細音啓のレビュー一覧
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「氷結鏡界のエデン」シリーズにて、主人公をサポートする機械水晶イリス。
“機械”というにはその言動はあまりにも人間っぽくて。
そんな彼女がヒロインのお話、でした。
受験する科を間違えて傭兵科に入学してしまった少年・凪は、ゴミ置場で家政婦ロボを拾う。
けれども、その家政婦ロボ・イリスはとんでもない“ダ家政婦(メイド)”で。
とてもおもしろかったです(^-^*)
イリスのがんばりっぷりや、凪少年の思いやりなど、魅力的なキャラクターばかりで。
氷結鏡界シリーズに出ている人たちや、「ま、まさか……」と思うような人もちょこちょこ出てきて、わくわくしながら読んでました。
凪少年の一人称視点 -
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ネタバレ第8巻を読破。
イグニドの謀略によって、シェルティスの秘密が天結宮中にバラされてしまった前巻。
今回はイグニドの目的――巫女の誘拐を防ぐため、自身のことがあるのに天結宮に駆けつけたシェルティス。
だけど彼のその苦労はばかげふんげふん任務に燃えた錬護士によって拘束されてしまいます。
そういう、人の秘技・掌返し的展開も胃が痛いものですが…。
今回はどっちかというとモニカの落ちこみっぷりにヤラれました。
シェルティスやユミィに対してショックを受け、沈みこんでしまったモニカ。
おかげで自己の体調管理は最悪。
極寒の地での巡回任務にも支障をきたすほどで。
それでも視野が狭くなった彼女は -
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ネタバレ第7巻を読破。
第三機関の拠点へ襲撃することになったシェルティスたち。
統政庁の『第九』さんたちとの共闘の末、彼らを待ち受ける事実とは――
って感じかな?
第一部完、というわけで、怒涛の展開に夢中になってしまった…。
シェルティスの秘密も、まさかの天結宮の秘密までバレてしまって、次巻が気になってしまう(>_<)
イグニドの素顔ってまさかユミィに似てるとか、そんなことないよなあ…。
でもそうともとれるセリフもあるし…。
そういえば、前巻あたりからやっと気づいたことが。
登場人物紹介ページで「主天」って出てましたね。
しかも第1巻でツァリさん、自分から「主天」って言っていたし。 -
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第6巻を読破。
表紙に主人公がいない…だ、と?
笑
確かに今回はユミィががんばって、パワーアップしてましたね。
主人公が陰の功労者になってどうするww
ホルンさんはシェルティスに会ったことはないんだろうか?
それはおいおい判明することかな。
あと、料理長の過去がちょー気になった。
皇姫さんを知ってるのか…。
料理長と皇姫さんとのやり取りがおもしろかった。
あとエリエもまた関係者になるんだろうか?
なんだか徐々に謎が解き明かされているようで、ちょっとずつ増えてきてるような気も…しなくもない(笑)
シェルティスとユミィ。
二人の今後がますます気になります。
一気につづき -
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第5巻を読破。
統政庁へ向かうシェルティスやユミィたち。
会議が中心のお話になるのかと思えば、シェルティスに隠密の任務がきて。
「天の車」の「第一」さんがとてもおもしろくて憎めない人だw
そしてイシュタルさん。
妹第一主義で、妹最優先で、妹大好きなお姉ちゃん。
イシュタルさんみたいな生き方もあるんだな、と思った。
読んでて思ったのだけれど、三年そこそこで顔忘れるとかはないと思うんだ。
よっぽど印象が薄ければ覚えるとかないだろうけれど。
シェルティスはいい意味でも悪い意味でも目立っていただろうし。
そんなことを思いながらイシュタルさんとシェルティスとのやり取りを読んでいました -
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この作品は精緻で濃密な世界設定があるわけでもなく
硬派で熱いバトル要素を持つわけでもありません。
ただ美しく幻想的なだけ。
評価出来るのは、敢えて世界設定を単純化した事による
ストーリーの濃密度です。
世界設定はおおまかに
「賛美歌による召喚術」と「召喚術を構成するのは歌と触媒と名前」の二つだけ。
説明の分量がお手軽で、その分人物同士の因縁が緻密に描かれています。
切なさから切望へ、悲しみの中に優しさと希望を混ぜて
伝承されるストーリーはとても優しく描かれています。
文庫化するにあたって歌を全て書きなおしたそうですが
作中で描かれている歌は切なさを美しさに昇華させるものとして、とてもよかっ -
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第4巻を読破。
統政庁へ赴く巫女とお付きの人たちを護衛する任務を勝ち取るため、選抜試験に挑むシェルティスたち。
希望の任務につくのにも苦労するんだな…と思った。
さらには最終試験中に質量をとおなった残ぞげふんげふん幻影なんて技を持つ幽幻種と戦闘になったり。
モニカ隊が全員負傷したら護衛任務にもつけないなあ…と思ったりもした。
ふと気付いたのですが――
今回、さし絵のシェルティスは戦闘シーン以外はギャグ顔だったな。
お気に入りはまな板を持ってるとこです。
かわいいw
そこのシーンはみんなかわいんですが。
そして、前回の感想で「イリスの製作者ってもしかして――」とか書きましたが -
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第3巻を読破。
なにげにエリエはすごいってことがわかりました。
一度聞いただけで相手の術式を解析なしにわかっちゃうなんて。
で、本人自身、そのすごさがわかっていないから華宮が余計むきになる、と(笑)
あとイリスの製作者。
誰が作ったんだろう…って思っていたけれど、なるほど。
しかし、ほとんどまるっきりそっくりさんっぽいので、一瞬、
(ま、まさかエリエ本人が製作者!?)
とか考えてしまった(^-^;)
この巻では謎の青年たちが登場。
目的などはまだまだ不明で。
というか、あの存在感が薄い変な人は、キレたら怖そうな変な人――になりそう。←いろいろひどい。
次回はシェルティス -
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第2巻を読破。
巫女の修行が拷問級だと知って戦慄した((゚Д゚ll))
1巻の最初の方でもユミィがテスト(?)してたけれど、あれ以上にすごかったです。
それを知ってから出てくる巫女見習いたちの修行に本気で戦慄したのです。
世界と人々を守るためにそこまでやらねばならないのか…。
なんてことを思いました。
今回の新キャラはモニカという女の子。
彼女との出会いがシェルティスと私に気づかなかった点を教えてくれました。
それにしても…。
1巻の時点であの子は怪しいと思っていたのだけれど。
まさか本当に怪しかったとは…。
謎の美女ツァリさんと、さらには氷漬けの女の子も登場。
読んで -
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第一部の終了であるだけに、
物語が激しく動いていて読み応えあり。
冒頭のレオンの過去エピソードと、レオンと春蕾の会話の場面があったので、レオン何かあるなとは思いつつ、
魔笛について知っているであろうイグニドが『待っている』ために選抜部隊に志願したシェルティス。
2人それぞれに何かが起こるとは思ってた。
息が合うから2人が選ばれたっていうのに分断されたりして、シェルティスとレオン、それぞれに訪れる窮地。
イグニドからシェルティスがエデンに堕ちたときの真相が語られ、レオンの前には越えられなかった壁が現れて……
それぞれに大変な状況に立たされる展開。
それにしてもイグニドのヤンデレ?っぷりが -
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ネタバレイシュタルの生き方がカッコイイ。
こんな姉ならばイーシャが大好きになる気持ちもわかる。
浮遊島事件の真相を明かすためにユミィやシェルティスたちが訪れたのは統政庁。
そこでのモニカの部隊4人全員での初任務は食べ放題めぐり。
モニカとユミィの微笑ましさが暖かい。
でも統政庁に忍び込んだ先で明かされたことで、更に事態が大きく変化たり。微笑ましさから一転した激しい展開。
読めば読むほどに手を止められない。
先を進むシェルティスと、そこに留まるイシュタルそれぞれの戦いは激しく、そして繊細でじっくりと言葉を読んでしまう。
シェルティスの前に現れたイグニド、そしてマハの目的など気になるところは増え -
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灰色名詠を巡る一連の騒動の決着回
前回、昏睡するクルーエルを『眠りの森の美女』みたいだと思ったけれど、
本当に『眠りの森の美女』になるとは思わなかった!(笑)
いや、実に王道な展開。
途中でほとんど展開は読めた。
にもかかわらず、その感動は損なわれない。
いや、むしろ、期待した場面がその通り実現した時の感動は、
これぞ、王道と言いたくなる。
まだわからない謎や、よく納得できない場面はあるけれど、
それはもう、どうでもいいや(笑)
やっぱり、いい!
ただ少しおしいと思うのは、
盛り上がる場面で話が別の場所に移ってしまって、
盛り上がりに間が空いてしまうこと。
もっと、畳み掛けるような書き -
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