細音啓のレビュー一覧

  • 氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード―

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    いい幕引きだったと思います。
    ちょいちょい、おや?と思うところもないではないですが……
    前作『黄昏色の詠使い』ほど、いかにもフィナーレという雰囲気こそありませんが、奏でられるうたに込められた想いは遜色ありません。最後のシーンは、ここに向かってこの物語が紡がれてきたのだということを感じさせるに十分でした。

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    2014年03月20日
  • 氷結鏡界のエデン11 最終双剣―ユミエル・ノイズ―

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    第11巻を読破。

    ああ、そうか。

    イグニドは“二人”で生き残れる世界を目指しているわけなのか。

    でもそのためにはノイエ・ノエシスの双子が犠牲になるわけで。

    そのことに罪悪感を抱いて、やっぱりできないと言うイグニド。

    ああ、なんだかんだ言いつつ、イグニドはやっぱり“彼女”だなと思った。

    目的と手段が違うし、なぜ“そうなった”のかはわからないけれど、彼らの計画が一番いいのかもなあ。

    と思ったのだけれど、〈穢歌の庭〉には凪がいる、浄化完了しつつある大陸がある。

    それを知ってしまったらなあ。

    完全凍結は凪たちまでも凍結してしまうわけだし、凪は生きていたんだし。

    多分、それを知る前だ

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    2013年05月29日
  • 黄昏色の詠使いIV 踊る世界、イヴの調律

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    ようやく!
    ようやく名詠式において大事な『セラフェノ音語』に関して触れてくれたー!!
    まだ解明には至りませんが、程良く問いを投げかけてくれる感じが楽しいです。
    こういう真相があるんではないかと考えるのが本当に楽しい。
    自分なりに考えながらも物語の展開に置いてけぼりにならないように頑張ってついていった4巻です。

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    2013年03月29日
  • 黄昏色の詠使いIII アマデウスの詩、 謳え敗者の王

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    3巻は本当に息もつかせない展開で、一気読みしてしまいましたね!
    明確な敵が分かり、目的も徐々に明かされていきますが、まだまだ真相には遠いです。
    でもその真相のカギを握るのは主人公達で…。
    進むテンポ的にはちょうどいい感じだなぁと思います。

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    2013年03月29日
  • 黄昏色の詠使いII 奏でる少女の道行きは

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    黄昏色の第2巻!
    これもやっぱり良かったですーっ!
    早速、物語は本格始動というところでしょうか。
    とにかく『葛藤』が多かった一冊だと思います。
    自分の生まれ持ったものといかにして向き合うか、なんて大人になった私でも充分に難しく重いものなのに。
    もがいてもがいて自分の答えを見出していく彼女らを見ていると本当に勇気づけられます。
    もっともっとこの世界が大好きになる一冊です。

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    2013年03月29日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    友人から「君は絶対好きなタイプの本だから読んで!」と言われて貸してもらって読んだ本です。
    さすが、好みの合う友人。素晴らしく私の好みでした。
    ほのぼのとしていて、優しくて、切なくて、温かくて、もどかしくて、でもまっすぐ歩きたくて。
    個人的にはやはり奥深い『名詠式』と、登場人物達の織り成す日々が大好きです。
    そして登場人物達を温かく見守る大人達の過去も……本当に大好きです。
    自信を持ってオススメします!

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    2013年03月29日
  • 氷結鏡界のエデン 楽園幻想

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    詠使いシリーズの細音先生の、現在も継続中のシリーズ。
    中々読めてませんでしたが、やっと読めました。

    こちらも面白い!
    2作目とあって、作者様のパワーアップした感触が伺えます。
    まず設定が「詠使い」ほど複雑でないので入っていきやすいです。
    あとキャラクターの関係も前作よりシンプルというかで親しみやすい。
    王道といえば王道ですが、王道ゆえの良さです。

    いい意味で予想外だったのは、ヒロイン・ユミィが結構たくましかったこと。
    いわゆるヒロインヒロインしてるだけの子でなく、
    逆に主人公・シェルティスが思ったより可愛かったです。
    こちらもいい意味で挿絵がミスリードしてるんでないかな。

    続刊も読みたい

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    2013年03月28日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    「色」を冠した魔法を使うファンタジー
    有名ではないが本当におすすめ
    世界観がしっかりしていながらも押し付けがましくない
    後半は話が難化するが…
    ラブコメや主人公ツエーに食傷気味ならぜひ
    「虹色」がカッコよすぎる

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    2013年03月25日
  • 氷結鏡界のエデン 楽園幻想

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    ネタバレ

    「黄昏色の詠使い」の著者である細音啓の新作、第1巻!
    この人の小説はとても描写が繊細で綺麗で大好きだったので、すぐに購入しました。
    読めば、前作とは違う設定、独特の雰囲気、描写は相変わらずの綺麗さを誇っており、前作を読んだ時と同じようにどっぷりハマり、あっという間に読み終わってしまいました。
    この話も本当に素敵です。

    早く第2巻を読みたいなと思いつつ、お財布と相談して買いに行きます!

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    2013年01月16日
  • 不完全神性機関イリス3 三大世界の反逆者

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    ネタバレ

    第3巻を読破。

    ああ、表紙がミカエルとシィちゃんだ。

    かわいいし、さすが凛々しいですー(*´▽`)

    っていうかシィの胸部装甲がすごいww

    お隣の人形機械体さんの装甲が薄いから余計にww

    とニヤニヤしながらページをめくったら――

    が ふ っ (吐血)

    つ……ツァリさんの肉体美!!

    ひらりと落ちてるシャンプーハットがそこはかとなくシュールですが。



    そんなわけでツァリさんの登場のです。

    ツァリさんって「氷結鏡界のエデン」では1巻から登場しているのに謎多き人で。

    神出鬼没だしなあ……。

    っていうか、アレはいったいどうやっているのかww

    あ、でもなんかアレ、演技って感じに

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    2013年01月12日
  • 氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌―オラトリオ・イヴ―

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    ネタバレ

    第10巻を読破。

    三体のセラの虚像をなんとか“穢歌の庭”へ還すことができたシェルティスたち。

    けれどそのときの影響で魔笛を帯びたシェルティスまで“穢歌の庭”へ吸い込まれて。

    近くにいたユミィまで一緒に“穢歌の庭”に落ちてしまい――

    前回の終わりがあんなだったからドキドキして読み始めたのに!!

    メイメルと爛のやり取りに噴きましたww

    ちょっ、メイメルがめっちゃ怒っているんですけども!?

    爛がめっちゃ怖がっているんですけども!? って。

    爆笑

    しかもそれが全編に渡ってちょいちょい絡んできて。

    読んでいて「ぷっ」ってなりましたよww

    そしてさりげなくメイメルの前の千年獅さんも出

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    2012年11月01日
  • 黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い

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    ネタバレ

    最初から最後まで、とても素敵な物語でした。
    コメディもあり、シリアスもあるこの作品は、戦闘シーンも、それ以外の描写もとても流麗で、最後まで飽きることがありませんでした。
    それに、ファンタジーならではの詠唱や召喚という設定が大好きで、毎回詠唱の呪文を唱えるたびに興奮していたのを覚えています。
    最後にネイトとクルーエルの二人が一緒に詠唱を紡ぐシーンがあるのですが、その場面が特に大好きで、何度も読み返してしまいました。
    読むたびに読者である私たちの心にもス、と響き渡るような、どこまでも優しく純粋な、そんな物語。

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    2012年10月31日
  • 不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女

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    第2巻を読破。

    ゴミ捨て場から持ち帰った人形機械体〈アンドロイド〉は、世界を守る「不完全神性機関」という存在となった――

    というのが前回のあらすじ、でしょうか?

    どっちかと言うと、確かに帯のとおり「不完全家政婦機関」ですよねww

    ベッドメイクをさせると部屋がめちゃくちゃになる。

    ご飯を作らせると謎の物質Xと化す、と。

    しかも謎の物質Xはブラスチックスプーンをも溶かすほどのもので。

    なにをどうしたらそうなるのかww

    元が幽幻種と戦う用のアンドロイドのため、家事仕事は出力調整が難しいんだけれど。

    でも、イリスはちゃんとした家政婦型だったとしても、ドジっ子属性は標準装備のような気が

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    2012年10月30日
  • 氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌―オラトリオ・イヴ―

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    黄昏とエデンのガチリンク。

    ミクヴェクスやアマデウス、ミオや凪と、更にはあの人やあの子まで。
    黄昏の世界とのつながりが非常に気になる。
    別世界だろうけど、ネイトやカインツが訪れることができるのか、時間軸はどうなっているのか。

    本編もサラの告白など引きが凄くて早く真実が知りたい…

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    2012年10月24日
  • 氷結鏡界のエデン 楽園幻想

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     『対・穢歌の庭(エデン)術式への移行了承。――第七天音律(ソフィア・コード)を結んでください』
     結界を張るよう要請された少女の頬を、透明な滴が滑り落ちる。
     「シェルティス……わたしたち、本当にもう会えないの?」
     幽幻種と呼ばれる存在に、人が侵される世界。巫女の祈りで守られた浮遊大陸オービエ・クレアのみ、人は生きるができた。
     結界の巫女・ユミィは、ある少年を待っている。巫女を守る護士だった、幼馴染のシェルティス。大陸から堕ち、異端として追放された彼は、かつてユミィと約束していた――必ず君の隣に行く、と。
     世界の理を体現する少女と、世界の理に拒絶された少年。

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    2012年10月01日
  • 氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌―オラトリオ・イヴ―

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    ネタバレ

    シェルティスと魔笛の関係性が明らかになりました。1巻でユミィとシェルティスを遠ざけていたエルベルト共鳴も実はシェルティスを守るためモノもだったことが判明しました。
    今後、この二人はどんな結末を迎えるのか期待大です。

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    2012年09月26日
  • 黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで

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    ネタバレ

    色のついた触媒で、歌を詠い、呼び寄せたいものを招きよせる名詠士のお話。赤や黄とか普通の色を選択する中で闇色を選択する少年のお話。
     
    イブマリーのお話がもっと読みたいなぁ。どっちかというとイブマリー×カインつが一番好きだー。

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    2012年09月11日
  • 氷結鏡界のエデン9 決戦限界―アマリリス・コーラス―

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    第9巻を読破。

    穢歌の庭〈エデン〉から三体の幽幻種が浮遊大陸〈オービエ・クレア〉に現れて。

    しかもその幽幻種はとても強い『セラの虚像』と呼ばれる種で。

    その強さは敵対していた勢力たちが手を結ぶほどのもの。

    読んでいてふっと「あれ? なんで異篇卿たちと対立していたんだっけ?」と思ってしまうほどで。



    それくらい彼らの協力関係はすごいことで。

    三体の幽幻種を一体ずつ、それぞれのチームが相手することに。

    我らがシェルティスは謎の異篇卿イグニドとチームを組んで黒竜〈アマデウス〉を倒すことになるのでした。

    天結宮〈ソフィア〉にいられなくした張本人とタッグを組むことになるとは……。

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    2012年07月26日
  • 氷結鏡界のエデン9 決戦限界―アマリリス・コーラス―

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    盛り上がりが高調。
    ある意味では混合チームで挑むバトルもあって、
    読み応えある内容。

    各登場人物の気持ちも見えてきて
    シェルティスとユミィの関係の行方もますます気になるところ。

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    2012年04月12日
  • 黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い

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    最後まで、優しくて温かい物語でした。
    少し切なさは混じるけれど、皆が笑って、幸せなエンディングを迎える事が出来てよかったです。
    作品からもあとがきからも作者の作品に対する愛情を感じました。
    担当の方々が「『黄昏』は幸せな作品だ」とおっしゃっていたようですが、私は『黄昏』に出会えた事を幸せに思います。

    次回作も是非手に取って読んでみたいと思います。

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    2012年02月14日