丸山正樹のレビュー一覧
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ネタバレコンビニ店長の「柳田克己」は万引きを極度に嫌う。
ある日万引きした男性を追い詰め、誤って殺してしまう。
殺人容疑として逮捕された柳田。
その後自身と相手方の家族が歩んだ道を描く。
数年後、万引きによって捕まり、
それまでの人生が180度変わってしまった者たちによる
再スタート物語が始まる。
万引きで逮捕された女性「安斉恵」、当時17才。
高校も辞め、大学も行かずメンズエステ店で「ミチル」として勤務する。
柳田のせいで父親を失った高校生「高橋真人」。
父親が殺人犯となり、自身の居場所を求めるうちに「ホス狂」になった柳田克己の娘「涼美」
自業自得、因果応報が軸となっている。 -
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【ウェルカム・ホーム(丸山正樹)】
派遣切りにあい、やむなく介護士として特養で働くことになった主人公、康介。最初は介護の仕事が好きになれず「一時の仕事」のつもりだった。しかし、「介護拒否」、「離設(いわゆる脱走)」そして「お看取り」…利用者との様々な関わりを通して、康介は認知症高齢者の一見理解不能な行動の奥にある「その人らしさ」や「それぞれの人生」に触れ、介護士としての仕事にやりがいを感じるようになっていく。
そして物語の終盤に「事件」は起こる。
介護に従事する人、介護される人、要介護者の家族、長年連れ添った「連れ合い」が入所して離れ離れになる人…。一連のエピソードの中に、様々な立場の -
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ネタバレ有能/無能なんていう物差しは、社会が作ったものにすぎない。そんなもので命の価値に軽重をつけたくない。健常者の感覚で言うならば、コスパ•タイパが重視される社会で、それに適応できる人が「優秀」と評価される。
でも本当は生きているだけでその生が尊重される世界で生きたい。
なんていうのは綺麗事かもしれないけど、少なくとも命の選別が行われて、蔑ろにされている命がある今の社会では生きていたくない。
•353頁の裕太のセリフに刺された。
「自分が差別的な人間と思われたくないからそんなこと言ってるんだろ。会いたいわけないじゃないか。いや仮に会いたいというのが本心だとしても、それはあくまで『奉仕の精神』だ -
Posted by ブクログ
大手フランチャイズ加盟コンビニ店主の主人公は、「万引き犯など最低の人間」との正義感の強い人物で、許しを請われても必ず警察に通報して、喜びを味わっている。ある日、菓子パンを万引きした男を捕まえようとして、もみ合いうちにその男を死亡させてしまい、人生は大きく崩れていく。妻子との離別と娘のパパ活疑いが、心をかき乱す。一方、児童養護施設で暮らしていた頃に万引きで捕まり、人生が大きく崩れてしまった女性。バイトを掛け持ちしながら必死に自律生活を夢見るが、コロナ禍で次々に職を失い、メンズエステで働いている。しかし、インターネットでの書き込みなどに不安を抱き、目標の貯金も貯まり潮時だと思っている。自身の児童