丸山正樹のレビュー一覧

  • 青い鳥、飛んだ

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    万引き犯を死なせてしまったコンビニ店主。初っ端から引き込まれました。唐突な場面転換、登場人物達の繋がりや心の変化、社会的弱者や夜の街の闇など社会問題も取り上げられ、読み応え満載で一気読み。内容は重いけど、希望もある。よかった!

    以前読んだ「デフ·ヴォイス」では初めてコーダという言葉を知り、今作で初めてケアリーバーという言葉を知りました。

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    2026年01月11日
  • 青い鳥、飛んだ

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    一つの出来事から生活が一変していく。
    逃げ場がなく、嫌な方向にどんどん転がっていく。
    このなす術ない感じがとても怖かった。
    抗いたいのに、それしか道が用意されていないように感じる感じ。
    読んでて苦しかった。

    同時に正義感って何なんだろうと考えさせられた。
    過度な正義感は人を滅ぼす、と言ってしまえばそれまでだけど、自分が頑なに信じていることを疑うことができるのは、こういった大きな失敗を犯した時だけなんだろうか。
    正しいと信じていることを疑うなんて難しすぎる。

    大きな失敗が、家族をも巻き込んでいくのがまた恐ろしかった。
    盲目的に信じていたばかりに。
    行き過ぎた行為に立ち止まるチャンスはなかった

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    2025年12月30日
  • 龍の耳を君に

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    ネタバレ

    聾の字のエピソードを初めて知って、すぐさま友達に共有、、、!
    私含め友達は特別支援学校教諭の免許取得予定でちょうど聴覚障害についての学習を進めてる中で出会ったこの作品。色んな人にオススメして色んな人に聾の世界を知ってもらいたいなあと思いました。

    デフ・ヴォイスシリーズは、メインの事件の事よりも彼らの生きてる世界に関することの方が多く描かれている印象があります。
    途中で難しかったり自分には理解できる限界があったりと彼らの世界をそのまま理解するにはまだ時間がかかりそうではあるが、今回も少しではあるが彼らの世界に足を踏み入れることができたと感じました。

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    2025年12月22日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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     「日本語手話」「口話教育」「聴覚障害者ではなくろう者」「コーダ」など、普段あまり触れてこなかった、触れづらいデフの世界のことが身近に知ることができ、色々学びがある物語だった。ミステリーとしてはオチが分かってしまうところも多々あったが、出てくる人たちの淡々とした主張が逆にずしんと来るところが多かった。
     聞こえるか聞こえないじゃない、敵か味方かじゃない、正しく理解し、正しく伝えていく主人公の最後の姿勢がとてもカッコいい。

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    2025年12月17日
  • 龍の耳を君に

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    聾の字の意味を初めて知った。
    英知くんと美和ちゃんの関係がとても素敵で、自分と違う人をはねていく世の中に美和ちゃんのように素敵なところ見つける子が増えたらいいなと思った。

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    2025年12月13日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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    ネタバレ

    コーダを初めて知った。
    ろう者の親をもつ聴者の子どものことを指すんですね。

    恥ずかしながら、「ろう者」「聴者」の言葉もなじみが薄く、耳の聞こえない方々をとりまく様々な問題について、今回の小説を読んで初めて知ったことも多かった。

    コーダの存在なんて考えもしなかった。

    転んで泣いても親に気づかれない。我慢するしかない。
    両親とは、聴者の世界を分かち合えない。

    コーダの孤独に気づかされる。
    本当に理解や寄り添いが必要なのは障がいをもつ人だけではないのだ。

    手話ができる。
    仲間だと思われる。
    でも聴者だとわかると「仲間ではない」と落胆に近い表情をされる。

    ここでも孤独を感じる。
    「損なわれ

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    2025年11月21日
  • 青い鳥、飛んだ

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    いろいろと、重い内容のものが多かった。以前松坂桃李がコンビニの店長役で同じような映画があったことを思い出した。その映画と重なって、読み進めていくうちに結末をみるのが少し怖かった。でも今回の結末は希望につながるような、期待のもてるもので安心した。それでも、柳田の娘さんはどうなったのか?実際のその後はどうなったのか?そこまで記されていないことで、読者が希望のもてるものを考えられるように終わっていたのは、良かったと思う。一人一人の気持ちに想いを馳せると悪い人は、ひとりもいないと感じた。自分の知らない世界がたくさんある。

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    2025年11月20日
  • わたしのいないテーブルで

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    「デフ・ヴォイス」4冊目。コロナ禍の下での荒井と家族の物語。

    今朝の朝日新聞「天声人語」に、1880年にミラノで行われた聴覚障害教育国際会議での決議(ろう者教育では口話法が手話より優先されるとされた)のことが載っている。
    2010年のバンクーバーでの会議でその決議が完全撤回されるまで日本も含めて多くの国々の教育現場で手話が禁止されてきたこと、50年ほど前から手話を独自の言語として認める動きが出始めたこと、今のニュージーランドでは手話が英語・マオリ語に次ぐ公用語になっていることなどが紹介されており、日本で初めてとなるデフリンピックの開幕を契機に、ろう者のコミュニケーションについても考えたいと結

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    2025年11月16日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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    手話は独立した言語である。そう考えるととてもすっきり腑に落ちる。日本語の便宜上の代替品だと考えるから扱いにくくなってしまうと言うことだ。
    日本語を使うろう者の手話に、言語として別体系の日本手話と日本語対応手話があることを、私は知らなかった。手話で話せないことが、コミュニケーションの欠落となり、日本語読解の妨げとなりうることも、考えたことがなかった。
    ろう者の、そしてコーダの問題を描きつつ、しっかりミステリーでもある。自ら望んだわけではなく、渋々始めた手話通訳の仕事に、初めはやむなくだった尚人が、いつか前向きに取り組むようになり、自身の存在意義を見出す過程もきちんと描かれる。
    続くシリーズ作も読

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    2026年01月17日
  • 青い鳥、飛んだ

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    デフ・ヴォイスが良く、作者2作目。飽きずに一気に読んだ。行き過ぎの正義感(もしくは歪んだ罰則感情)が仇となったコンビニ店長も気持ちは分かる。被害者遺族の息子の描写は作者も困ったのか手薄感があるが、あとはミチルも全く嫌悪感なく寄り添いながら読破。惜しむらくは結末。あまりにキレイ過ぎたかも。いや他の結末は思い付かないけど。あとプロローグの伏せ文字の効果は微妙では?

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    2025年10月21日
  • 刑事何森 逃走の行先

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    何森刑事、なんかいい感じ。こんな人なら困り事を相談したくなるかもね。色々考えなければならない世の中なんだな。

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    2025年10月18日
  • 青い鳥、飛んだ

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    オーディブルで聴きました。
    デフ・ヴォイスシリーズの作家の作品。面白かった。染みた。。

    万引き犯の素性ら動機やらを見て警察に引き渡す渡さない⋯とやっていたら、それはそれでおかしなことになるとは思いつつ、人の人生がそれきっかけにすっかり狂ってしまうこともあると思うと、難しい。万引きができないシステムを開発できないかね。

    SNSでの誹謗中傷する人たちの描写も、私が言ってほしいことを的確に表現してくれていて、やはり言葉のプロは違う。

    そんなめぐり合わせないでしょ、とは思いつつ、最後まで一気聴き。最後はあっけなかったけれど、読後感も悪くなく、選んで良かった。

    それにしても、ホストへ貢ぐためのお

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    2025年10月14日
  • デフ・ヴォイス

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    デフファミリーで唯一の聴者である荒井の苦悩、差別、優生思想、聾者同士の意見の食い違い、警察組織の裏金問題、性犯罪⋯と、社会の闇がこれでもか!というほど出てきます
    コーダという言葉も、40条の存在も知らなかったし、そもそも日本の手話に種類があることも知らなかった
    知らない世界を知るきっかけになりました

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    2025年10月10日
  • 青い鳥、飛んだ

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    同じ地域に住み続けていれば、望んでいなくてもどこかで出会ってしまうことがあるんだろうな。万引きを許せないという店長の気持ちもわかるし、人にはそれぞれ事情があるというのもわかるし、心苦しい。

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    2025年10月05日
  • 青い鳥、飛んだ

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    Mは時間潰しのため万引きを繰り返し行ってきた。
    もし捕まってしまったら「園」の先生にも迷惑をかける。
    分かっていても止められない。
    ある日、コンビニの店長、柳田がMの犯行を目撃。
    そのまま警察に突き出されてしまった。

    柳田は万引き犯の男を捕まえる際
    引き倒し死なせてしまう。
    SNSで動画が拡散され、彼の人生は黒く塗りつぶされていく。

    登場する人たちの決して楽ではない生活は
    読んでいても苦しくて辛い。
    しかし、救いの手を差し伸べる者もいる。
    柳田もMも、もがいてもがいて這い上がる。
    諦めない気持ちだけで生きていけるほど甘くはない。
    苦しみもがいている人たちが
    すこしでも報われる社会であってほ

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    2025年10月01日
  • 漂う子

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    児童虐待、居所不明児、棄児、ストリートチルドレン、神待ち、児童ポルノ、売春⋯と、子どもを取り巻く闇が次々浮き彫りにされていきます
    行政は完璧では不完全、NPO法人も限定的
    すべての子どもたちの人権が尊重されて、安心して眠れる日が来ることを祈っています

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    2025年09月24日
  • 青い鳥、飛んだ

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    面白かったです。
    被害者になるか、加害者になるか、人はいい面もわるい面もあるから、自分の精神状態や環境によって人生が変わる瞬間はあると思う。
    そして人生のなかで被害者と加害者が交わって、より複雑になることも。
    厳しい現実と向き合う人もいるんだということは、忘れないで今を生きていたい。

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    2025年09月11日
  • 青い鳥、飛んだ

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    コンビニ店長だった柳田と高校生の頃に柳田の経営するコンビニで万引きをしたミチル。
    万引きを絶対に許すことができない柳田は万引き犯の捕獲に懸命になるが、ある日捕まえた万引き犯が死んでしまう。
    ミチルは高校を退学になり、やがて違法スレスレのメンズエステ店で働くようになる。
    それぞれの人生は二度と交錯することはないと思われたが、ある事件をきっかけに再び交わることになる。
    柳田やミチルのその後が気になって最初から最後まで一気に読んだ。
    ラストには救いがあって、その点は良かったと思う。

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    2025年09月06日
  • 青い鳥、飛んだ

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    ニュースでも取り上げられているような社会問題が物語に組み込まれていて、自分があまり知らない世界だったが分かりやすくて集中して読めた。
    前半は心がぎゅっとなるような苦しい場面が多かったが後半は闘い向き合う登場人物たちを応援する気持ちで読んだ。

    現実を考えると簡単には解決しないものばかりだろうけれど、それでも信念を持って向き合い続けることが大切なのだなと思った。

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    2025年08月20日
  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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    涙なくしては読めない 極上の社会派ミステリー


    警察事務官を辞めた主人公は
    手話の特技を活かし手話通訳士となる
    少しずつ明らかになる主人公の過去…
    過去の殺人事件と現在の殺人事件が
    交錯するとき…
    全ての真実が明らかになる



    ミステリーの内容も素晴らしいが
    生まれながらに聴こえない人が使う手話と
    事故や病気などで難聴になった方が
    習得する手話との違いがあること…
    そしておのおのが抱える心の悩みがあること…

    私たちのすぐそばにいる方であるはずなのに
    私たちが知らない世界がそこにあり…
    恥ずかしいながら…
    知ろうとしてこなかった世界だったと痛感した


    相手の想いや言葉を知

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    2025年08月15日