丸山正樹のレビュー一覧

  • 慟哭は聴こえない

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    それぞれの作品から、家族の繋がりや、障害への社会の壁、生きづらさ、けれど、生きていく強さを、感じました。
    主人公の家族も、葛藤しながら、家族らしくになっていく過程が、伝わってきて、読んで、よかったです

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    2024年04月03日
  • ワンダフル・ライフ

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    新聞の書評を読んで購入、初めての丸山正樹。
    障害者、人の尊厳といった物を基軸に、4つのストーリーを時間軸を交差させながら、それぞれの主人公の視点で描いています。
    クライマックスで・・いや、エピローグ的な部分の最後で・・・ヤラれます。完全にヤラれました!
    是非!予備知識無しで読んで頂きたい!超オススメです!!
    そして読んだらぜひ感想をお聞かせください(^_^;)

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    2024年04月02日
  • 龍の耳を君に

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    なんでも、そうだと思うのですが、当事者にならないと、その人の本当の気持ちは、わからないんだろうな〜と、思います

    知る努力や、歩みよりは、できるけど、本当のところは、どこまで寄り添えるのかなぁと、考えてしまいます

    Uber Eatsさんで、聴覚障害の方がいらっしゃったことがありました

    聞こえる方だと、思っていたので、配達物の番号を聞くのですが、2度ほど聞いても、何も、言わない
    ?と、反応してしまったところ、スマホの画面で、番号を見せてくれました

    あ〜、そうなんやって、気づいて
    申し訳ない気持ちになりました
    申し訳ないと思うことも、よくないのかな?とか

    とても、難しいです
    私達も、どこま

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    2024年04月01日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    デフ・ヴォイススピンオフ、何森刑事が主役の第2弾。今度はフォンさん主役のお話も読んでみたく思ってしまった…スピンオフのスピンオフ!

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    2024年03月28日
  • 慟哭は聴こえない

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    今回もすごく良かった。

    娘さんの成長についてもっと読みたかったけど、
    人工内耳のこととか、
    先天性失調児をどう育てていくか、
    様々な葛藤が描かれていたのが
    胸を打った。

    障害者雇用制度についても、
    問題はいろいろあるんだろう。
    うちの職場にもいらっしゃるけど、
    半年〜一年くらいで替わられている。
    やっぱり働きにくいんやろうなぁ。
    私も確かにコミュニケーションとれていないしなぁ。

    身近なところから始めていこう、と
    問題意識を持たせてくれます。

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    2024年03月26日
  • ワンダフル・ライフ

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    ななななんとなんと繋がるミステリー^_^
    まさにワンダフルライフな女性なの^_^
    さらに素晴らしきかな人生…

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    2024年03月17日
  • 水まきジイサンと図書館の王女さま

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    実はデフ・ヴォイスを読んだことなくて、
    いきなりスピンオフを読んじゃった私(笑)
    でも、本編を読んてみたいなと思えた。

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    2024年03月09日
  • 龍の耳を君に

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    デフ・ヴォイスの続編。推理小説としては先が読める展開だが、それでも引き込まれる内容で一気に読めた。暗い話の中にあって、美和の存在が唯一明るく際立っていた。荒井とみゆきには幸せになってほしい

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    2024年03月02日
  • 慟哭は聴こえない

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    シリーズ第3弾。HALと美和ちゃんが気になったので最後はうるうるとほっこりとしました。ずっと書き続けてほしいシリーズです。

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    2024年03月01日
  • 慟哭は聴こえない

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    ネタバレ

    「デフ・ヴォイス」シリーズ3作目。
    1 慟哭は聴こえない
    新開のことから手話通訳を休んでいた荒井だったが、徐々に復帰。みゆきとも籍を入れ、兄の悟志家族とも顔合わせをする。そんな中、ろうの夫婦の妊婦検診の通訳を頼まれる。妊娠という女性のほうがいいのでは?という通訳に困惑する荒井だったが、医療通訳をしてろうの人々の正確な情報取得の困難さを痛感する。そんな中、甥の司が万引きで補導され、何森のいる署に迎えに来るよう電話が入る…

    非常に傷ましい話。ろう夫婦の困惑とぶつけようのない嘆きと哀しみ。慟哭は聴こえない、はここから来たのか。自分の慟哭すら聴こえなくとも、あげずにはいられない嘆きが辛い。それを知る

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    2024年02月27日
  • 慟哭は聴こえない

    購入済み

    それぞれの世界で

    手話通訳士の荒井尚人。前作から時がかなり経過し、みゆきと結婚後、女の子を授かる。その子には聴覚障害があった。どのように育てて行くか、尚人とみゆきの葛藤。同時に4つの物語が並行して展開する。聞こえることが普通の私には、聞こえない世界がどんなものか想像できない。しかし、それぞれの世界で、悩みながらも成長してゆく。尚人、みゆき、美和と瞳美、そして司の今後が気になって仕方がない。

    #切ない #共感する #タメになる

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    2024年02月25日
  • 龍の耳を君に

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    2作目です。
    最近のイチオシです。

    今回は、ろうだけでなく
    自閉症、緘黙についても取り上げられていた。

    緘黙については詳しく知らないので、
    そうなんかなぁーって思うだけだったけれど

    ろう学校での教育や、
    ろう者への取り調べについての部分は
    人権無視のあまりに酷い有様で、
    本当にこんなんなのか知らないけれど、
    きっとそうだと思えてしまう、
    なんて理不尽で不当な扱いを受けてしまうのだという憤り、
    そういう事態を知らないことへの罪悪感を抱いた。

    といっても私ができることも何もないかもだけれど、
    巻末にあったセリフ
    「特性はあっても、社会を生きるのに困難な状況がなくなれば、障害は障害ではない」

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    2024年02月18日
  • ワンダフル・ライフ

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    つい最近NHKでドラマ化された、丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 」。手話を学ぶ者にとっては必読の一冊ですが、それ以外にも丸山正樹さんは刑事物だったり社会はミステリーだったりと幅広い内容の物語を書かれています。その中でも、衝撃的で心揺さぶられる一冊が文庫化されました。

    この一冊は4つの物語から構成されてます。事故によって重度の障害を負った妻を献身的に介護する夫、編集者の妻と将来の家について相談し悩む設計士、ネットの世界で独自の世界観と的確なコメントを綴る車椅子の男性、そして福祉の世界に興味を持ち真摯に取り組む女子大生。それぞれの物語が「人としての尊厳」や「人生の哀しさ」、「生

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    2024年02月18日
  • 龍の耳を君に

    購入済み

    新しい知識

    手話通訳士の荒井とみゆき、みゆきの娘の美和との微妙な関係性を軸に3つの事件を描いている。荒井の心情の根底には、コーダだった幼少期の記憶があり、物悲しさを感じる。美和の同級生のえいちくんとの障害に、前向きに取り組む荒井の姿が心強い。シリーズ2作目。

    #深い #共感する #シュール

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    2024年02月17日
  • 慟哭は聴こえない

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    前作も自分の「無意識の偏見」に気づいて衝撃だったが、今回も2話目に出てきた医療従事者の一言に考えさせられた。
    ろうという個性、そのありのまま、ではいけないのか?と。
    自分の周りが自分と同じような人ばかりではなく、カラフルな様々な個性をもった人がいるのだということを再認識する作品。
    その個性ゆえに生きにくさを感じている人もいて…自分はそんな色々を感じられるようでありたい、とか思う。

    そして主人公家族の成長を楽しみに読んでいる。
    次の作品も読もうと思う。

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    2024年02月11日
  • ワンダフル・ライフ

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    ネタバレ

    この作品を読むまで結局自分は偽善的な
    考えで身体障がい者のことを見ていたと突きつけられた気がした。
    脳性麻痺の娘、息子を殺す母親にどこか同調してしまっていたと思った。
    でもそれって彼女や彼からしたら自分の命を勝手に奪われることで、幸せか幸せじゃないかは他人が決めることではないと本当だと素直にそう思う。

    この作品は一見ミステリーだと思うけど
    そうじゃない。自分が知らなかったことを知るきだかけでもあったし、私自身だって健常者ではなくなるきっかけはいつだってある。だから他人事じゃないし、健常者に勝手に彼ら彼女らはこうだからと決めつけられるのはおかしいこと。

    この作品を1人でも多くの人に読んでもら

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    2024年02月03日
  • ワンダフル・ライフ

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    丸山正樹『ワンダフル・ライフ』光文社文庫。

    変わった構成の連作小説の形式を取っている作品である。『無力の王』『真昼の月』『不肖の子』『仮面の恋』という4つのタイトルを付けられた4組の男女の物語が3回ずつ描かれ、一見関係の無いように思えた4つの物語は『エンドロール』を経て、最後に1つの物語に帰結するのだ。

    まるで裏と表の世界のように『エンドロール』に描かれたもう1つの世界。

    東日本大震災と福島第一原発事故、新型コロナウイルス、障害者の人権と現代の様々な災害や問題を散りばめながら、人生を生きる意味を教えてくれるような深く重たい小説だった。


    『無力の王』。事故により頸髄損傷という重度の障害

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    2024年02月02日
  • 慟哭は聴こえない

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    ネタバレ

    ちょっといろんなひとの気持ちが切なくて。
    切なさてんこ盛りの連作短編集。
    「静かな男」からの「法廷のさざめき」、切なさの威力が半端じゃなくて、電車で読んだの後悔しました。

    聞こえない家族のなかで聞こえるただ1人の荒井から、聞こえる家族のなかでただ1人、聞こえないサトミちゃんという対比に繋がるところがもう。。
    お姉ちゃんの気持ちもお母さんの気持ちもみんな切ないです。涙腺ゆるみまくり。

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    2024年01月24日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

    購入済み

    心を繋ぐ手

    年末にドラマを観て原作を読みたくなった。荒井という人物のバックボーン、人間関係などがよくわかった。そして、手話について、新たな認識を得た。読後はやりきれないものを感じた。姉妹の葛藤、家族の繋がり、心の繋がりを強く感じる作品であった、

    #シュール #深い #感動する

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    2024年01月08日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    ベトナムの人たち今はまだ日本に働きに来てくれているかもしれないけど、そのうち日本以外の国行っちゃうだろうな、もっと大事にしろよって思いながら読んだ。

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    2023年12月13日