丸山正樹のレビュー一覧
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ろうあ者と昔は言っていたが、最近はろう者と呼ぶようだ。両親も兄もろう者の家庭に生まれ育った健常者(コーダ)の荒井尚人。世間と家族からも疎外された感情を持っているので、全体的に鬱屈した内容で進んで行く。これに手話が複数あったり、ろう者の教育方法が幾つも出てきて読んでいて混乱してくる。
警察の事務員だった荒井は、退職して手話通訳士の資格を取得して、その関係の仕事に就くが、そのことで過去の事件を思い出してしまう。この退職理由が中々明かされず、荒井の鬱屈や周囲の当たりの強さの原因不明さにモヤモヤがつのる。
過去と似た事件が発生し、その事件解明に我を忘れて没入する荒井。周囲に軋轢を撒き散らしながらトコトン追及。情報入手のために使う手段が結構酷い。辿り着いた過去と現在の事件の真相。真犯人は分かったのだが、暴かれた真相が果たして正解だったのだろうかと悩んでしまった。 -
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万引きを許さないコンビニ店長、そのために人生が変わってしまった女子高生、万引きを追われ、逃げようとして頭をぶつけたことを機に命を失ってしまった男性の息子。そして年を経て繋がる三者。
コンビニ店長柳田の行動原理は理解できる。SNSで全てを奪われる現実は恐怖でしかない。ミチルの万引きとその後メンズエステで働くことになる成り行きは‥柳田が見逃さなかったのが悪いということではないだろう。相反する二人が柳田の娘をきっかけに繋がる。そして彼女の危機を救ったのは、彼女がお守りにしていた青い鳥だった。彼女の人生を変えてしまった青い鳥。彼女はようやく過去から解放された‥のか。幸福ではない青い鳥は飛び去ったということか。
彼女の夢は叶うのだろうか。原資を問われた時、彼女は前を向いて答えられるのか?柳田の娘はどうなった?いくつかモヤモヤが残る。 -
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オーディブルで。万引きを絶対に許さないことを信条としていたコンビニ経営の男。万引き犯を捕まえる過程で、過って殺してしまう。一方、過去に男に万引きを咎められた、施設育ちの女の子。グレーなメンエスで働いていた彼女は、いい人だと思っていた客からレイプされる。その客を特定するため頼った興信所にいたのが、元コンビニ経営の男。男は事件をきっかけに妻と娘と別れ、しかも娘はホストにはまって立ちんぼをしている。もう一人、男に恨みを持つのが、誤って殺された男の息子。彼も事件をきっかけに貧困に陥り、施設で育っていた。復讐心から、男を特定し、あとをつけるようになる。
コロナ禍で非正規の女性が職を失ったり、ホストの売掛問題、18歳で児童養護施設を出なければならない子供たちの問題など、まさに今の社会を反映する話。物事の連鎖、正義とはなにかを、考えさせられた。 -
Posted by ブクログ
この本を見つけた時にはどんな内容かと思ったが、タイトルほど過激な内容ではなかった。
結婚とはなんなのか、考えさせられる作品。
人と人との出会い、結婚して共に生きていこうと決めたのに薄れていく気持ち。
空気のような存在が心地よい人とよくない人、それも結婚してみないとわからない。
わかっていたようでわかっていなかった相手のこと、自分のこと。
自分のことがわからないのに、他人のことなんてわかるわけない。
ヒビが入りかけた友情にもドキドキしたが…
女の友情もこわいなと感じた。
なんでもできる、大丈夫。
いくら友情があっても、世間一般の常識から外れたことにはストップがかかるものでは?
ここまで行く友情が私にはわからないので、こわさがあった。