松岡圭祐のレビュー一覧

  • 探偵の探偵IV

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    いよいよ決着な感じでしたが
    目的が結構真面目な悪だったので
    もうちょっと猟奇色でてると盛り上がったかも
    続くんですねまだまだ(*´∇`*)

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    2018年01月01日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

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    大量に発生した偽一万円札。
    日本は、全国的なパニックになる。

    果たして、犯人は誰なのか?
    万能鑑定士 凛田 莉子と、雑誌記者 小笠原の追求は、どこへ向かうのか。

    やがて明らかになる悲しい真実。
    その向こうに、希望が見えるか。

    ハイパーインフレ編、堂々の完結。

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    2017年12月31日
  • 探偵の探偵III

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    ネタバレ

    〇 評価
     サプライズ ★★★★☆
     熱中度   ★★★★☆
     インパクト ★★★★☆
     キャラクター★★★☆☆
     読後感   ★★☆☆☆
     希少価値  ★☆☆☆☆
     総合評価  ★★★★☆

    〇 総合評価
     シリーズ1作目から紗崎玲奈が追っていた「死神」という悪徳探偵と対決する。「死神」の正体が,シリーズ2作目のDV被害者の1人,市川凜だったのは,素直に驚くことができた。DV被害者という立場が完全に隠れ蓑になっていた。澤柳奈々という名前が偽名であったことと,澤柳奈々が女を捨て,男になっていたことから,スマ・リサーチの桐嶋颯太が「死神」ではないかとも思ったくらいである。伏線も結構あからさまで,野放図のリーダーである淀野が殺害しようとして,窪塚警部補が助けたのが市川凜だった。スマ・リサーチの封筒を利用できたという点もポイント。それでも市川凜を疑えなかったのはDV被害者という存在が,完全に心理的な盲点となっていた。サプライズは高い。
     玲奈は相変わらずひどい目に遭う。市川凜との最後の対決シーンでは琴葉に裏切られてしまう。Qシリーズとの差別化を図っているのだろうが,ここまでひどい目に遭うのは,苦手な人もいるだろう。
     シリーズ1作目から3作目までを一つの作品として見れば,熱中度の高くサプライズもある作品と見ることができる。読後感が悪く,インパクトがある作品。欠点はスカッとしないところだろう。あと,市川凜が死神だと見抜いた人にとっては,そこまで評価は上がらないかもしれない。
     個人的には見事に騙されたので,評価は★4としたい。

    〇 メモ
     後藤清美という女性が,浅村克彦(=成川彰)という悪徳探偵に騙される。清美はショックを受け,車に引かれて死ぬ。死ぬ前に,紗崎玲奈に相談をしていた。玲奈は,警察を撒き,浅村に報復をする。
     峰森琴葉と桐嶋颯太は,元野放図の宇佐美秋子が「死神」=澤柳奈々の連絡先を知らないか調査をする。
     スマ・リサーチの須磨康臣のもとに,坂東志郎警部が訪れる。警察は浅村の事件で玲奈を疑っている。須磨は,玲奈に澤柳以外の悪徳探偵への行為で前科が付かないように注意する。
     スマ・リサーチには,「澤柳奈々」についての記録がある。澤柳は7回資産を持っている男性と結婚し,男性はいずれも死んでいた。 
     一般社団法人日本調査業協会における会議。須磨は対探偵課の廃止を提案される。しかし,逆に,ほかの調査会社にも対探偵課を設置するように進言する。
     DVシェルター事件の被害者の1人である市村凜が,スマ・リサーチを訪れる。凜は,DV加害者である沼園賢治から追われていた。澤柳がDV被害者の居場所を探しあてており,玲奈の名を利用していた。
     玲奈は琴葉とともに,市村凜が隠れることができる場所を借りる。
     野放図のリーダー格だった淀野が死ぬ。玲奈はおとりとして,自分の名前で不動産を借りる。玲奈のは,正規の探偵社が作った対探偵課にマークされる。
     琴葉のもとに,姉から自殺をほのめかすメールが届く。
     玲奈は沼園に襲われる。竹内探偵事務所のメンバー達に助けられる。
     各探偵社が澤柳についての情報を集め,澤柳の居場所が分かる。しかし,澤柳は悪徳探偵ではなかった。死神が澤柳を名乗り,戸籍まで持っていたのだ。
     琴葉は死神の罠に陥る。彩音はコンクリート詰めにされそうになる。
     玲奈のもとに,死神からメールが届く。玲奈は琴葉と彩音が捉われている場所に行き,死神と対面する。
     死神は,市村凜だった。市村は自分自身がDV被害者だったので,DVシェルターの居場所を知ることができた。
     凜は,玲奈のことを調査していたという。凜は,琴葉に姉と玲奈のどちらを殺すか,非常な選択をさせた。琴葉は,姉を助け,玲奈を殺すことを選んだ。
     玲奈は,自分がコンクリート詰めにされることを予測し,砂糖を混ぜた。0.05パーセントでも砂糖が混在すれば,セメントは硬化しない。
     各社の対探偵課の面々は,玲奈が工場にいなかったと証言する。玲奈は,スマ・リサーチを辞め,竹内探偵事務所に所属することになる。
     市村凜=死神に探偵技術を教えたという「姥妙」という人物の名前が出てくる。
     琴葉は姉に会う。その後,探偵として生きていく決心をする。琴葉と玲奈は荷物を引き渡すために再会する。玲奈と琴葉は,今後は異なる探偵社の対探偵課に所属することになるので,許可なく会えない。玲奈はひとりになる。

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    2017年12月27日
  • 黄砂の籠城(上)

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    ネタバレ

    はじめに「史実に基づく」と書かれています。パリ万博が開かれている影で、北京でこのような闘いが繰り広げられていたとは知りませんでした。松岡さんらしい読みやすさで、読んでいる私まで緊張感が伝わってきます。まだ上巻なので続きが楽しみです。

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    2017年12月20日
  • 探偵の鑑定II

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    『探偵の探偵』シリーズの完結として見ればとても良い終り方だったと思う。 Qシリーズとして見ると小笠原が鬱陶しくちょっとモヤモヤしたり。 全体としては色んな人物が出てきてお祭り感があり良かった。 水鏡推理シリーズはまだ読んでないがとても興味を持った。

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    2017年12月19日
  • 探偵の鑑定I

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    『探偵の探偵』と『万能鑑定士Q』のクロスオーバー作品ということだけど、「探偵の探偵の世界にQが登場する」って印象かな。 序盤の展開とかはとても良かった。後半はちょっと強引な気はしたけど。

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    2017年12月19日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    人とは違う着眼点と発想で事件を解決する新人ツアコン浅倉絢奈。中卒落ちこぼれだった彼女を導いたのは厚生労働省から左遷されて観光庁勤務となった壱条那沖とその恩師能登先生。鑑定家の凛田莉子や小笠原も出てきて、安心して楽しめた。絢奈の家族の性格の悪さに引いた。姉が優秀で妹が落ちこぼれでもその態度はないだろ。壱条さんと能登さんと出会えてよかったね。読み進めるのが楽しみなシリーズ。

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    2017年12月18日
  • 万能鑑定士Qの謎解き

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    ネタバレ

    〇 評価
    サプライズ   ★★★☆☆
    熱中度     ★★★★☆
    インパクト   ★★★★☆
    キャラクター  ★★★★☆
    読後感     ★★★★☆
    希少価値    ★☆☆☆☆
    総合評価    ★★★★☆
     シリーズ通算20作目。扱っているテーマは、中国の贋作と中国との外交問題である。フーヂーズという謎の贋作集団についての捜査と、弥勒菩薩像と瓢房三彩陶の二つが日本で作られたものか、中国で作られたものかという点が謎の焦点である。フーヂーズは、中国のスポーツ政策への反抗から、スウという名士が作った組織で、中国がオリンピックをボイコットすることを目的として活動していた。途中、中国の贋作輸出額が2位の国が、意外なことにブラジルである…という伏線がある。
     弥勒菩薩像と瓢房三彩陶は、実は同じものが二つあった。これにコピアの存在を絡めてくる。
     物語としての完成度は高い。先が気になって一気に読んでしまった。しかし、サプライズ感は薄め。ランファンなどBICCが寝返っていたり、一見良い人風の白良浜美術館の倉本館長代理が悪役だったり、サプライズ風の要素はあるが、明かし方が驚かせようというものになっていない。最後に一気に明かすタイプではなく、パラパラと真相が描かれる。また、ミスディレクションがないので、消去法でランファン達が犯人だと分かってしまう。
     サプライズ面こそ弱いが、話作りのうまさ、キャラクターの魅力はさすが。日中の関係が良好になり、莉子と悠斗の関係も一歩前進するというラストは読後感も良い。
    いきなりこれから読むとそれほどでもないかもしれないが、20作目として読むと非常に楽しめる良作。★4で。
    〇 メモ
     北京にて。工場を閉鎖し、喘息の娘を持つツァイ一家が騙され、1000万元の負債を負う。凜田莉子が医師を連れて訪れ、「フーヂーズ」という違法なコピー品を製造している正体不明の団体の仕業であることが分かる。莉子は知財調査の関連会社の支払いでツァイの娘の治療をさせる。
     莉子は、中国国内に溢れかえる偽物商品の摘発に尽力するプロ集団であるBICC(ベスト・インターナショナル・コンサルティング・カンパニーリミテッド)の調査員である林蘭芳(リン・ランファン)に連絡をし、フーヂーズの拠点の一つである倉庫に踏み込む。
     ランファンの上司である肖外龍(シャオ・ウワイロン)の協力もあって、フーヂーズの関係者を確保。フーヂーズの総指揮者であるソンダーダオテイの身柄を確保する。証拠隠滅桶を利用した証拠隠滅を、莉子の機転とランファンの行動で阻止する。ソンダーダオテイの正体は、スウ・シアオジュンという名士だった。小笠原の活躍もあり、スウの逃亡を阻止する。
     ランファン達は、スウが自供した秘密工場に突入する。蘭ファン達が突入してから30分ほどして警察が突入。秘密工場はもぐりのスポーツクラブだった。この捜査に人手が割かれたことを利用し、スウは脱走する。
     莉子は警察で、葉山翔太警部補から依頼を受ける。中国から輸入されている偽物の山を前に、東アジア貿易担当大臣を務める杉浦周蔵から、次世代ガソリンといわれる「グローグンファクターZ」の偽物が作られないようにしなければならない。情報提供などで協力してほしいという。
     孤比類巻修が保釈される。孤比類巻黎弥が立ち会う。保釈金を出したのは黎弥。黎弥は、莉子に、「後になってこの方が良かったと感じられるはずだ」と言い、更に「のろまを自覚しているペンギンを、すばしこさに自信のあるシロクマは、決して捕まえられない」というアドバイスをする。
     翔桜寺の弥勒菩薩像について、非公式の洋上鑑定が行われる。弥勒菩薩像は中国に奪われる。洋上鑑定の実現に尽力したのは杉浦大臣。中国は、日本から返還を受けたと発表。瓢房三彩陶という陶器で、二度目の洋上鑑定が実施されることになった。莉子も鑑定家として同乗することになった。莉子は、瓢房三彩陶が日本で作られたものと鑑定し、中国側のリウ・ドウチユンという鑑定家を納得させる。瓢房三彩陶は日本に引き渡される。
     中国は、瓢房三彩陶が日本に奪取されたと発表する。
     二度の洋上鑑定について、日本では秘密裡に行われていたこともあり、大きく報道される。グローグンファクターZの工場で爆発事故が起こる。莉子は報道陣に追われるが、月刊角川の編集部の助けもあり、東京を脱出する。翔桜寺の弥勒菩薩像を研究していた博多港外にある白良浜美術館に向かう。
     白良浜美術館で、「館長代理の倉本麻耶に会う。同美術館で、パルトロメーオ・アンチェロッティ作の「十二使徒」の絵のうち、最も価値のあるマタイが紛失するという騒ぎに遭遇する。
     莉子は、ランファンと連絡を取る。ランファン達の助けを借り、秘密裡に中国に入国する。中国に向かう船の中で、悠斗は莉子に告白する。
     莉子達は、例のもぐりのスポーツジムを隠れ家として捜査を行う。中国政府が、弥勒菩薩像があったと主張する潭拓寺に向かう。帰り道で、莉子は、偶然、パルトロメーオ・アンチェロッティ作の「十二使徒」のマタイの複製画を見付ける。
     莉子は「贋作村」と言われる大芬村を訪れ、本物のマタイを見付ける。その額縁からメモリーカードが見つかる。メモリーカードは犯罪計画書であり、グローグンファクターZについての記載もある。莉子は、機械を欺き、4リットルのグローグンファクターZを盗み出す方法を思い付く。
     莉子と悠斗は眠らされ、船の中で起きる。船の中で、桑畑光蔵館長と出会う。桑畑が言うには、弥勒菩薩像は、翔桜寺と潭拓寺に一つずつあったという。瓢房三彩陶も二つあった。洋上鑑定は2箇所で行われていたのだ。
     謎解き。莉子はもぐりのスポーツクラブこそ、フーヂーズの最高司令部であるという。莉子と悠斗が中国に入国できたのは、旅券の贋作があったから。マタイの複製画を発見させたのも、ランファンが意図してその道を通らせたため。犯罪計画書を莉子に見せたのは、サンプルを奪取する方法を考えさせるため。
     スウもスポーツジムにいた。スウの目的は、中国がオリンピックをボイコットすること。そのために、日本との関係を悪化させていた。莉子は理想実現のために不法を見逃せないとして、スウ達を説得する。
     莉子は帰国し、白良浜美術館に行く。館長代理として働いていた倉本麻耶こそ、莉子の偽物として洋上鑑定に臨んだ人物だった。洋上鑑定で偽の莉子にあったリウの立ち会いのもと、麻耶は中国公安部に身柄を確保される。
     洋上鑑定。弥勒菩薩像と瓢房三彩陶は二つあることが確認される。複製品輸入の問題もフーヂーズが自然消滅したことで解決。日中の関係が修復する。
     杉浦大臣は、弥勒菩薩像と瓢房三彩陶が二つあるのはコピアの仕業ではないかと主張する。莉子はコピアにそっくりの兄が保釈されていることを理由に、コピアの仕業とは言えないと主張。黎弥が言っていた「後になってこの方が良かったと感じられるはずだ」とは、このことだった。
     エピローグで、莉子は、「同じ発音の漢字を充てるの。ひらがなやカタカナがない中国の人が、分からない漢字を書くときには…」と、悠斗が質問していたことへの答えを伝える。莉子と悠斗が手を取り合って駆け出すシーンでエンド

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    2017年12月17日
  • 万能鑑定士Qの探偵譚

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    楽しめた。 なるほどこういう展開にしたかったから前作はあんな感じだったのね。 納得。 しかし二人の恋愛はいい加減ちょっとめんどくさい。 さすがにダラダラとしすぎかなぁ

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    2017年12月08日
  • 特等添乗員αの難事件 V

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    これでαシリーズは一区切りなのかな? ヤクザ周りのドタバタ(ちょこまか?)した感じはとても楽しかったし、ラストへの展開も良かった。 相変わらずの安定感。 個人的にはQシリーズよりもαシリーズの方が好きかな。

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    2017年12月04日
  • 生きている理由

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    ネタバレ

    『生きている理由』というタイトルもショッキングな雰囲気が漂うけれども、帯にある『史実の「はいからさんが通る」は、多感で危険、恋少なからず謎多し。』とあり、読む前に悲しいお話だろうなと覚悟して読みはじめました。

    誰もが憧れる謎に満ちたお嬢様生活の裏には誰にも望まれない個人としての悩みもあり、読んでいてとてもかわいそうでした。

    現実に言い換えれば、会社にいれば会社の肩書きが助けてくれるけれど、フリーになったら誰も見向きしてくれない現実がそこにあるような感じです。

    肩書きのない個人には全く価値がないと毎日言われているようでとてもかわいそうでした。
    養父もとてもクズな男で読んでいて腹が立ってきました。
    史実に基づいたお話+少しフィクションが盛り込まれているとは思いますが、王族に産まれたのに政治の道具としてしか誰もがみておらず、人間個人として扱ってくれた人とは巡り合わせが上手くいかず、かわいそうです。

    良心を持つ登場人物である少佐である山家やはいからさんである川島芳子が優しすぎたということもありますが、なぜその選択をしてしまったのか! と歯がゆく思いますが、当時の教育環境を思えば当然の選択だとも思いました。

    続刊が予定されているようなので、報われる結末がくるといいなと思いますが、少しでも希望を持って続刊を待ちたいと思います。

    お話としてもとても読み応えがあり、目が離せません。

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    2017年12月03日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 IV

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    久しぶりにQシリーズを。 推理劇シリーズの最終巻。 探偵の探偵を挟んでたせいか、ものすごく安心感のあるストーリーという印象。 残念なのは終盤があっけなすぎたことかなぁ。 「5はない」というやり取りはおもしろかった。 まとめ方としては悪くないと思う。

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    2017年11月28日
  • 黄砂の籠城(上)

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    最近の松岡氏は歴史エンタメ系を連発。発売後すぐに購入したものの上下巻とボリュームと、歴史物はちょっと難しいイメージもありなかなか読み始めるタイミングを掴めずいたのだが、読み始めたらあの無駄な迷いはなんだったんだというくらい、ぐいぐい引き込まれた。
    新任武官の柴五郎に対する櫻井伍長の心に同調してしまう。
    ただ、あの時代に生きたわけではないので薩長側の会津藩に対する懐疑的な思いは汲めないが、逆にまだ日本は一つというわけでは無かったのだなという時代の流れを感じた。

    ともあれ、まだ上巻を読み終えたばかり。
    今でも変わらない気がする、日本と諸外国の関係性。残忍なシーンもあるが史実に基づいた出来事でもあるのでこの先の展開、そして柴五郎の生き方をしっかりと見たい。

    、、、にしても日本人に対する称賛の言葉が過ぎるような、、、。

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    2017年11月26日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    ネタバレ

    スランプからの復帰が早くて、快刀乱麻を見るという意味では面白いけど、全体的なストーリーとしてはちょっと物足りない。

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    2017年11月21日
  • 探偵の探偵III

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    ドラマで観てたので大体の内容は把握してたけどそれでも楽しめた。 相変わらず読みやすい文章で疾走感があるんだけど、それでも他の作品(他の巻)に比べると引っかかりがあったかな。 理由がわかんないのであてにならない個人的な感覚でしかないけど。 ここからどう展開していくのかわかんないので次も楽しみ。

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    2017年11月11日
  • 探偵の探偵II

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    今作も著者のシリーズっぽくもあり、全く違ったハードボイルドさもあり楽しめた。 前半からのテンポを考えると終盤は展開が早すぎるというか詰め込みすぎというか、ちょっとあっけなかったかなとは思うけど

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    2017年11月04日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    ネタバレ

    〇 総合評価
     颯人という少年から預かった古書「愛ちゃんの夢物語」を科学鑑定するために、万能鑑定士Qを辞め、オークション会社であるジェルヴェーズに入社するという流れは、『万能鑑定士Qの事件簿』のVIIに近い。古書鑑定やオークションの裏側を描いている部分は新鮮。事件そのものも、オークションのプレミアムエクスヒビターという制度(一度、高額の出品をした出品者は、鑑定を免れるという制度)を利用した贋作の販売という点で面白い。さらに、その贋作をイアン・フレミングの新作として直島で映画撮影をさせ、ブックメーカーで丸儲けを狙うという流れだが、ここまでいくとリアリティはほとんどなく、オークションを利用する費用や税金を考えると稚拙とまで思える。しかし、話としては面白い。
     黒幕は莉子の高校時代の先輩で、高校時代に莉子が憧れていた漢那という人物。漢那は颯人の父であり、父に会いたいと願う颯人の願いはかなわない。このシリーズには珍しく、読後感があまりよくない作品である。
     推理劇らしく、朝倉絢奈も登場する。ストーリーから見ると、登場する必然性は必ずしも高くないが、これは読者サービスだろう。
     読後感の悪さ、ストーリーの奇抜さなどを考えると、心に残るなかなかの逸品。★4で。
    〇 サプライズ ★★★☆☆
     まず、莉子が万能鑑定士Qを辞めてオークション会社であるジェルヴェーズに就職するという展開がややサプライズ。あとは、黒幕が莉子の憧れていた先輩である漢那であり、最後に颯人の父に会いたいという願いがかなわないという点もサプライズ。そもそも、このシリーズには珍しく、読後感があまりよくないという点もサプライズだろう。とはいえ、どんでん返しといえるほどではないので★3どまり。
    〇 熱中度 ★★★☆☆
     オークション業界、古書業界の裏側などのうんちくをはさみながら、漢那と浴沼夫妻の悪だくみを描く。ページをめくる手が止まらないというほどではないが、最後まで楽しく読める。話の作り方の上手さは、さすが松岡圭祐という感じ。★3
    〇 インパクト ★★☆☆☆
     メイントリックが入り組んでいる。コナン・ドイルの贋作のオークションでの出品を成功させ(自分で出品し、自分で落札)、プレミアムエクスヒビターの制度を利用してイアン・フレミングの贋作を出品させ、自分で落札し、世間の評判を得る。真作と思わせ、直島での映画撮影を実現させる。ブックメーカーで、イアン・フレミング原作の映画撮影がされるに賭けて丸儲け…というものだが、風が吹けば桶屋が儲かる的で、あまりピンとこない。インパクトは★2
    〇 読後感 ★☆☆☆☆
     1歳の子どもがいる状態で読んだからかもしれないが、漢那の颯人に対する態度は、かなり印象が悪い。結局、颯人が父と一緒に暮らせるようにならないという…。警察の葉山は、こんな父と一緒に暮らさない方が颯人のためだと言い、そのとおりなのだが、なんとなくやるせない。読後感は悪い。★1
    〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
     人気シリーズ。希少価値はない。
    〇 メモ
    〇 オープニングは、シャーロック・ホームズ作品のパスティーシュから。この作品は、オークション会社であるジェルヴェーズ会社が舞台。古書業界に参入。担当は隅山大智。女性部長は芹澤杏樹。シャーロック・ホームズの未発表原稿、ユグノーの銀食器がジェルヴェーズに持ち込まれている。
    〇 凜田莉子が、不思議の国のアリスの和訳本「愛ちゃんの夢物語」をジェルヴェーズに持ち込む。莉子は、ジェルヴェーズの社員にバカにされる。しかし、ふと聞きつけたユグノーの銀食器について、謎解き(容疑者二人の共犯)をする。
    〇 「愛ちゃんの夢物語」の鑑定を莉子に依頼した宇久良颯人は子供だった。莉子は、引き続き鑑定を依頼される。
    〇 芹澤が、莉子をジェルヴェーズにスカウトする。条件は店を畳むこと。莉子は迷う。
    〇 莉子はジェルヴェーズへの就職と「愛ちゃんの夢物語」などについて、小笠原に相談する。会話の中で、颯人からのお礼に「東京タワー」(江國香織)を見つけ、颯人と自分につながりがあると気付く。
    〇 莉子の高校時代の同級生に確認したところ、颯人は、野球部時代の先輩である漢那の子どもであると分かった。漢那は蒸発し、その子供は里親にもらわれていったという。
    〇 莉子は、颯人の期待に応えるために、店を畳み、ジェルヴェーズに就職する。
    〇 颯人の里親である浴沼夫妻の描写。何らかの悪さをしている様子。速人が問題の「愛ちゃんの夢物語」を持ち出したことに気付く。
    〇 ジェルヴェーズでの莉子の仕事ぶり。同僚である富里蒼依と隅山大智が集めてきた古書には問題が続出していた。莉子は、杏樹から蒼依と隅山を鍛えるように依頼される。
    〇 神田の古書店で、莉子の指導のもと、富里と隅山が修行。颯人と里親が現れ、トラブル
    〇 莉子は、颯人の里親と対峙する前に、「愛ちゃんの夢物語」の科学鑑定を行う。
    〇 イタリアンレストラン「クレメンティーナ」で浴沼夫妻と対峙。浴沼夫妻は、石垣島での仕事のあっせんでのくじとして、莉子が持っている「愛ちゃんの夢物語」を使っていた。浴沼は顧問弁護士の窪塚の力を使い、莉子から「愛ちゃんの夢物語」を奪い返す。
    〇 浅倉絢奈を呼び、話をする。莉子は漢那との思い出を語る。
    〇 莉子はジェルヴェーズでの古書オークションの成功と、浴沼夫妻の行動の調査の両方を進める。
    〇 莉子がオークショニアとしてユグノーの銀食器のオークションを行う。1000万ドルで落札される。落札者は柴村双太という人物。出品者は伊勢拓真という人物
    〇 「愛ちゃんの夢物語」の科学鑑定を依頼した升本から情報がもたらされる。同書の表紙に、ジェルヴェーズの住所とユグノーの銀食器という著書名を書いた跡が残っていた。
    〇 莉子は、ユグノーの銀食器の落札に、犯罪の匂いを嗅ぎつけ、綺奈と相談する。調査のため、直島に行くことになる。
    〇 ジェルヴェーズでは、次の古書オークションについての協議がされていた。ユグノーの銀食器の落札者である柴村は、007ファンだった。ユグノーの銀食器のオークションは、出品者である伊勢がプレミアムエクスヒビターの地位を得るためにされていた。
    〇 莉子は詐欺の黒幕を逮捕するために、イアン・フレミングの贋作を借用を求める。ジェルヴェーズの専務、綾小路は反対するが、芹澤は綾小路を無視し、贋作を莉子に貸す。
    〇 莉子は浴沼夫妻を罠にはめる。クレメンティーナの住所を書いたメモを科学鑑定し、浴沼のメールアドレスを暴き、推理により居場所と普段の連絡方法を把握し、浴沼を信用させた。
    〇 浴沼はイアン・フレミングの贋作を処分しようとするが、すんでのところで小笠原が原稿を取り返す。
    〇 莉子は北海道の富良野で漢那と再会する。漢那こそが犯行の黒幕だった。暴力団の観虞会に入り、浴沼を脅迫していた。漢那は逮捕される。颯人は父に再会できなかった。
    〇 エピローグ。莉子は、水道橋の店で、万能鑑定士Qの店を再開する。

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    2025年05月23日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    ネタバレ

    2017/10/28
    松岡先生はすげえな
    ホームズ大好き・歴史大好きの需要ぴったり!
    2021/06/29再読
    ラインバッハの滝つぼに悪の帝王モリアーティを
    突き落とした罪は名探偵ホームズの名声をもって
    しても糾弾されてしまう
    マイクロフトは旧知の伊藤博文を頼り日本へ密航
    させる
    日本でも鋭い推理の力で、ロシアのニコライ皇太
    子が津田三蔵に切りつけられた大津事件から戦争
    勃発寸前となるのを防いだ
    攘夷を実践してきた伊藤博文が法治国家を意地で
    貫く姿勢が、英国女王への親書となり国王大権を
    もってホームズを自由の身と助け出したのは博文
    の友情であり読者の涙をさそう

    ええ話や(´・ω・`)

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    2021年06月29日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 I

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    ネタバレ

    〇 総合評価 ★★★★☆
     『万能鑑定士Q』の別シリーズ。莉子が上京するシーンから描かれている。全体の作りは、このシリーズらしく、短編集のような構成。序盤は、莉子の状況から、チープグッズでの修行のシーンが描かれる。それから角川書店での騒動を解決し、後半は宝石鑑定トーナメント、それからアパレル業界の流行色を利用した詐欺へと続く。
     宝石鑑定トーナメントのメイントリックが、『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』のモナ・リザの鑑定の際に莉子が陥った罠と同じである点は、ややマイナス。あと、少し詰め込み過ぎとの印象がある。その分、展開はスピーディ。『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズを1から12まで読むのは大変という人には、シリーズ入門として良いかもしれない。そういう意味では、事件簿シリーズで最も好評であるⅨのメイントリックを流用しているのも、作者の計画のうちなのかもしれない。
     自閉症の娘という部分は、マジシャンにつながる部分もある。全体的に見て、傑作とは言えないが良作。槌谷廉、浪滝琉聖、蓮木愛美、宇城颯馬などの登場人物は、もう少し掘り下げてほしかったところはあるが、それなりに魅力的ではある。雨森花蓮が「絶対に関わるな・」と莉子に言っていた、孤比類巻(コピア)という贋作士がちらっと出ているのも面白い。
     トータル評価としてはギリギリ★4。『万能鑑定士Q』シリーズ全体を俯瞰する作品としておすすめできる作品
    ◯ メモ
    ◯ プロローグは、凜田莉子が沖縄から東京に上京する飛行機のシーン。飛行機は、危険物を積んでいるという謎のMDからの音声の影響で、東京ではなく北海道にフライトする。莉子はこの飛行機で槌谷廉という人物に出会う。
    〇 上京したばかりの凜田莉子。就職活動に失敗し、チープグッズでアルバイトを始める。チープグッズで成長していく様子が描かれる。
    〇 現在の沖縄での事件が描かれる。沖縄で、槌谷と再会する。莉子は槌谷の悪事(ガリウムのナイフと郵便を利用した強盗)を暴く。さらに、上京するときのハイジャック騒ぎの犯人が槌谷であることも暴く。
    〇 角川書店のパーティで、騒ぎが起こる。クロークのスーツにナイフを突きつけられたという騒ぎと、専務のネックレスが無くなった事件。警備員をパーティ会場に連れてくるのが目的。警備員がいなくなったところを狙い、HDDのデータとコミックの見本本などを盗んでいた。オクタゴン習志野店という店が黒幕。莉子の機転で犯行を暴く。
    〇 莉子は、ゴールデン・プログレス協会の宝石鑑定トーナメントに参加することになる。浪滝琉聖が黒幕。蓮木愛美という女性鑑定家を日本一の宝石鑑定士の座から引きずり落そうとしている。
    〇 宝石鑑定トーナメントのルールはカプセル入り玩具販売機を使ったもの。出てきた宝石を30秒で鑑定するというルール。愛美と莉子は誤答ゼロで1回戦を突破する。
    〇 愛美の部屋でのトラブル発生。不穏な空気。小笠原は謎の暗号文を見つける。莉子は、このトーナメントのからくりを見つける。カプセル入り玩具販売機は、出てくる順番を調整することができる。例えば、先行(本物を選ぶ)に全て本物が出てくるようにすれば、先行の人が選んだ皿には本物のみ出てくることになり、正解率は100パーセントになるというからくり。
    〇 莉子は愛美を説得するが、愛美は聞かない。決勝で莉子と愛美が対戦する。莉子が勝つかと思われたが…愛美が誤答ゼロで優勝する。
    〇 莉子はロンドンである御前鑑定に罠があるかと思い、ロンドンに向かう。国境で足止めされそうになるが、浅倉綺奈に会い、綺奈のラテラルシンキングで救われる。莉子達がフェリーに駆け込み乗車をしたために、チケットを購入した時間が、出港した時間より後になっていたことが疑われていた。
    〇 愛美は御前鑑定で宝石をイミテーションと鑑定する。トーナメントは愛美から正確な鑑定眼を奪うための罠だった(『万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ』のモナ・リザのときと同じトリック)。莉子からの説得を受け、愛美は御前鑑定にもう一度挑戦し、参加を許される。
    〇 愛美を失脚させるという浪滝琉聖の計画は失敗。浪滝琉聖は自閉症の自分の娘のために、莫大な金が必要だった。そこで、アパレル業界を利用した計画を仕掛ける。グレーの生地を買い占め、日本流行色協会のアンケートをすり替え、グレーを流行色にするという計画だった。オクタゴン騒ぎの黒幕も浪滝琉聖。印刷業界全体に揺さぶりを掛け、データを差し替えさせることが目的だった。
    〇 浪滝琉聖は、偽の宝石づくりを、孤比類巻(コピア)に頼んでいた。複製とは一つだった本物が二つに増えることに過ぎない、とうそぶく男。
    〇 莉子は、オクタゴン習志野店の店長のもとに送られていた100万円の札束の帯紙から、浪滝琉聖の居場所を暴いた。
    〇 最後は波照間島での宴会。莉子、小笠原、宇城、愛美が参加している。莉子と小笠原はいい雰囲気。

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    2017年10月28日
  • 生きている理由

    Posted by ブクログ

    今回は「男装の麗人」について。最近の松岡圭祐は力作続き。史実通りではないかもしれないが、こうだったのかもしれないという説得力はある。次回作が待ち遠しい。

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    2017年10月21日