丸山正樹のレビュー一覧

  • 龍の耳を君に

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    何を以てして仲間なのか、家族なのか。

    感情が波打ちながら、最終的に凪のような落ち着く感じのそれぞれだった。
    傍から見ていれば、そんなに難しいことには思えないことでも、当人にとっては酷く辛いことだったりする。
    それは、誰にでもあるんじゃなかろうか。
    そんな思いを汲み取れる、そんな心を常に持っていたい。
    みんな持っているんだ、龍の耳を。
    ただ…忘れているだけ。

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    2024年02月06日
  • 龍の耳を君に

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    デフ・ヴォイスの続編。今作も聾者の問題に視点を当てつつも、ミステリとしても楽しめる良作。
    ちょっと荒井さんの行動が気になるところで⭐️⭐️⭐️⭐️

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    2024年02月03日
  • ワンダフル・ライフ

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    ネタバレ

    障害、介護と重い内容ではあったが自身の考えを改めるキッカケをくれた良い本だった。当方の周りにはそういった方々はいない為、感情移入はそれほどできなかったが想像しただけで苦労が絶えない生活なんだと想像できた。それも著者自身が経験してる故の描写、考え、語彙力なんだと頭が下がる思いである。いつ自身が障害を持つことになるか、また家族を介護することになるか分からない以上、さらに広い視野を持ち相手の感情、自身の心構えに気を配っていきたいと感じた。

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    2024年02月03日
  • 龍の耳を君に

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    場面緘黙症や自閉スペクトラム症は自分にとって身近なことなので、その分どんな取り上げられ方をするのか気になりながら読んだ。
    意思表示のためのカードや自分のだけのスペースが書かれたり、自閉スペクトラム症の人は人の顔を覚えるのが苦手という特性はあるものの英知くんには当てはまらないということが書かれていたりしていて、自閉スペクトラム症といっても人によって様々であることが描かれていていて、素晴らしいなと感じた。

    それにしても美和ちゃんがいい子すぎる。そして、英知くんの心の強さには涙が出た。英知くん、美和ちゃん、みんな違ってみんないい。正育学なんて画一的な教育などあり得ない。正育学は極端ではあるけど、世

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    2024年02月03日
  • 龍の耳を君に

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    思わず夜更かししてしまった

    自分の知っている世界の小ささを
    思い知らされる

    未知が一番怖いと思い、いろいろ
    アンテナをまわしてきたつもりでも
    やっぱり出会わないと知らないこともある

    日本手話 日本語対応手話
    場面緘黙症

    言葉を得た彼は今強く生きていてほしい
    と物語の登場人物なのに強く願ってしまう作品

    聾の漢字の成り立ちの話が大好き

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    2024年01月31日
  • 水まきジイサンと図書館の王女さま

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    わけあって手話で会話をしている美和と英知。
    日常のなかで起こった小さな事件がミステリー要素を含んでいて、ワクワクしながら読みました。

    美和の中の正義感や自然に出る優しさ、対象的にまわりの子どもたちの子どもらしい小さな残酷さ。場面かん黙という症状を生活の一部としてまわりの子どもたちも自然に受け入れつつも、やはり壁を感じる現実。

    これからの社会の中心として生きていく子どもたちには、障害だけでなく、育った環境や考え方、年齢の違い、産まれた国や性別などなど、いろんな人が一緒に生きているということを受け入れて、その上で自分らしい生き方があるんだと言うことを知って欲しいですね。
    もちろん、こどもだけで

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    2023年12月27日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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    差別を深く考えさせられる作品だった。
    手話といえばアーティストの楽曲や、保育園の発表会でも目にするようになって、てっきり身近になったと勝手に勘違いしていた。
    手話が2種類あると知らなかったし、聾唖と聾の切り分けにも心を打たれた。当事者の方々の思いが結実し、音声言語と同じように手話も言語だと国際法で認められたのは2006年とのこと。自分の不勉強さに恥じいる。

    手話を取りまく世界をグッと深掘りしてくれて、かつストーリーもしっかりとミステリー。文句なしに面白い。
    今、世間は障害者エンタメという辟易するようなニュースワードで騒がしい。そんな逆風に押し戻されることなく、ありのままの事実を捉えなきゃなと

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    2025年03月20日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    51/100
    丸山正樹著
    「逃女」
    ベトナム人技能実習生による傷害事件
    何森は、女性の逃亡を手助けする組織の存在を知り…
    「永遠(エターナル)」
    ラブホテルでの殺人事件の重要参考人は、パパ活をしていた若い女性だった…
    「小火」
    公園トイレの放火事件に、容疑者として浮かび上がったのは高齢者ホームレスだったが…

    罪を犯さざるを得なかった女性たちに対峙する刑事・何森
    定年が迫る中で下した苦渋の決断ー

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    2023年11月29日
  • 慟哭は聴こえない

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    ネタバレ

    自分が知らない世界が広がっている。

    静かな男
    の、親には心配かけまいと取り繕ってしまう優しさが泣けてしまう。
    それでも報われないのが泣けてしまう。


    ハンディキャップを持ってる人って、
    生活か大変なんだ、
    平等に生きやすくなるといいと思いつつ、
    自分に余裕がない時に歩み寄ることがてきるのかと葛藤を抱いてしまった。

    偽善っぽい自分の汚さを感じてしまった、、、

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    2023年11月20日
  • 漂う子

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    児童虐待や戸籍がない子供達の話、読んでて苦しかった。でも知らなくては何も始まらないし、子供達も救えない。読んで良かった。

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    2023年11月05日
  • 慟哭は聴こえない

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    3作目なのでだいぶん手話やろう者のことなど理解できるようになった。各章ごとに話が纏まっているので読みやすいが、問題点が最終章で全て解決しているのでとても読後感が良い。聴こえる者も聴こえない者も障害者もそうでないものも互いに歩み寄り支え合う、という言葉が胸に響いた。

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    2023年10月24日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    法律は正義は全て正しいものなのか?弱者たる技能実習生、外国人、シングルマザー、高齢単身女性…罪を犯さざるをえない彼女たちの逃走の行方は。それにしても技能実習生や難民のことは知らなさすぎた。現実は相当厳しいようだ。正義とはなにかを考えさせられる。

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    2023年10月22日
  • 慟哭は聴こえない

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    シリーズ三作目、四編の連作集。医療、エンタメ、方言手話、障害者雇用について。
    娘の誕生、思春期かつSODAとなった娘の美和、甥の司の進学問題と非行など、子どもをめぐるあれこれも描かれて奥行きが深い。
    ミステリ要素はほぼなく、差別や苦悩、葛藤がズームアップされているので読んでいて苦しい。
    ドラマ「サイレント」からの手話ブームに、HALの葛藤が重なる…。一過性のブームで終わらないよう、色々な面でのバリアフリーにつなげていかないといけないなと思った。

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    2023年09月02日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    埼玉県警、ベトナム人技能実習生の女性が社員をナイフで刺した事件。ラブホテルで男性殺害される事件。公衆トイレの放火事件と難民認定。3つの事件の短編集。

    丸山正樹はやはりいい。「デフ・ヴォイス」シリーズも素晴らしいけど何森刑事もいい。徹底してるのは弱者への優しい目線。宮部みゆきの時代物にも共通する。自分が優しくないからまぶしく見えるのか、自分が優しくされないからあこがれるのかどっちかワカランけど、いいものはいい。政治家や官僚など広く市民のために働く者たち必読。

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    2023年08月08日
  • 水まきジイサンと図書館の王女さま

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    児童書とあなどっちゃいけない内容

    こんな風に子どもの頃から手話に触れる機会があればとてもいい
    私の周りにも、気づいていないだけで聴こえない人は存在している
    盲導犬はそれなりに見るんだけど、それはきっと目立つからだ
    やっぱり手話勉強しようかな

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    2023年06月17日
  • 慟哭は聴こえない

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    今回も安定した面白さ

    最初の慟哭は聴こえないで、うっかり泣き、ろう者との大きな壁を改めて感じます

    聴こえない、というハンデはあまりにも大きい
    それは見た目にはわからないものだし
    見た目でわからないと、理解しにくい
    でも見た目でそれとわかると、近寄りにくい

    世の中って不合理で不条理

    たとえ障害があってもなくても
    互いに歩みより、思いを伝えることはとても大切

    わかるだろう、じゃわからない

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    2023年06月06日
  • 慟哭は聴こえない

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    デフ・ヴォイス第三作。今回は聴覚障害者の生活面での困難を描いていました。
    ろう者は119番を呼べない。日常生活はなんとかなっても、緊急時にはなすすべもなくなってしまう。今まで気づかなかった世界を教えてくれました。
    誰しも色んな特性を持って生まれてきて、それらによって幸福を感じることもあれば苦悩を抱くこともある。ネット119など、困った人を支える仕組みがもっと増えるといいな、と思いました。また、そういうことに気づける人間になりたい。

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    2023年04月08日
  • 水まきジイサンと図書館の王女さま

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    「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフ作品。美和と英知が活躍する児童書。
    おもしろかった!
    これは是非シリーズ化して学校図書に置いて欲しい。子どもたちに読んでもらいたいなと思いました。

    小さな謎を美和と英知の二人がソウサする。
    場面緘黙症の英知。声での会話は難しいけど、手話が使える美和とは手話で会話をしている。
    そんな二人が道に迷った耳の聞こえないおばあさんと出会い、物語は動いていく。

    あぁ、子どもの世界ってこんなだったなぁ。
    「子どもの想像力と無責任なウワサ」
    最近は大人でもみられることだけど、改めて怖いなぁと思った。
    クラスのみんなとのアイデアが素敵でした。
    無かったことにしないで振り

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    2023年03月05日
  • 水まきジイサンと図書館の王女さま

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    ネタバレ

    義理のお父さんが手話通訳士の「アラチャン」はまぁわかる。
    でも、お母さんの勤め先が「ケイサツショ」の 「ケイジ」って設定、必要?と思っていたら…
    もともと「アラチャン」主人公の『デフ・ヴォイス』シリーズのスピンオフ作品ということで納得。

    初読みの作家さんだったので、このシリーズを始めから読んでみようかな。

    でも児童書に分類されているので、やっぱり、うーん。
    終わり方が中途半端なので、本編に続いているのか??

    これは指文字よりあとがきが必要だったのでは。

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    2022年09月11日
  • 慟哭は聴こえない

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    今回は荒井とまゆみの間に生まれた「聴こえない子」瞳美ちゃんを加えた家族の成長というか変化を中心とした短編集

    美和ちゃんが子どもなりのいろいろな葛藤を抱えつつ優しくまっすぐに成長していってるのがなんかもう嬉しかった
    たぶん荒井と同じ気持ちになってるよ

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    2022年07月30日