかけになっている。
詩織の考えなしの言動で、傷ついている人もいるだろうけれど、彼女以外の登場人物がみんな大人だから、物語がハッピーエンドになっている気もする。
ドタバタ人情話として、気楽に読めて面白い。