松岡圭祐のレビュー一覧
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ネタバレ2014年映画化。石ノ森章太郎の伝説的名作が本格SF冒険小説となり蘇る。震災後の日本、二足歩行ロボット開発に革命的進化をもたらした研究者が姿を消した。時を同じくして、彼の娘である女子大生の周辺に怪しい男たちの影がちらつきだす。
赤と青半身ずつという異形のアンドロイドはなぜ誕生したのか。
「催眠」「万能鑑定士Qの事件簿」「ミッキーマウスの憂鬱」の
松岡圭祐により生まれ変わった驚異的な面白さを誇る長編登場。
私、原作?のキカイダーは知らないのです
何となく名前だけ知っていたって感じです
だからキカイダーが好きだから買ったわけでは無くて、松岡圭祐が好きだから買ったんです
でも面白かったよ~
昔の -
Posted by ブクログ
ネタバレ万能鑑定士・凜田莉子が活躍する新シリーズ第3弾。
本作では残念ながら小笠原はほとんど活躍の場を与えられていない。莉子も自らの力だけで事件を解決に導いていないという意味では、偶然が重ならなければ物語は結末に至らなかったのではないかとも思え、かなりキーとなるポイントでご都合主義が顔をのぞかせている。
ネタにつまったのかどうかわからないが、本作でも相変わらず海外が舞台となっている。怪しい贋作家を集めたツアーは、地中海周辺の街を行き来しながら課題の彫像を製作させ、その都度出来の悪い一人を脱落させながら最後に残った一人を選ぶという。その裏に隠された真相は、意外なものだった。
黒幕が誰かということもさるこ -
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ネタバレ万能鑑定士・凜田莉子が活躍する短編集第2弾。
本作の注目はあの天才贋作家・雨森華蓮がついに出所してくること。莉子は華蓮のことを気にかけており、何とかうまくやっていこうとするが華蓮はそんなお節介な莉子を疎ましく感じつつ、しかし放っておけない。そんな関係が何とも微笑ましく思える。
ここしばらくご無沙汰だった氷室准教授や嵯峨敏也なども登場し、小笠原との関係もぎくしゃくしながらもまた少しだけ進展する。
それにしても、小笠原は仕事の上でも以前とは比べものにならないくらいしっかりしてきた印象があり、莉子のスーパー賢女ぶりをさておいてもなかなかいいカップルになってきたのではなかろうか。